子どもと魔法vol.1 石川晋先生とする公開リフレクション

新大阪のcoarcで開催。20名満員で、実際には23名。まさに満員御礼。

豊田さんと橋本さんの昨年一年間の営み、それを改めて、伴走したぼくと公開でリフレクションするという企画でした。

会のデザイン、ファシリテーションなどは、大いに検討の余地あり。ぼくと公開でリフレクションするという流れになったかどうかは、ちょっと・・・。

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ただし、お二人の昨年の経験は、折り紙付きのものすごさでしたから、提案内容に、20名の思考はフル回転だったと思います。

日々をテキスト&映像ベースで記録していたということが、提案としての価値を飛躍的に高めることになり、改めて「記録する日常」の大切さを実感しました。何よりもこれほどの重みのあるものを、限定的な場所とは言え、公開した二人に、本当に拍手でした。

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理念や理想や理屈をたくさん「学び」として積み上げたと誇っても、日々の這うような思考の積み上げを通して、本当に血の通ったものにしていかねば、子どもにはわかってしまう、そういうことを考えました。

 

授業づくりネットワーク理事長訪問①高松の会終了

高松の会、呼んでくださった黒川さんと、そのステキな仲間のみなさんの尽力で楽しく終わりました。

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今回は、午前中にディープに学級づくりの話。午後は合唱を、実際にワークショップで実施。久しぶりに合唱講座でしたが(指導では各地に入っているのですが)とても充実の時間でした。参加者は全部で10名。快適でした。

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この4月の時期に合唱講座、たしかに今すぐの緊急度は決して高くないと思います。でも、その講座を創る呼び手の熱量。

長く、四国はごく一部を除いてこうした民間教育研修が「上陸」しにくいところでしたが、徳島、高松、顔が見える素敵な先生、チームが現れてきました。本当に素晴らしいと思います。

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前夜は、河田先生が主催するサークルユビキタスにも参加させていただきました。百数十回毎月続いてきたサークルです。本当にすごいと思う。レポートを書き、提案をするサークル・・・

大切にしなくてはいけないことが、ずーんと目の前にある、そういう三日間でした。

また来ますね。徳島・高松。

 

徳島市立新町小学校で・・・明日は高松で研修講座

今日のぼくのミッションは、数年来のお付き合いである八波田先生のいらっしゃる小学校で、先生の一日を拝見すること。そして他のいくつかのクラスも含めて読み聞かせや国語の授業をすることでした。

どのクラスも、新年度の輝きに満ちていて、まぶしい感じ。

先生と子ども達が一緒になって新しい関係づくりを模索していく姿は、ああ、美しいなあと素直に思えます。こんな忙しい時期に学校訪問を許していただいて、感謝しかないなあと思う一日でした。

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今年はきっと、この学校に何度か足を運べるのではと思います。

昨年訪問した時に出会った子ども達は、それぞれ一学年ずつぐぐんと成長していました。

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明日は、高松で合唱講座。今のところ、10名弱くらいの小さな会ですが、大きな一歩です。この時期にクラス合唱にフォーカスする、主催の黒川さんの思いに丁寧に応えたいなあと思っています。これから彼が参加しているサークルに顔を出してきます。

 

 

 

眉山のふもとの学校へ

昨年に続いて二度目の訪問になる小学校へ。眉山の近く。

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早起きをして、今日の予定の4つの授業の準備をする。

2年生の読み聞かせ。

3年生の国語授業「きつつきの商売」1時間と読み聞かせ1時間。

4年生は読み聞かせ少しと国語授業「白いぼうし」。

2年生と4年生は、昨年も読み聞かせを経験済なので、選本を調整。

 

学級通信の腕を上げる会①徳島終了

昨年は、大阪と米子で開催した学級通信の腕を上げる会。

今年は第一弾を徳島で開催しました。学校(職場)帰りに寄ってくださった4名の方とみっちりお話し。実物もたくさんあり、とても学びの多い時間でした。

ご縁があって、徳島に来るようになってもう4年目です。小さいけれど確実な種まきになっていることに実感・手ごたえを感じます。

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今年度はきっと何度かこの地を訪れることになるでしょう。

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ぼくの出来ることを、一緒に形にしてくださるたくさんの方々に感謝しなければ。

明日は新町小学校です。これから授業のプランを再考します。

 

シャルパンティエ:イタリアの印象

シャルパンティエ:イタリアの印象

 

 シャルパンティエ、そしてマスネ。

アルベール・ヴォルフ指揮、パリ音楽院管弦楽団。やや古風な、でも味わい深い、いい演奏だな。

 

ペレーニのハイドン

ペレーニの数少ない録音の数々は、ぼくにとってほぼ「神聖」の領域に属するものだ。

ハイドンのチェロ協奏曲の録音を、どのくらいの人が聴いたことがあるのだろうか。

 

ハイドン:チェロ協奏曲第1&2

ハイドン:チェロ協奏曲第1&2

 

 

少なくともこの曲に関して、これ以上の演奏は、ないと思う。

今日は機内から富士山がよく見えた。

今年の研修の旅路にふさわしい日和だな。

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さあ、学級通信について。

まず4名のみなさんとていねいに考えるところから始めよう。

 

 

ラヴェルのピアノ曲、徳島で読む絵本

先日、ラヴェルの歌劇「子どもと魔法」をいろいろ腐したばかりだが、ラヴェルピアノ曲は本当に素晴らしいと思う。これほどの詩情をたたえた音楽は、他にショパンしかない、と思う。昨夜からずうっと聴いている。ボリス・クライ二―、そして今はエル=バシャ。 

ラヴェル:ピアノ作品全集

ラヴェル:ピアノ作品全集

 

 

ラヴェル ピアノ・ソロ作品全集

ラヴェル ピアノ・ソロ作品全集

 

 少し心穏やかに、出発できそうだな。

いい時間を過ごそうと思う。食べ過ぎないこと、夜更かしをしないこと、もちろん呑みすぎないこと。

 

徳島の新町小学校の3学年分の読み聞かせ、プラン決まりました。

 

いろいろへんないろのはじまり

いろいろへんないろのはじまり

 

 

 

すごいサーカス

すごいサーカス

 

 

 

1ねん1くみの1にち

1ねん1くみの1にち

 

 などなど。

 

 

蕎麦屋へ

一年近く暮らしながら、行けていなかったすぐ近くの蕎麦屋で夕食を食べる。

たたずまいからしてうまそうだったが、確かにうまかった。

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サイドのメニューに肉じゃがや、山野草のおひたしなんていうのがあって、いい。

頼んでみると、今日はセリだった。幸せな気持ちになる。

明日から徳島なのに、なんの準備もできていない。夜も方々から来る連絡への返信に緩やかに追われる。

 

田舎教師としての矜持

28年間の北海道の中学校教員としての生活の大半は田舎暮らしでした。

特に後半の10数年は、進んで田舎を選択する道を選びました。

一番近い大都市まで80キロ。自分の住む町まで車を進めるにしたがって、街路灯の明かりも暗くなる・・・そんなところでの教員生活は、ぼくの価値観や判断基準を決定づけたと思います。

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ぼく自身のミッションは、そういう田舎に足を運ぶこと。そしてそこで、本当に少数でも学びの場を欲している人たちの横を伴走する人でありたいということ。

4月は、四国(徳島・高松)をスタートにしました。徳島の学級通信の会は4名の参加。10名定員の半分近くまで来ました。うれしい、と思います。高松の合唱講座はこくちーずproでは1名ですが、現地の青年たちがお声がけくださって、今7名だそうです。これもとてもうれしい。稚内は5名も集まっています。南紀太地町(大阪から半日かかるところです)はなんと、もう10名もの方々が申し込んでくださっています。心が震える。

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一つ一つの会を、本当に丁寧に「伴走」したいと思います。

まずは今週の徳島、高松、まだもう少し入れそうです。どうぞいらしてください。

 

学級開き、という文化

今日の見学もおもしろかった。

1対面式

2学活(出会い)

3委員会・係決め

4学活+避難訓練(最後の20分強)

で、井上さんは、2から4を子どもたちと相談しながら事実上ぶち抜きで使っていくわけです。学年の横並びの教室は、当然50分刻みで行っていくわけです。この違いは、今日に関しては、ほとんど顕在化しません(みんな自分のことで一緒懸命ですから)。ただ、思想の違いははっきり表れているよなと思います。

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アクティビティは学年団で事前に検討し、各学級一斉に行っていたものです。ですから、文字通り「運用の仕方」が違う、そしてそこに思想が現れるということです。

いくつか名言。

「ぼく、学級開き苦手です・・・年に一回しかやらないからうまくなるわけないじゃないですか。授業でいいです」

「今年はカンファレンスしようかな」

ちなみに、アクティビティと、それにつながる役員決めの流れは、達意のそれでした。

井上さん、素晴らしい。

役員決めは、多くの教室にとって鬼門であり、どう自由にやろうとも、結局そこだけははめこまれてやらなければならないものなのですが・・・実に軽やかに、子ども達は、やってしまいました。