アミューズメントスポットに学ぶことの、なんと多いことよ

5日から8日は、アミューズメントスポットのハシゴになりました。

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www.puroland.jp

dino2019.jp

www.cottonclubjapan.co.jp

チームラボボーダレスだけ、少し言及しておくと、現状での大規模デジタルアートの可能性と限界みたいなものを感じました。とてもおもしろい、でも、例えば「既存の施設内での投影」という手法によって生じる「粗さ」。そもそも個々のアートそのものの質は、まだ全然問えないレベルだと感じました。例えば、それは、プロジェクションマッピングを見るたびにぼくが感じる、面白さと粗さのようなものと似ています。もっとも、これがさらに1年単位で圧倒的に解消されていく未来も予見できました。

ただ、どこまで行っても、ぼくには「疑似体験」であるとも思えます。自然と都市とのボーダレスというけれど、例えば、それは文学的には1980年代の終わりに日野啓三が既に十二分に言及していた実感です。

都市という新しい自然

都市という新しい自然

 

 その言語的な質感によって受けた衝撃に比べると・・・ここで示されている「自然」ってなんだろうということも、まあ、感じるわけです。

豊洲も行ってみなくちゃな。

 

思考停止をどうする

夏休み前半の研修会の流れがひと段落し、あちこちぶらぶらしている。その中で、泡のように湧き上がってくる考えや感情や書き残しておこうと思います。言葉のつぶて、断片という感じです。

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なぜ、シングルイシュー的に解決できると(解決できるかのように)発言するのだろうか。複雑な諸相と向き合うのが大変だからか・・・。

 

新しい実践を阻んでいるものは、同僚とか学校の仕組みとかのように語られることが多いわけです。でも、実は阻んでいるものは、学び手(子どもたち)の学習歴にあるのではないでしょうか。教師が「思い込みや願い過多」(失礼!)で、教室に投げ込むものについて、子どもたちが納得していない、価値がわからない、そういうことが起こっているんだなと思います。子どもとの十分な話し合いによって、感情も必要も共有するプロセスを辿っていないんだろうなあと思うのです。

 

こんなに暑いのに、エアコンが設置されたことを理由に、夏休みを削り取っていく国。そういう異常さに管理職が声を上げない国。残念です。

 

表現の不自由展。図らずも、この国の表現の不自由を、ドラスティックに見せつける場になってしまいました。公と私とが連帯・連携することで運動や考え方を進めていきたいという方向があります、よくあります。でもなあ、そもそも表現の不自由展は、レジスタンスとして提案されるのでよかったのかもなあと、まだぼんやりですけど、考えています。

 

 

道徳のチカラ(道徳教育改革集団)中学セミナー 2019.8.4

中野サンプラザ。旧知の道徳のチカラ( 道徳教育改革集団)の皆さんと。

ぼくが今見ているものや、立っている場所やと、随分違うけれど、違うからここにいる意味があるのかもなあ、と思えました。

堀くんのプレゼンは久しぶりに見ましたが、実におもしろいですね。

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良い時間です。

ぼくは時間を30分いただいていて、自分の話を少し、そして「二通の手紙」。

冒頭のやりとりを「シナリオ読み」して、高校生役に気持ちを問います。

まずモデル、合田さんや清水さん、会場に学生さんに手伝ってもらいました。それからフロアに一回だけやっていただき(本来は三回)・・・その後全文通読。

「元さんの誠実さや仕事への思いはわかるけどさ、これほどのこの子どもたち、入れてあげてもいいんじゃないの?」・・・ → 人間ものさし、です。

そしてグループディスカッション。

授業は、授業そのものが「アセスメント」ですね。

最後の10分間は、僕のファシリテーションによる振り返り・・・このちょっと窮屈な時間設定でも機能するように、昔平山雅一さんが開発した「作文チキチキレース」を使います!

書く力がぐ~んとつく中学作文ワークシート (ファックス資料)

書く力がぐ~んとつく中学作文ワークシート (ファックス資料)

 
中学生を作文好きにする! 新レシピ60&ワークシート 交流+評価の工夫で言語活動を活性化

中学生を作文好きにする! 新レシピ60&ワークシート 交流+評価の工夫で言語活動を活性化

 

 

 

 

ファシリテーション×国語in東京、そして日本教育新聞の原稿が届いて・・・笑

ちょんせいこさんとのセミナー。大阪に続き、東京でした。

今日は60名くらいの参加者になったのだと思います、ありがたいことです。

びっしり朝から夜まで。

大阪とはまた少し違うプログラム。

また少し、出版が近づいた、かな。

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帰宅すると、日本教育新聞さんからの依頼で書いた原稿が届いていました・・・。なんと、このメンバーだったのか・・・この本で良かったのか・・・笑 まあ、でもこの本でしか書かなかっただろうけれど。

New Songが欲しい

アドベンチャーワールド、姫路城、通天閣なんばグランド花月・・・。

近畿地方、関西を巡りました。通天閣で見たゴキブリが大きかったです。

今日は、学事出版へ寄り、それから夜はビルボードライブ東京へ。

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ハワード・ジョーンズ。

最初の黄色の本を書き上げたのは、震災に諸々の状況が絡み合って、単著を出すしかないと決意したからでした。あとがきに書き添えたのは、リピートして聴いていたハワード・ジョーンズのNew Song.

「対話」がクラスにあふれる!  国語授業・言語活動アイデア42

「対話」がクラスにあふれる! 国語授業・言語活動アイデア42

 

今日も歌いました。最初はアレンジを変えて別バージョンで、そして後半はあのよく知るアレンジで。

でも、結局、この国にはNew Songは今のところない。というか、必要なのはNew Songではなく、これまでのNew Songのバージョンアップなのかも。

「ぼくはここで待っていたんだ、ここに来てこの歌を歌うために」・・・。

New Songにも、新しいバージョンが必要なんだね、ハワード。

 

原稿を書き

500文字ほどの小さな原稿を書きました。

もう何年も前から、◯◯のためにどんな処方箋がいいでしょう、というタイプの原稿にぼくなりに正対した結果、変なものになってしまいます(依頼が来る原稿はしかもほぼ100%そういうものです)。

今回も、そんな感じの原稿になってしまいました。

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新刊『学校とゆるやかに伴走するということ』(フェミックス)。

夏休み、どうぞお読みください。書店でもamazonでも買えるのはまだ先です。直販だと、すぐに送料無料で届きます。

 

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岸和田市立朝陽小学校へ 2019.7.30

夏の研修。

今回は、大宮小学校からも多数参加。来春1月には大宮小学校で研修をする予定です。

今日は、どっぷり。

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授業講座① 学び手中心の「言語活動」国語編(13:35~14:50)

・日常指導に結びつく短作文指導(オムニバス型授業)

 辞書引きなど

 「星占い作文」「作文チキチキレース」
・3年 「サーカスのライオン」(音読、構造読み、大きな問い一つ、単元型『学び合い』)   

3、授業講座② 学び手中心の「言語活動」道徳編(15:00~16:20)
・2年 「くりのみ」   
・6年 「門番のマルコ」

 人間ものさし、シナリオ読み、葛藤のトンネル。

 

 びっしり取り組みました。

那智勝浦町立宇久井小学校へ 2019.7.29

近隣の学校の先生もたくさん集まってくださって、40名ほど。

「もりのなか」演劇的読み聞かせ

「もうすぐ雨に」題名読み、音読の仕方、構造読み…。

「ブランコ乗りとピエロ」(シナリオ読み、人間ものさし)

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特急くろしおで紀伊半島をどこまでもどこまでも行った先の地。そこに集まるたくさんの先生方。心が動く一日でした。前の日の太地の会場には野生の猿がきてびっくりしましたが、今日は来ませんでした 笑。

また必ず、やって来ようと思いました。

 

 

 

授業づくりネットワーク理事長訪問in南紀太地 2019.7.28

南紀太地町

堀端さんの計らいにより。

今年は20名を超える参加者。ありがたいことでした。

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終日国語の話。

「つないでつないで一つのお話」「紙風船」「言葉で遊ぼう」「コマで楽しむ」「ありの行列」「極小規模校の映像」「ごんぎつね」「絵本 がたんごとん・・・さるるるる・・・むねがちくちく・・・クレメンタインのふゆじたく」

ホテルは古い温泉宿。とても静かでいいところ。でも、使えるはずのwifiが使えない。

ぼうっと過ごす。

ぼくは、田舎教師だ、としみじみ思います。

「こんな遠くまでよく・・・」ではなく、「こんな遠くだからぜひ・・・」なのです。

国語ファシリテーション講座(大阪)が終了しました

国語ファシリテーション講座、大阪・天満橋、終わりました。

ちょんせいこさんとの会です。

たくさんの参加者と朝から夜までびっしり充実の学びでした。

今回は午前「短歌・俳句」午後「ごんぎつね」夜「竹取物語」。

教材分析や解釈の実際を学ぶということと、ファシリテーションが溶け込む授業の場を作るということを強烈に意識して、これまでにない研修会を作ろうとぼくなりに珍しく(笑)奮闘しました。奮闘はきっと伝わったと思います。一方で、奮闘しているように見えないように立ちたいという願望も強いのです。

次の東京は、大阪に来られた方も二度美味しく食べていただけるように、カリキュラムマネジメントも教材へのアプローチも、またフレッシュに作ろうと思います。

教材は同じもので行こうと思います。

大阪と東京で、二度違う味のお食事会にするというのが、目下のねらいです。

午前午後夜、それぞれ参加者が少しずつ違います。

今回は夜の部に「個別・協同・プロジェクト」に焦点を当てて、すべての子どもたちの学びやすい授業の姿を一緒に考えたのですが、これも全ての時間帯に、もっともっとわかりやすく溶け込ませて行きたいなあ・・・。

ブラッシュアップは果てしがない。

せいこさん、大阪お集まりのみなさんありがとうございます。

次は8月3日、東京でお会いしましょう。まだまだ絶賛募集中です。

wbmf.info

今日は、南紀太地へ。

普通列車紀伊田辺から二時間。美しい沿線です。

紀伊半島とも少しずつご縁が広がっています。ここに来ると、ぼくが本当に思いも言葉も届けたい人々のことを、思い出せます。感謝ですね、本当に。

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この本は残念ながら、太地まで到着する前に売り切れてしまいました。

みなさんフェミックスで購入してください。

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でも、こちらは、持ってこれました!

授業づくりネットワークNo.33―あなたの授業を変える12のポイント

授業づくりネットワークNo.33―あなたの授業を変える12のポイント