それでもリアルにこだわって・・・6月の講座予定(国立、横浜・あざみ野、阪急園田、新大阪、名寄)

2021年度、研修会日程。それでも実際に会って、一緒に考えることにこだわったやります。

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21/6/15 火曜日 横浜・あざみ野10 19:00-21:00「we誌を読む その2」

21/6/17  木曜日 国立9 19:00-21:00「今、石川学級を改めて解説する」

21/6/22 火曜日 園田2 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」

21/6/23 水曜日 新大阪3 19:00-21:00「教室ディベートの基本」

21/6/27 日曜日 名寄4 13:00-15:00「若手教員とどう歩むか」

 

最近読んだ本から その20

読みやすいかなと思ったが、そうでもなかった。

自己啓発本をたくさん出す出版社から自己啓発批判の本を出すというセンスに惹かれたが、読んで思ったのは、このように自己啓発を批判して書いていくことで、この本もまた新手の自己啓発本みたいになっちゃうんだよな、ということでもあった。

 

それでもリアルにこだわって・・・2021年度連続講座日程(7/24変更)

2021年度、研修会日程。

コロナの第4波がやってきて、ぼくの企画の研修会も開催は急速に難しくなりつつあります。予定と内容を大幅に変更します。

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【北海道地区】

21/4/10 土曜日  名寄1

21/4/25 日曜日 札幌2

21/5/9 日曜日 札幌3 13:00-15:00「教室読み聞かせの手法

21/6/27 日曜日 名寄4 13:00-15:00「若手教員とどう歩むか」

21/7/24 土曜日 札幌 17:00-19:00「探究を考える」

21/8/15 日曜日 名寄 13:00-15:00「教室読み聞かせの手法」
21/9/23  木曜日 札幌6 17:00-19:00「対談:大野睦仁さんと」
21/11/28 日曜日 札幌7 13:00-15:00「鼎談:鈴木哲実さん、戸来友美さんと」
21/12/10 金曜日 札幌8 19:00-21:00「対談:平山雅一さんと」
21/12/11  土曜日 名寄9 13:00-15:00「ゲストティーチャーと創る授業」
21/12/18 土曜日 帯広10 10:00-15:00「全国の教室を回りながら考えていること」
22/1/14 金曜日 札幌11 19:00-21:00「全国の教室を回りながら考えていること」
22/2/23 水曜日 稚内12  14:00-17:00「全国の教室を回りながら考えていること」
22/2/27 日曜日 名寄13 13:00-15:00「全国の教室を回りながら考えていること」

【東北地区】

22/4/17 土曜日 仙台1

22/7/4 日曜日 仙台2 13:00-15:00「対談:鈴木優太さんと」

22/1/15  土曜日 仙台3 13:00-16:00「対談:坂内智之さんと」

 

【関東地区】

22/4/17 土曜日 大宮1

22/4/18  横浜・あざみ野2

22/4/19 月曜日 国立3

21/4/20 火曜日 本八幡

21/5/11  火曜日 国立5 19:00-21:00「対談:吉岡明子さんと」

21/5/13  木曜日 本八幡6 19:00-21:00「スタート一ヶ月を交流する」

21/5/31  月曜日 横浜・あざみ野7 19:00-21:00「対談:深谷新さんと」

21/6/2  水曜日 大島8 18:00-20:00「石川実践を解説する その1 学級づくり」(中止)

21/6/15 火曜日 横浜・あざみ野10 19:00-21:00「we誌を読む その2」(中止)

21/6/17  木曜日 国立9 19:00-21:00「今、石川学級を改めて解説する 1」

21/7/7 水曜日 本八幡11 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」

21/7/8  木曜日 大島12 18:00-20:00「協同学習で授業を改善する」

21/7/14  水曜日 横浜・あざみ野14 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」

21/7/15  木曜日 国立15 19:00-21:00「今、石川実践とはどのようなものだったのか2」

21/8/20 金曜日 横浜・あざみ野16 19:00-20:00「we誌を読む その3」

21/8/22 日曜日 本八幡 15:00-17:00「2学期の授業・教室を準備する」

21/9/14 火曜日 本八幡17 19:00-21:00「対談:飯村友和さんと」
21/9/16 木曜日 大島18 18:00-20:00「校内研修をどう改善するか」
21/9/28  火曜日 国立19 19:00-21:00「授業づくりネットワーク<探究>号を読む」

21/10/5  火曜日 大宮20 19:00-21:00「授業づくりネットワーク<探究>号を読む」
21/10/19  火曜日 国立21 19:00-21:00「対談:伊東大介さんと」
21/10/29  金曜日 横浜・あざみ野22 19:00-21:00「we誌を読む その4」
21/10/30 土曜日 水戸23 13:00-15:00「対談:矢代貴司さんと」
21/11/4 木曜日 大島24 18:00-20:00「ゲストティーチャーと創る授業」
21/11/22 月曜日 国立25 19:00-21:00「対談:村上聡恵さんと」
21/11/29 月曜日 本八幡26 19:00-21:00「2学期の授業・教室を振り返る」
21/12/8 水曜日 横浜・あざみ野27 19:00-21:00「we誌を読む その5」
22/1/16  日曜日 水戸28 13:00-16:00「全国の教室を回りながら考えていること」
22/2/8 火曜日 横浜・あざみ野29 19:00-21:00「we誌を読む その6」
22/2/9 水曜日 国立30 19:00-21:00「授業づくりネットワーク<個別最適化>号を読む」

22/2/22 火曜日 大宮31 19:00-21:00「授業づくりネットワーク<個別最適化>号を読む」

22/3/6 土曜日 国立32 13:00-17:00「平成年間の民間教育史を極私的に語る」

22/3/8 火曜日 本八幡33 19:00-21:00「全国の教室を回りながら考えていること」
 
【中部・甲信越地区】
21/9/12 日曜日 新潟2 14:00-17:00「教室読み聞かせの手法」
21/10/27 水曜日 甲府3 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」
21/1/29 土曜日 静岡4 10:00-12:00「教室読み聞かせの手法」
21/1/30  日曜日 名古屋5 10:00-13:00「全国の学校を回りながら考えていること」

 

【関西地区】

21/4/18 日曜日 新大阪1

21/6/22 火曜日 園田2 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」

21/6/23 水曜日 新大阪3 19:00-21:00「教室ディベートの基本」

21/7/25 日曜日 新大阪4 16:00-18:00「対談:武田緑さんと」

21/8/29 日曜日 園田5 19:00-21:00「石川学級を映像で見る」

21/9/6 月曜日 近鉄奈良6 19:00-21:00「小野領一学級をリフレクションする 1」
21/9/11 土曜日 太地7 10:00-15:00「協同学習で授業を改善する」
21/9/20 月曜日 新大阪8 16:00-18:00「対談:福島哲也さんと」
21/10/22 金曜日 園田9 19:00-21:00「詩の授業を創る」
21/10/23 土曜日 神戸・文学教育講座(多賀一郎さんと)
21/10/24 日曜日 舞鶴10 13:00-16:00「教室読み聞かせの手法」(多賀一郎さんと)
21/10/25 月曜日 近鉄奈良11 18:00-20:00「小野領一学級をリフレクションする 2」
21/11/10 水曜日 新大阪12 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」
21/12/4 土曜日 舞鶴13 11:00-16:00「学級づくりの基礎基本」
21/12/6 月曜日 近鉄奈良14 18:00-20:00「小野領一学級をリフレクションする 3」
22/2/1 火曜日 園田15 19:00-21:00「ゲストティーチャーと創る授業」

22/2/6 日曜日 神戸・音読の会(佐藤隆史さんと)

22/2/14 月曜日 近鉄奈良16 18:00-20:00「小野領一学級をリフレクションする 4」
22/2/16 水曜日 新大阪17 19:00-21:00「全国の学級を回りながら考えていること」

 

【中国・四国地区】
21/8/28 土曜日 防府13:00-16:00「協同学習で授業を改善する」
21/8/28 土曜日 広島18:00-20:00「授業づくりネットワーク「若手教員」号を読む」
21/8/29 日曜日 岡山13:00-16:00「鼎談:藤原なつ美さん、南惠介さんと」
22/2/5 土曜日 徳島13:00-17:00「全国の学級を回りながら考えていること」
22/2/20 日曜日 広島10:00-14:00「全国の学級を回りながら考えていること」
 
【九州地区】
21/10/16 土曜日 鹿児島12:00-16:00「IBと組織開発」
21/10/17 日曜日 博多10:00-12:00「教室読み聞かせの手法」
21/11/20 土曜日 熊本10:00-16:00「若手教員とどう歩むか」
22/2/19 土曜日 博多10:00-16:00「全国の学校を回りながら考えていること」

最近読んだ本から その19

多賀さん、南さんの本。シリーズ二冊目。前作よりも具体的でお二人の理解の深化も感じる良い本でした。読めば概ね納得するのですが、でもタイトルが誤解を生むなあとも感じます。

 

それでもリアルにこだわって・・・2021年度研修会一覧(21/6/23現在)

2021年度、研修会日程。

コロナの第4波がやってきて、ぼくの企画の研修会も開催は急速に難しくなりつつあります。予定と内容を大幅に変更します。

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【北海道地区】

21/4/10 土曜日  名寄1

21/4/25 日曜日 札幌2

21/5/9 日曜日 札幌3 13:00-15:00「教室読み聞かせの手法

21/6/27 日曜日 名寄4 13:00-15:00「若手教員とどう歩むか」

21/7/24 土曜日 札幌 17:00-19:00「1学期をリフレクションする」

21/8/15 日曜日 名寄 13:00-15:00「教室読み聞かせの手法」
21/9/23  木曜日 札幌6 17:00-19:00「対談:大野睦仁さんと」
21/11/28 日曜日 札幌7 13:00-15:00「鼎談:鈴木哲実さん、戸来友美さんと」
21/12/10 金曜日 札幌8 19:00-21:00「対談:平山雅一さんと」
21/12/11  土曜日 名寄9 13:00-15:00「ゲストティーチャーと創る授業」
21/12/18 土曜日 帯広10 10:00-15:00「全国の教室を回りながら考えていること」
22/1/14 金曜日 札幌11 19:00-21:00「全国の教室を回りながら考えていること」
22/2/23 水曜日 稚内12  14:00-17:00「全国の教室を回りながら考えていること」
22/2/27 日曜日 名寄13 13:00-15:00「全国の教室を回りながら考えていること」

【東北地区】

22/4/17 土曜日 仙台1

22/7/4 日曜日 仙台2 13:00-15:00「対談:鈴木優太さんと」

22/1/15  土曜日 仙台3 13:00-16:00「対談:坂内智之さんと」

 

【関東地区】

22/4/17 土曜日 大宮1

22/4/18  横浜・あざみ野2

22/4/19 月曜日 国立3

21/4/20 火曜日 本八幡

21/5/11  火曜日 国立5 19:00-21:00「対談:吉岡明子さんと」

21/5/13  木曜日 本八幡6 19:00-21:00「スタート一ヶ月を交流する」

21/5/31  月曜日 横浜・あざみ野7 19:00-21:00「対談:深谷新さんと」

21/6/2  水曜日 大島8 18:00-20:00「石川実践を解説する その1 学級づくり」(中止)

21/6/15 火曜日 横浜・あざみ野10 19:00-21:00「we誌を読む その2」

21/6/17  木曜日 国立9 19:00-21:00「今、石川学級を改めて解説する」

21/7/7 水曜日 本八幡11 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」

21/7/8  木曜日 大島12 18:00-20:00「協同学習で授業を改善する」

21/7/14  水曜日 横浜・あざみ野14 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」

21/7/15  木曜日 国立15 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」

21/8/20 金曜日 横浜・あざみ野16 19:00-20:00「we誌を読む その3」

21/8/22 日曜日 本八幡 15:00-17:00「2学期の授業・教室を準備する」

21/9/14 火曜日 本八幡17 19:00-21:00「対談:飯村友和さんと」
21/9/16 木曜日 大島18 18:00-20:00「校内研修をどう改善するか」
21/9/28  火曜日 国立19 19:00-21:00「授業づくりネットワーク<探究>号を読む」

21/10/5  火曜日 大宮20 19:00-21:00「授業づくりネットワーク<探究>号を読む」
21/10/19  火曜日 国立21 19:00-21:00「対談:伊東大介さんと」
21/10/29  金曜日 横浜・あざみ野22 19:00-21:00「we誌を読む その4」
21/10/30 土曜日 水戸23 13:00-15:00「対談:矢代貴司さんと」
21/11/4 木曜日 大島24 18:00-20:00「ゲストティーチャーと創る授業」
21/11/22 月曜日 国立25 19:00-21:00「対談:村上聡恵さんと」
21/11/29 月曜日 本八幡26 19:00-21:00「2学期の授業・教室を振り返る」
21/12/8 水曜日 横浜・あざみ野27 19:00-21:00「we誌を読む その5」
22/1/16  日曜日 水戸28 13:00-16:00「全国の教室を回りながら考えていること」
22/2/8 火曜日 横浜・あざみ野29 19:00-21:00「we誌を読む その6」
22/2/9 水曜日 国立30 19:00-21:00「授業づくりネットワーク<個別最適化>号を読む」

22/2/22 火曜日 大宮31 19:00-21:00「授業づくりネットワーク<個別最適化>号を読む」

22/3/6 土曜日 国立32 13:00-17:00「平成年間の民間教育史を極私的に語る」

22/3/8 火曜日 本八幡33 19:00-21:00「全国の教室を回りながら考えていること」
 
【中部・甲信越地区】
21/9/12 日曜日 新潟2 14:00-17:00「教室読み聞かせの手法」
21/10/27 水曜日 甲府3 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」
21/1/29 土曜日 静岡4 10:00-12:00「教室読み聞かせの手法」
21/1/30  日曜日 名古屋5 10:00-13:00「全国の学校を回りながら考えていること」

 

【関西地区】

21/4/18 日曜日 新大阪1

21/6/22 火曜日 園田2 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」

21/6/23 水曜日 新大阪3 19:00-21:00「教室ディベートの基本」

21/7/25 日曜日 新大阪4 16:00-18:00「対談:武田緑さんと」

21/7/26 月曜日 園田5 19:00-21:00「石川実践を映像で紹介する」

21/9/6 月曜日 近鉄奈良6 19:00-21:00「小野領一学級をリフレクションする 1」
21/9/11 土曜日 太地7 10:00-15:00「協同学習で授業を改善する」
21/9/20 月曜日 大阪・京橋8 16:00-18:00「対談:福島哲也さんと」
21/10/22 金曜日 園田9 19:00-21:00「詩の授業を創る」
21/10/23 土曜日 神戸・文学教育講座(多賀一郎さんと)
21/10/24 日曜日 舞鶴10 13:00-16:00「教室読み聞かせの手法」
21/10/25 月曜日 近鉄奈良11 18:00-20:00「小野領一学級をリフレクションする 2」

21/11/6 土曜日 神戸・音読の会(佐藤隆史さんと)
21/11/10 水曜日 大阪・京橋12 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」
21/12/4 土曜日 舞鶴13 11:00-16:00「学級づくりの基礎基本」
21/12/6 月曜日 近鉄奈良14 18:00-20:00「小野領一学級をリフレクションする 3」
22/2/1 火曜日 園田15 19:00-21:00「ゲストティーチャーと創る授業」
22/2/14 月曜日 近鉄奈良16 18:00-20:00「小野領一学級をリフレクションする 4」
22/2/16 水曜日 大阪・京橋17 19:00-21:00「全国の学級を回りながら考えていること」

 

【中国・四国地区】
21/8/28 土曜日 防府13:00-16:00「協同学習で授業を改善する」
21/8/28 土曜日 広島18:00-20:00「授業づくりネットワーク「若手教員」号を読む」
21/8/29 日曜日 岡山13:00-16:00「鼎談:藤原なつ美さん、南惠介さんと」
21/11/7 日曜日 徳島13:00-17:00「探究の授業を創る」
22/2/5 土曜日 高松13:00-17:00「全国の学級を回りながら考えていること」
22/2/20 日曜日 広島10:00-14:00「全国の学級を回りながら考えていること」
 
【九州地区】
21/10/16 土曜日 鹿児島12:00-16:00「IBと組織開発」
21/10/17 日曜日 博多10:00-12:00「教室読み聞かせの手法」
21/11/20 土曜日 熊本10:00-16:00「若手教員とどう歩むか」
22/2/19 土曜日 博多10:00-16:00「全国の学校を回りながら考えていること」

6月の連続講座・・・それでもリアルにこだわる。

6月の連続講座です。会場の条件変更などがない限り、這ってでもたどりつき実施します。

21/6/2 水曜日 大島町

21/6/15 火曜日 あざみ野講座

21/6/17 木曜日 国立講座

21/6/22 火曜日 園田講座

21/6/23 水曜日 新大阪講座

21/6/27 日曜日 名寄講座

 

最近読んだ本から その18

松岡享子さんにはたった一度だけお会いしたことがある。それはどらねこ文庫(つまりぼくの家で開設されていた家庭文庫)に、彼女が訪問した折だった。彼女は、多分、伊藤忠財団との協同で、日本中の文庫活動の現場を取材訪問して、事実上1対1で聞き書きをしていたのだと思う。ぼくはたまたまその現場に居合わせた。

母が子どもの本の活動に関わって涙を流す場面を見たのは、ぼくにとってはたった2回しかない。そのうちの一回が、その日のその場面だった。

松岡さんの本を読むのは久しぶりだった。子どもと本の活動に向き合ってきた一人一人に沁みる、そして背中をそうっとさすってもらえる、そういう珠玉の言葉に満ちた一冊だった。

子どもと本 (岩波新書)

子どもと本 (岩波新書)

  • 作者:松岡 享子
  • 発売日: 2015/02/21
  • メディア: 新書
 
子ども文庫の100年――子どもと本をつなぐ人びと

子ども文庫の100年――子どもと本をつなぐ人びと

 

多分この本が、その時の取材などを含めた一連の動きをまとめたものなのだが、購入したまままだ読めていない。

 

 

アートを旅する 2021年4-5月(札響、神奈川フィル、中原悌二郎、ピングー展、浮世絵展など)

中原悌二郎賞創設50周年記念展「& MORE in Station Gallery 展」。

旭川駅ステーションギャラリー。まあ、駅を利用する人自体が少ないのだが、ここは、良いものをしかも無料で展示しているのに本当にいつも客が少ない。コロナに関係なく少ない。こうして悌二郎賞作品のいくつかを見ると、本当に良い作品が並んでいて、この賞のレベルの高さを感じる。一つ一つ立ち止まって見てしまう、心が動く作品群だった。

札響定期637回。hitaru。

神尾真由子さんのグラズノフは、気迫の演奏。神尾さんは良い時と残念な時とが僕が聴く時にはどうにもはっきりしているのだが、今回はよかった。とは言え、時々音程が気になってしまうんだよな。武満の弦楽のためのレクイエムは今回初めて清冽な美しい音楽だなと感心した。シェエラザードは、ソロは先日の日本フィルの豊嶋さんが妖艶とすると、田島さんはどこか楚々としている感じ。ソロは豊島さんに軍配。でも全体の説得力は今回の広上&札響の方がずっとよかった。とはいえ、なんだか浮き立たなかったのは、ぼくの心持ちのせいか。hitaruは、中途半端だな、響きが、と思う。

華麗なるコンチェルトシリーズ。神奈川県民ホール

久々の神奈川フィル。華麗なるコンチェルトシリーズ。山根一仁さんはまだこんなに若いのか。尻上がりに良いメンデルスゾーン。デッドな響きのホールで熱演。音も個性的。往年のエルマンを思わせるような。千住の音にも少し似て、近年こういう個性的な音のヴァイオリニストは少なくなってしまいとても貴重だと思う。

伊藤悠貴さんのチェロもよく鳴っていた。伸びやかで、しかも奔放。合わせるのも上手。遠くアメリカ大陸でドヴォルザークが見たであろう夕日を思わせるような大きな演奏だった。

及川浩治さんのラフマニノフ2番は、及川さんらしいかっこいい演奏。エンターテイナーだなと思う。キザが板についていて素敵だ。ピアノの下にいくつかミスタッチの音がこぼれ落ちているような感じでもあるが、推進力がいい。先を聴いてみたくなる音楽だなあと思う。指揮は、代役の梅田俊明さん。厳しい条件での代演で、オケを魅力的に鳴らして素晴らしかった。梅田さんは前もコンチェルト指揮で都響だったと思うが、合わせるのが上手な指揮者だなと思う。ケレン味がないというのは、こういうのを言うのだろう。

40周年記念ピングー展。

ただでさえ閑散としているサッポロファクトリー。コロナ下で同時刻に鑑賞しているのはぼくも入れて4名だけだったが、見応え満点だった。絵コンテもたくさん。コンテを繋いで動画にしてみたものなどもある。何よりも、そうだった、ピングーはコマ撮りアニメだったんだよな! と。一世を風靡したピングーを今の子たちは知っているのかな。ぼくはずいぶん昔に、好きだった人に、ピングーのペンをもらって、色が出なくなって使えなくなってもずうっと持っていたんだった。長く生きていると、いろんなものに、一つずつ代えがたいエピソードが染み込んだり、張り付いたりしていく。ファクトリーという場所にも、いろんな感情があり、不思議な心もちにとらわれる時間でもあった。

日本浮世絵博物館所蔵「国貞広重国芳コレクション」。道立近代美術館

表題の3人だけではない充実の作家・作品が集結する展示だった。感染が厳しくなってくる時期だったが、観覧者はまだそれなりにおり、もっとも都心で同じ展覧会をやればぎゅうぎゅうかもと思えば、一つずつじっくり見られる環境は喜ばしかった。ぼくは浮世絵にはあまり明るくないのだが、このくらい充実した量の作品を見ると、浮世絵の世界にもアートを極める者、漫画的なアプローチに執心する者、際どい表現を試行する者、様々なのだなと思う。思えば、「浮世絵」というジャンル分けは、西洋絵画をいくつものジャンルに分類して語ることを考えれば、いささか雑すぎるのだろうが、それがいいのだ。

道立旭川美術館の広重展も楽しみにしているのだが、宣言下で閉鎖で、さて見ることができるかどうか。旭川は、次の「江口寿史イラストレーション展 彼女」もとても楽しみだ。いずれにしても、近代美術館はうまいこと間に合ってよかった。

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すぽんじのこころでつぶやく 2021年5月上旬


1 さて、少し炎上も覚悟で。

  ぼくはぼくの家族に関わる署名のことでとても苦い経験があるので、署名についてはリアル・電子を問わず慎重だが、しないわけではない。その正負の影響なども飲み込みながらどうしても社会的インパクトが必要だと思えばする。

 宇都宮さんの五輪反対署名もした。派生して池江さんをはじめとするアスリート本人への直接的な五輪反対表明の働きかけがあって、議論がわきおこっているが、そういう様々な問題が起こることをある種覚悟の上で、それでも動き出さなくてはいけない時もある。要は一人の人として意見表明についての自分の背負う責任についての当たり前程度の覚悟すらないで意見表明はできないものだと思っている。そして、みんながそのように責任を持って意見表明すルべきだと思っている。

 「教師のバトン」にも初期から懐疑的なツイートをして一部の不興も買ったが、何がぼくをそういう懐疑的なつぶやきに走らせるかというと、結局予想通り「文部科学省への告げ口と言いつけ」の形に堕して行ったからだ。影響力のある人や力のある組織におねだりをして何かを変えてもらおうというさもしい考えをキッパリ捨てるところから、初めて、「的」なんて曖昧な言葉のつかない「主体」が生まれるのだと考える。

 

2 朝のNHKをダラダラ見ていると、暗い気持ちになっていく。<買い物でSDG's><エシカル消費>・・・ぼくが教員になって以降だって、代替フロン、EM菌、健康食品、自然派化粧品、ケナフ…消費ベースのライフスタイルを根本的に見直さずに何かを代置する話ばかりで、緩やかな坂道を下ってきて、今ここ。

 カカオのフェアトレードチョコだって、そもそも歴史的にはカカオしか作付けさせない搾取がスタートだろう。ぼくらがヒエやアワしか作付けできないループに押し込められた後、フェアにトレードしましょうって言われてるようなもんじゃないか…。

 

3 自分の教育実践は大きく形を変えていくもの。それを思い描かず一時の手応えと自信を背景に生煮えの本を世に出し、それが十字架になった実践者はたくさんいた。東井義雄や無着成恭でさえそうだった。若き実践者は可能性の塊だがそれは長い長い流転の旅路の入口に立っていることを示しているに過ぎない。ぼくは東日本大震災を契機に意を決して数冊の単著を編んだ。それまでは共編著しか引き受けないと決めていた自分にとって大変な決断だった。結果として40代半ばまで単著をまとめなくて良かったと思っている。今読むとそれでも明らかに生煮えの本。恥ずかしいなと思うページばかりだ。

 

4 選べるものがあふれるという状態は、選べるものが何もないという状態と、現象的にはほぼ同じだ。個別最適な学びの一番の難しさは、子どもの前に選択の大風呂敷を広げる「だけ」になることだと思っている。

 

5 後は判断を任せますとして、良さげなものを放り込むことは、とても罪深い結果を招くこともある。編集者やキュレーターの仕事の本質は迷いながらも選んだものを構成して差し出すことだ。そこを事実上放棄した仕事のなんと多いことだろう。

 

6 判断選択の背景にはちゃんと「知性」があることが、かつては自明の前提だった。ここが崩れてしまった社会はもろい。

 

7 一人一台デバイスは素晴らしかったが、それを支えるものとして普通にあったはずの知性主義の崩壊があまりにも深刻で、ただただ崩壊と分断を生むツールになってしまいそうだ。かなしい。もちろん施策を打つ側には、施策を打ち出すための現状分析と説明責任とがある。少なくともディベートを学ぶ中で、ぼくは、立案者の側の責任を、そのように学んだ。学術会議への無知で無学な介入や、コロナの学者への不見識でみすぼらしい対応の数々を見ていると、そもそも知性主義を崩壊させてきたツケを、自分たちで払っていると見える。もっとも政策立案・執行に関わる側が、針小棒大に成功事例を指さして十分な成果を上げていると強弁するのも、もうこの国ではお決まりの状況だ。

 

8 年齢受容の難しさの一つは、自分の発言が一つの権威として受け止められてしまうことだ。僭越ながら…マイノリティとして若くして発信されてきたあなたもあなたも…発言が既に一つの権威として反駁しにくく受け止められている可能性がある。マイノリティの代弁はステータスの上昇とともに難しくなる。

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最近読んだ本から その17

実家の本の片付けを始めると、思い出の詰まった絵本に各駅停車する。何気なく中を開いたら、琴線に触れてしまう、というようなことが頻繁に起こる。これをぼくは、ちゃんと処分できるんだろうか・・・。

さて、下記の本、とてもとても勉強になった。書き手には、ちょんせいこさんを通じて知己を得た方も何人かいらして、彼らの尊い仕事の一端が初めて少しわかった。

「教師のための」と書いてあり、文字通り基本的なことが学べる本なのだが・・・この本は売れないんだろうなあ。学校の先生は今や仕事上優先順位の高い本しか購入しない。興味はあっても、それを読みほぐす時間が自分にないことを多くの先生が知ってしまっている。そういえば、ぼくの『中一ギャップ』もそうだった。もちろん書き手の三人の咀嚼の状況が未熟だったことや、その他いろんな要素はあるにせよ、結局、中一ギャップは、小6の先生は気にかかっても読まないし、中1の先生はクラスの一人二人のための本よりも、全体を動かすための本に食指が伸びる。

この本もそういう感じだろうなあと推測する。みんなぜひ読んだらいいのに。

中1ギャップ―中学校生活になじむ指導のポイント

中1ギャップ―中学校生活になじむ指導のポイント