今後の講座予定(2023年1月ー2月上旬 ちょんさんとのセミナー&仙台、水戸、名寄、あざみ野、札幌、徳島、国立、甲府、大宮、阪急園田)

ちょんせいこさんとの共著についてのセミナーは下記の日程で大阪と東京で行います。

大阪 1月7日

東京 1月8日

稚内

3月18日土曜日13時―16時

 

名寄

1月19日木曜日19時―21時

3月17日金曜日19時―21時

 

札幌

1月27日金曜日19時ー21時

仙台

1月14日土曜日13時―16時

水戸

1月15日日曜日13時ー15時

大宮

2月8日水曜日19時―21時


国立

2月1日水曜日19時―21時

3月23日木曜日19時―21時

 

自由が丘

 

本八幡

3月25日土曜日13時―16時

 

千葉県・茂原市

 

あざみ野

1月25日水曜日19―21時

3月22日水曜日19―21時

 

甲府

2月15日水曜日19―21時

園田

2月23日祝16時―18時

3月8日水曜日19時―21時

 

舞鶴

 

那智勝浦

 

徳島

2月2日木曜日19時―21時

3月3日金曜日19時ー21時

 

小倉

3月2日木曜日19時―21時

水野雅友『校長の仕事』

お世話になってきた学校の校長先生からご恵送いただいた。

ぼくは、こうしたハウツーではない、実地・実感がそこかしこに溢れている教育実践書が好きである。

いまや、現場への想像力を働かせることをできる限り取り去ってしまおうとする本のなんと多いことだろう。

冬休み、読書のリハビリも兼ねて読ませていただこうと思う。

 

佐々木潤『個別最適な学び×協働的な学び×ICT入門』

潤さんからいただいた。

ちょうど12月のどん詰まりになって、勤務する横浜の小学校でようやくぼくにもタブレットが支給されたのである。というわけで、ようやく本腰を入れて、タブレット活用ができる状況になる。さて、何から始めようか。

とりあえず潤さんの言う通りに一旦やってみようかと思う。

日本中の学校を回ってきたが、ICTはほぼ子ども同士のコミュニケーションを遮断して、子どもの目を悪くする機械として機能してきた(残念だが、ぼくが見ている現実だから仕方がない)。

おそらく潤さんの教室には、そうではない豊かな事実があるだろうと思っている。残念だが、それはまだ全然普通ではないが、普通になったらいいと思う。潤さんのおっしゃる通り、彼は特別な私学でも研究指定校でもない、普通の公立校で、目の前の子どもと対話しながら実践を積んでいる人だから、彼の実践に丁寧に耳を傾けてみたいと思っている。

ぼくは一人一台時代の活用について、結論を出すのは早計だと思っている。まずぼくが良き使い手として十分使える機会を頂けたことを感謝しつつ、この本を読み下しながら取り組もうと思う。

 

アートを旅する 2022年12月上旬

・藤川叢三展(旭川駅彫刻美術館ギャラリー)

彫刻美術館との同時開催らしい。藤川の彫刻は若い時から何度となく目にしてきたが、その少しとぼけた表情もゆるいフォルムも粗い仕上がりもあまり好きではなかった。でもぼくが歳をとったからか、この深刻な時代の空気のせいか、しみじみと良い作品だなと思いながら拝見した。

 

・特別展「京に生きる文化 茶の湯」(京都国立博物館

 たくさんの茶器、茶に関わる様々な多角的な展示。面白かったが、そもそもぼくは茶器そのものへの関心がそれほど高くないのだなということも感じた。重要文化財や国宝・・・それにしてもぼくのような素人にも、良いものとさほどでもないものとの区別は割と容易だと思う。

・たましん歴史・美術館<東洋古陶磁展~やきもの超入門編~ [同時開催]小貫政之助の女たち>

 久しぶり。同じく、京都国立博物館同様、茶碗・古陶磁。やはりあまり興味をそそられないのだが、でも、おもしろいし、使ってみたいなと思う茶器がある。説明もとてもわかりやすかった。同時開催の小貫政之助の女性画はすこぶる面白かった。こんな風に描かれた女性たちは、嬉しかったんだろうか。

マリア・ジョアン・ピリスザ・シンフォニーホール

 引退を宣言したはずのピリスが、自分の好きな場所で好きな曲だけを弾くのだという。ピリスの音は小さい。しかし、これ以上ないほどの透徹な響きだ。なんだろう、ただただ美しい響きなのだ。もうシューベルトドビュッシーもみじろぎもせずに聴き浸った。技術的な衰えはあるのだと思う。しかし、これほどまでに美しい音をこの先もそう聴く事はできないだろうと思う。アンコールは亜麻色の髪の乙女。デ・ラローチャアルゲリッチ、そしてピリス・・・間に合ってよかったなと思う。あと何人か、そうだ、例えばクリスティーナ・オルティスを聴きたい。

ザ・キングズ・シンガーズ(ミューザ川崎

 クリスマスコンサート。主にはジャジーな選曲が多かったが、彼らの至芸に感動してしまった。いつかシャンティクリアを聴いたことがあるのだが、いやあ、また聴きたいと直ちに思うキングズ・シンガーズに軍配だ。


堀米ゆず子ヴァレリー・アファナシエフサントリーホール

 前半のバッハの無伴奏に痺れた。堀米さん、今や世界のトップのレベルに到達しているヴァイオリニストなのだな。後半はアファナシエフの轟音との相性を懸念したが、いや、一流同士の見事な真剣勝負だった。ブラームスの雨の歌は、ぼくがこれまで聴いてきたどの演奏とも違う、個性のぶつかり合いが昇華していく名演だった。


・ヴォルフガング・ダヴィッド&梯剛之東京文化会館

かつて満員のkitaraで梯を二度聴いた。あれから20年経ったろうか。久しぶりの梯さんは、ピアノを美しく温かく響かせる唯一無二の存在だった。宝石のような音がピリスだとするなら、梯の美音はもっと素朴な鐘の音である。これもまた現役ピアニストの最上位の極上の音であるとしみじみと感じた。相方のダヴィッド氏は居合切りのような野武士のような太い存在感のある音で、これもとても良かった。小ホールに半分もいない客。だが、本物は、そんなことに関係なく、素晴らしい歌を聴かせ続ける。また聴こう。


広上淳一&札幌交響楽団「第九」kitara

 第九は充実の演奏だったが、その前のワーグナージークフリート牧歌がとても良かった。弦楽セクションを中心に札響のレベルの高さを存分に感じた。第九はなんだろう、少し食傷気味かも。特に理想のソリスト陣に出会うことは難しいな。今回はどの方もレベルが高いが、でもテノールの声質はどうもぼくの好みではなかった。第九ではしばしばそういうことが起こる。それにしてもあの終演後のブラボーはなんだろう。それをやって誰が喜ぶと思っているのだろう。コロナ対応でブラボーをするかしないか、ではない。アナウンスでやめてくれと言っているのに、ブラボーをやって、例えば演奏者が喜ぶと思っているのだろうか。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すぽんじのこころでつぶやく 2022年12月上旬

1 結局、学んだことはシンプル。本務から遠いことは、違和感やズレを感じる時は引き受けない。これに尽きる。それが自分にも相手にも幸せなこと。結果として申し訳ないことをしてしまったな。実践者に社会的責任を期待するのは自由だけど、実践者は目の前で起きていることを丁寧に持ち寄るところまでが限界だよね。もちろん分析も検討もするけど、それはあくまでも「サンプル1」だもの。無論サンプル1をたくさん集めることは重要だけど、どこに集めるかどう集めるかは、自分が決めることだ。結局悶々として明日の講義の準備が不十分だ。しっかり準備したいので、今日の夜は頑張ろう。たいていのことに功罪・光影がある。ぼくも50代半ば、そのくらい知ってる。それともそんなこともわからん頓珍漢だと思われてるのかな。最初からポジティブに発言したいと言ってるのに、なぜネガティブな視点を持ち出してコメントしてほしいと思うのかなあ。僕が不寛容すぎるのだな、多分。すごく、色々がっかりした。ぼくの電話嫌いはぼくと仕事する人にはよく知られている話で、<ほんとに熱意があれば電話してくる人もいる>みたいなことを言われると、なんと言ったらいいのかわからなくなる。まあ、ぼくが偏屈過ぎるんだろうな。申し訳ないです。おやすみなさい。

 

2 最近舛添さんのツイート面白いな。何というか、どこかだらしなくていいね。

 

3 私は、それぞれの職域の人間がそれぞれの職域の圏域を背景に語りうることだけを語ろうとすることについて、むしろ誠実であると感じる。「あなたは自分は実践者であると語って一々茶々を入れるのですか」などと言われたのは、教育の世界に足を踏み入れてこの方初めてのことだった。記者はしばしば実践者に解釈やコメントを要求しがちだが、その気持ちはわからないでもないが、本来実践者は自分の実践を差し出すことで精一杯なのである。まして教育一般や教育行政一般へのコメントは職責に誠実であればあるほどし難いことだと考える。タブレットで学びに向かいやすくなった子どもの姿を見ているという目前の事実を丁寧に場に持ち寄ったのみである。ICT賛成反対との二項対立で語ることは分を出過ぎるから慎重に回避しているに過ぎない。ICT導入に賛成のようですが、などという問い掛けは、そもそも実践者の矜持と分別を理解していない。

 

 

4 私を学校に呼んでばん走してほしいという若手・中堅の少なからぬ人たちがまさに直球の正攻法で立ち向かい玉砕するのはどうしたわけなのだろう。まだ仕事の名称さえ定まらない、社会的な価値も認知されていない私の仕事・立場を、公的な組織・機関が簡単に受け入れると考えるのは、いくらなんでも、いささか想像力が不足しているように思える。そもそも学校には正式な授業ゲストや研究講師以外の人間を受け入れる前例がほぼない。学校は役所だから基本的には前例主義だ。だから経験のないケースについては大抵うまいこと知恵を絞るしかないのである。知恵の絞りポイントは「ああ、それならいいんじゃない」と思わせるってことになる。そう考えると、直球勝負じゃうまくいかないだろうと思えると思うのだが・・・ましてほんの僅かではあっても交通費や対価を個人が支払うなどともなればなおさらである。受け入れられない管理職がいるのは当たり前で、管理職の気持ちを考えればそれは当然だろうとなあと思う。したがってその辺りをしたたかにしなやかにくぐり抜ける術を考えなくてはならないケースが大半だろうと思う。こうしたことはぼくにとっては実は言わずもがなの当たり前のことなのだが、多くの若手・中堅にとってはそうではないようだ。そこには何というか正しいこと・善なることをしているのだから受け入れられないわけがないという思い込みがあり、実際受け入れられない事態になってはじめて呆然とするみたいなことが起こるらしい。「自分の成長のためなのに」なんて組織維持より優先されることじゃあないんよ。この辺り・・・これは少し穿った見方をすれば教科書を使うのは当然、学習指導要領は間違いのないもの(それなら見直ししなくていいでしょうに)みたいな丸呑み感覚と同型をなしているようにも感じる。管理職の立場ならどうだろうかという想像力の欠如もあるのだろう。ちなみにそうした経緯で動き出した話が御破算になるとお話をくださった若手・中堅どの方も打ちしおれて申し訳ないを連発されるが、大丈夫、こちらはもう何十回も経験していますよ。どうぞ今回のことを、学校に自分が入れたい誰かを入れるための貴重な経験にしてください。きっと次はもっと上手にやれるでしょう。それにしてもなあ・・・先にぼくに聞いてくれればいいのに、と思う。まあ、何の心配もしていないから正攻法一辺倒で行っちゃうのだろうとは思う。が、学校に人一人入れる方法なんていくらでもあるし、上手に誰も困らない形で忍び込ませてきた先生・事例はたくさん知っているのになあ。まあちょっとぼくも忙しくて丁寧さを欠いているんだな。そうしたことをちゃんと言語化して伝えることだって広い意味での教師教育の一部なのだろう。

 

5 ピリス。シンフォニーホール。息を呑むドビュッシーであった。言葉がない。どう弾いたならこんな音が出るのだろう。

 

6 そもそも「原理」というもの自体が、わかっちゃう人にとっては笑っちゃうくらいに簡単なんだと思います。でも、わかっちゃっていない人に、腹の底からわかってもらうのはとてもとても難しい。

 

7 サッカーの狂乱の最中に、与党二党は「反撃能力保有で合意」よね・・・。公明党は与党の中にいる意味を失ってしまったな。日本は事実上戦争ができる国になっていく。日本の70数年に及ぶ世界史上あまり例を見なかったチャレンジはなし崩し的に終焉を迎えつつある。

 

8 旭川空港バス。120円も値上がりしていた。驚いた。

 

9 長い長いロードがまもなく終わる。明日のことを考える。これも丁寧に。

 

10 この一週間はもう、ボロボロだ。仕事の質は徹底できたと思う。その分、他のことは全てボロボロだった。冬休みまで、ずうっとこの状況か…アートが足りない。

 

11 今日は授業がとことんダメだった。よーく考えてみる。オンラインも先方からのキャンセルや変更が相次いでいる。そういう季節なのだ。

 

12 それにしてもスタジアムの周囲のぐるりの広告。日本企業はほとんどなくなってしまった。かつては世界中のどこで行われるスポーツイベントでも日本企業の広告だらけだったと記憶している。

 

13 目次を作るのに1時間半かかって、でも完成しなかった。怖くて数えていないが200ページ超えているのか。。。ちょっと絶望的な幸福感を抱えて、一時間遅れで退勤する。

 

14 それにしても今夜の堀米ゆず子アファナシエフは本当に素晴らしかった。アンコールのブラームスの瞑想曲?まで2時間、時に経つのを忘れるという表現がぴったりの場を久しぶりに体感した。·後半のアファナシエフは衝撃的だった。彼の強靭な音楽は堀米とバッティングするのではと思ってが、シューベルトの歌心溢れる掛け合いは素晴らしく、ブラームスの雨の歌は一楽章の冒頭から、ちょっと記憶にないほどの個性的な語らいを経て、最後は素晴らしいタペストリーを織り上げる場になった。堀米がデュオの相手としてアファナシエフを選んだのは冒険だと思うが、その試みは圧倒的な音楽的成果として示されたと思う。感動的な夜だった。堀米、アファナシエフ。圧巻のブラームスでした。明後日のミューザも聴きたいくらいでした。

 

15 【八戸 12/26 9:20-  情報シェア歓迎】

八戸市小学校生徒指導研究会の冬期講習会の講師として12月26日八戸市スポーツ研修センター2階第1会議室で午前9時20分から休憩を挟んで2時間ぐらいお話しします。私に連絡いただければ参加できます。

依頼の内容は、「日本中を駆け回っておられる石川先生の目に映る今の小学校で起きていること、先生が日々感じておられること、これからの学校や教員に必要なことなどを語っていただきたく思っております」とのことなので、コロナ以降の時間の中で見聞きしてきたことを丁寧に持ち寄ろうと思っています。演題は「コロナ下の学校をとぼとぼと歩きながら考えていること」この会、私にご連絡いただければ、参加できます。青森にお伺いする機会は滅多にありませんので、お近くの方で興味のある方、どうぞご連絡ください。青森の皆さんへの情報シェアも大歓迎です。

 

16 もう真っ直ぐ行くしかないな。

 

17 真珠湾攻撃、そしてジョンレノンの命日、昔の彼女の誕生日が、目白押しの今日らへん。

 

18 学校は以前よりは「選択」の機会に心配りをする先生は増えたけれど「どちらか片方だけ選んでください」になるケースが多いように思います。教職員(に限らず)は二項対立的に捉えてしまうことが多くて、子どもが行ったり来たりできる学習設計をもう少し頑張らないといけないなと感じます。 ← 今ここ

 

19 昨日は晩秋・初冬の美しい風景を纏った校舎の隅で、幸せな時間を過ごした。若い友人の試行錯誤に関われることに感謝でいっぱいだ。なんと素晴らしい時間をお裾分けしていただきながら、ぼくはここまで歩いているのだろう。昨日の都内の私立小学校は、長いおつきあいになった若い友人の年3回程度のばん走である。基本は彼を基軸にして校内のほぼ全ての学年に絵本の読み聞かせで入る。それで良い。いや、それが良いのである。

 

20 学校っていうところは、学びやすさと教えやすさという二軸を仮置きするならば(上條晴夫さん起源の言葉)、最大限子どもの学びやすさを考えたいのはいうまでもないけれど、教師の教えやすさは無視できない場所なんです。学習が属人性の奴隷になっていいのかという思いも共感できるけど、人がやるんだもの。そして人がやることにこそおそらく価値があるんだもん。教師の教えやすさという制限がかかった中で、どうするかってことを生温かく考える余地をちゃんと残さないといけないよね。。。例えばスポーツもアートの世界もそういう制限とのせめぎ合いの狭間に最も美しいものを生み出してきたわけで。。。

 

21 三原選手に優勝してほしいな。

 

22 今日は午後から失速したが、この体調ではまあ仕方がないかなと思っている。

 

23 きちんと泣きたい。

 

24 やった! 三原が勝った!

 

25 新幹線開通は、まあ、ロマンだよね 笑

 

26 ちゃんとあきらめるってこと大切なこと。ちゃんとあきらめられるってことは大切な力。結局あきらめられない場所に発生する磁場がこの国も教育も人もより一層苦しくしていく。

 

27 もう一仕事してから離道。がんばれ自分。

 

28 今朝はいつもより15分早く動き出す。心配な朝は先に動く。自分にとっても定跡でもある。授業はまだ悩んでいる。

 

29 雨だ。読みを誤ったな。

 

30 このどん詰まりに至って気がついたのだが(どん詰まりに至るまで気が付かなかったのだが)、3クラスの学習過程を「揃えよう」としているぼくに問題があるのだ。最後の1、2時間は講義メイン、『学び合い』、ケーガン協同でそれぞれ授業を進めてみよう。

 

31 約20年ぶりに梯さんを昨夜聴きました。ヴァイオリンも素晴らしかったが、やはり梯さんの温かく柔らかで透明な音は無二でした。長いことご無沙汰をしてしまいました。また必ず聴きに来ます。

 

32 やまなし。今日も迷っている。予定より2時間時間確保が減るので、謎解きのレクチャーをしなくちゃいけないんだなと思っている。作家の時間の製本は結構壮絶な時間になりそうだし。

 

33 コロナを挟んで急速に行事見直そうやめようの気運が下がってしまったが、ぼくはやっぱりこの辺り考えなくちゃいけないと感じている。ポイントは、行事を精選する、ではなくて、行事中心行事メインの考え方とカリキュラムデザインを辞める、だと思っている。

 

34 今日は予定していたばん走先に急遽入れなくなったので、本当に久しぶりの休養日になった。昼まで寝ていた。とても疲れているのだと思う。昨日はあざみ野での講座があったのだが、音読の方法やや教室の声のあり方について、少し丁寧に話すことができた。その後帰宅した後1on1のオンライン対話があったのだが、相手の先生のご苦労を思うと胸が潰れる思いだった。ずうっとお話をお伺いしているが、よくこの半年立ち続けてこられたと思う。現地に赴けないもどかしさも感じた。ぼくはぼくの「ばん走」について、自分の中でそう呼ぶための明確な線引きがある。オンラインでの対話の時間をばん走とは呼んでいない。その限界をよくよく感じているからだ。現地まで足を運べる。最低でも年に2回は運べる(2回では全然足りないが)、それでもってやっと少しは本質的な話ができる。そうした教職関係者への働きかけ、学校や学校研修への働きかけができる状況の場合のみを、自分にとってのばん走と呼んでいる。もちろん教員が子どもの伴(ばん)走者だなどと言ったことも一度もない。ぼくのクライアントは教職関係者(児童・生徒ではない)なのである。まあ、そもそも名前もない仕事である。ぼくが何をしているのかわからない人が自分の理解に基づいて色々考えるのは仕方がないことである。それにしてもとても疲れていたのだなあと自分でもよくわかった。なんとかここまで辿り着いたということだ。

 

35 実はこのどん詰まりの時期にぼくにもタブレットが支給された! さてこのタブレットを使って何をしようか。空き時間が全くないので、タブレットの使い方を試したり、必要な情報を確認したりする時間もない・・・どうしたもんかなと思う。来週少し時間に余裕がありそうな気がする。うまく活用したいな。

 

36 イチョウの木はまだ箒になっていない。ってことは東京にも冬が来たときっぱりとは言い切れない。

 

37 ぼくは新卒の時分から性に関わることや排泄に関することなども(まあこの二つを列挙するのも微妙だが)結構あけすけに話してきたと思う。新卒の学校が壮絶に荒れており、荒れた教室や授業において性や排泄に関わる用語が汚いことを示すものとして大量に投げ込まれることが民主的とか人権とかそういうことの崩れを象徴する事態なのだと感じてきたからでもある。今、学校は狭い意味での公序良俗の範囲を出る言葉を教師も生徒もそれがまるでないかのように透明化している。その矛盾は至る所に噴出してきている。この傾向はいわゆる人権活動家の過剰なポリティカル・コレクトネスの状況とそれを巡る深刻な対立と軌を一にしているのかもとも個人的には考え始めている。少なくとも学校において抵抗する子どもたちの一定数が取る態度の一つは人権的に許されないと学校的に見なされている行為発言の発動である。

 

38 ボールト。最後の惑星。なんと美しい。

 

39 走ったんだけどな。乗れなかった。後10秒早く立川に着くことはできなかったのかね、5分遅れのあずさよ。

 

今後の講座予定(12月中旬から1月中旬まで) 札幌、あざみ野、甲府、稚内、八戸、仙台、水戸

12月26日は、八戸の市内中学校生徒指導部主催の講演もあります(12/26 9:20-11:20 八戸市スポーツ研修センター2階第1会議室)こちらは、「コロナ下の学校をとぼとぼと歩きながら考えていること」という演題でお話しします。学校教育関係者はどなたでも参加できますが、私に事前連絡をとってください。

稚内

12月17日土曜日13時―16時

3月18日土曜日13時―16時

 

名寄

1月19日木曜日19時―21時

3月17日金曜日19時―21時

札幌

12月11日日曜日17時ー19時

仙台

1月14日土曜日13時―16時

水戸

1月15日日曜日13時ー15時

大宮

2月8日水曜日19時―21時

 

国立

12月7日水曜日19時―21時

2月1日水曜日19時―21時

3月23日木曜日19時―21時

 

自由が丘

 

本八幡

2月16日木曜日19時―21時

3月25日土曜日13時―16時

 

千葉県・茂原市

 

あざみ野

12月14日水曜日19時―21時

1月25日水曜日19―21時

3月22日水曜日19―21時

甲府

12月15日木曜日19―21時

2月15日水曜日19―21時

 

園田

2月23日祝16時―18時

3月8日水曜日19時―21時

舞鶴

 

那智勝浦

 

徳島

2月2日木曜日19時―21時

3月3日金曜日19時ー21時

 

小倉

3月1日水曜日19時―21時

 

授業づくりネットワーク最新刊『子どもが主役の学習評価』いよいよ発売です。

授業づくりネットワーク最新号「子どもが主役の学習評価」、いよいよ発売です。僕は全国の教員との座談会の原稿をまとめました。

そもそも「学習評価」とは何か。4観点(5観点の教科もあった)から3観点となり、何が変わり、変わらないのか。
本号では、評価を取り巻く現状と課題を明らかにし、それに対するヒントを識者からいただくとともに、子どもが主役の学習評価の実践を見せる! 読者が子どもと一緒にアクティブに学習評価を考えていけるようになるための1冊。

○目次
子どもが主役の学習評価
【巻頭対談】学習評価とは何か 田村学×西岡加名恵

特別寄稿1 学習評価の歴史―「形成的評価」の視点から― 田中耕治

パート1 評価を取り巻く課題のヒントを求めて
見取り、評価、評定の違いとは 石井英真
形成的評価への注目 鈴木秀幸
ICTによる新たな学びと学習評価 久世 均
自分の学びを舵取れる子どもを育てるために評価を活用しよう
―UDLの視点から― 川俣智路

座談会 評価をめぐる学校現場の実態
石川晋×全国の教員

特別寄稿2
「資質」「態度」「能力」という言葉の呪縛 本田由紀

パート2 子どもが主役の学習評価を実践する
子どもたちの振り返りを、教師はどう評価し活用していくか 椎谷由佳
コーチングと形成的評価 若松俊介
主体的・対話的で深い学びの授業の評価とは 松井香奈
妥当性と公開性で子どもも保護者も納得感のある評価を 山川晃史
けテぶれと評価~自己評価と相互評価~ 葛原祥太
目標と学習と評価が一体化した『学び合い』 阿部隆幸
単元・学期で評価する見方と実際~幼保の視点からの影響~ 田窪えり果
評価は教師からのメッセージ
〜「社会科ワークショップ」の視点から評価を考える〜 冨田明広
特別支援学級の「一生涯の幸せ」を起点にした学習評価の一考察 深山智美
学習者の学びに寄り添うICTの活用 渡辺光輝
次にいかすためのフィードバック
〜自己評価から自己改善へのプロセスを促す〜 秋吉梨恵子
「6Cs」の観点で評価を見直す 片岡利允

パート3 評価を考えるための本
小島章子×藤倉稔×西村弦×上野由紀子

誌上レポート
通知表をやめた公立小学校の挑戦
〜神奈川県茅ヶ崎市立香川小学校 山田剛輔学級~ 佐内信之

今後の講座予定(12月以降ー) 現在12月講座申込中(国立、札幌、稚内、甲府、あざみ野)

12月は、普段の講座のほかに、多賀一郎さんとの神戸での講座(12/3)、八戸の生徒指導部主催の講演(12/26)などがあります。多賀さんとの講座下記から申し込みを。八戸の講座は私に直接問い合わせてください(参加できます)。

 

多賀一郎さんとの講座(12/3)

 

稚内

12月17日土曜日13時―16時

3月18日土曜日13時―16時

 

名寄

1月19日木曜日19時―21時

3月17日金曜日19時―21時

札幌

12月11日日曜日17時ー19時

水戸

1月15日日曜日13時ー15時

仙台

1月14日土曜日16時―18時

大宮

2月8日水曜日19時―21時

 

国立

12月7日水曜日19時―21時

2月1日水曜日19時―21時

3月23日木曜日19時―21時

 

自由が丘

 

本八幡

2月16日木曜日19時―21時

3月25日土曜日13時―16時

 

千葉県・茂原市

 

あざみ野

12月14日水曜日19時―21時

1月25日水曜日19―21時

3月22日水曜日19―21時

甲府

12月15日木曜日19―21時

2月15日水曜日19―21時

 

園田

2月23日祝16時―18時

3月8日水曜日19時―21時

舞鶴

 

那智勝浦

 

徳島

2月2日木曜日19時―21時

3月3日金曜日19時ー21時

 

小倉

3月1日水曜日19時―21時

 

今後の講座予定(12月以降ー) 現在12月講座申込中(国立、札幌、稚内、甲府、あざみ野)

12月は、普段の講座のほかに、多賀一郎さんとの神戸での講座(12/3)、八戸の生徒指導部主催の講演(12/26)などがあります。多賀さんとの講座下記から申し込みを。八戸の講座は私に直接問い合わせてください(参加できます)。

 

多賀一郎さんとの講座(12/3)

 

稚内

12月17日土曜日13時―16時

3月18日土曜日13時―16時

 

名寄

1月19日木曜日19時―21時

3月17日金曜日19時―21時

札幌

12月11日日曜日17時ー19時

水戸

1月15日日曜日13時ー15時

仙台

1月14日土曜日16時―18時

大宮

2月8日水曜日19時―21時

 

国立

12月7日水曜日19時―21時

2月1日水曜日19時―21時

3月23日木曜日19時―21時

 

自由が丘

 

本八幡

2月16日木曜日19時―21時

3月25日土曜日13時―16時

 

千葉県・茂原市

 

あざみ野

12月14日水曜日19時―21時

1月25日水曜日19―21時

3月22日水曜日19―21時

甲府

12月15日木曜日19―21時

2月15日水曜日19―21時

 

園田

2月23日祝16時―18時

3月8日水曜日19時―21時

舞鶴

 

那智勝浦

 

徳島

2月2日木曜日19時―21時

3月3日金曜日19時ー21時

 

小倉

3月1日水曜日19時―21時

 

2023年4月から2024年3月のばん走希望を募集しています(12/28)

次年度(2023年4月ー2024年3月)のばん走希望についてです。

昨今の社会情勢、自分自身のそこにかけるさまざまな資本を考えると、今年度まで5年間と同じ条件ということでは難しい現状です。次年度の条件についてお話していきます。エントリーに際して連絡してほしい内容を3に示していますので、必ずエントリー連絡の際に合わせてお知らせください。

なお、既にかなり埋まっています。現状2日くらいしか空いていませんが、緊急度や要望の強さに応じて、なんとか日程を検討しますので、まずはご相談ください。

 

1 ばん走の料金について

 ご存知の通り、ばん走そのものの金額は最低額として1回10000円としてきました。しかし次年度は最低額15000円(ただしいくつか細かなルールあり)にさせていただきます。料金値上げの最大の事情は行っている内容と金銭との不均衡、昨今の物価上昇、などがあります。加えて、ぼくはこうした仕事にチャレンジしたい教員の登場を歓迎しており、ぼくが異様に安いお金で受注し続けると新規参入を妨げてしまうという問題があると感じています。以上の理由によりこの金額にアップさせていただきます。なお、金額設定基準の根拠は、現在お世話になっている横浜市の非常勤の金額が1時間2500円強であることに置いています。現状では横浜の勤務校で働いている方が一日ばん走するよりもたくさんお金が入る状況なのです(この非常勤金額もとても安いと思いますが)。どうぞご理解ください。もちろん本来いただけるだけの分(ぼくの業務内容であればもう少し本来いただけるにが妥当と考えています。ばん走している学校・個人の方には十分納得いただけると思います)をご用意いただけるのは大歓迎です。でも上記の最低額で結構です。学校も個人もお金がないことはよく知っています。

 なお午前中もしくは午後のみの依頼の場合は移動時間がどれだけかかっても最低額10000円とします。

 ばん走内容については、ぜひぼくの本『学校とゆるやかに伴走するということ』などをお読みください。

 

2 交通費について

 これまで同様に片道分のみいただきます。詳細の条件は以下の通りです。

 東京都内及び横浜市内については一律2000円のみいただきます。

 それ以外の地域については関東圏の場合は5000円。

 東北・中部・関西・四国は片道分の交通費として一律12000円のみいただきます。

 九州は片道分として15000円のみいただきます。

 狭間に当たる地域や日本海側の学校などは近隣地域の安い方で結構ですが、まあ相談して決めましょう。

 北海道は滞在機会が多いので、交通費等別途相談(安くできる)です。

 帰路の分及び宿泊費は近隣地域で研修講座などを開催して稼ぎ、できるだけ安価にみなさんが呼べるように工夫します。みなさんも近隣地域の学校や個人と相談してぼくの足ができるだけ出ないように工夫して呼んでください。

 

3 連絡(エントリー)に関するルールについて

 ご希望は早くに連絡をいただいた方から順に日程調整を図り、緊急性が高い場合は考慮します。FBメッセンジャーTwitterメッセージ、もしくはメールでご連絡ください。

 次年度の学校が異動などで決まらない、校務分掌や日程などが見通せないなどの場合も、まずエントリーしてください。3月の時点でキャンセル分を含めて毎年再調整しています。

 エントリーの際にはご希望時期や回数も現段階で結構ですのでお知らせください。個人での希望か学校としての希望かも添えてください。ex. 学校として。6月、9ー10月、2月にそれぞれ一回ずつ。 のように。

 

4 受け入れ可能の曜日について

 ぼく自身のこともまだ何も決まっていませんが、とりあえず月曜日から水曜日は今年度同様関東圏の小学校(もしくは中学校)に入りますので、ばん走できる曜日は木曜日と金曜日及び授業のある土曜日です。

 なお今年度は午後から移動可能な学校に関して半日ばん走を受け入れておりました。ぼくの勤務地によって条件が変わるのですが、とりあえず菊名駅を基準に12:45分頃電車で移動して、5時間目もしくは6時間目にたどり着けるという条件の地域については、月曜日から水曜日の午後ばん走も受け入れます。

 

5 その他について

 夏休み冬休みの研修については、個別に日程相談します。

 土曜授業などの日のばん走も、同様です。いずれも上記1-4の条件に準じます。

 土、日曜日の学校外での研修会開催などについては、このばん走とは別に相談に応じます。

 また金銭的な見通しがつかないなどの場合や時間帯について相談があるなどの場合は、個別の相談に乗ります。緊急度やこれまでのご縁・関係性によって金銭的な条件を度外視する場合もあります。どうぞ遠慮なくご相談ください。事実ぼくがどうしても入りたい教室についてはこれまでも給食だけの条件で入ってきた例もあります。

 とりあえず以上です。ご連絡をお待ちしています。