クリアな校内研修だった

京都府の市立小学校の今年度の校内研修開始。

渡辺貴裕さんに同行する形で参加。なにしろ平井さん、糸井さん、武田富美子さん、武田緑さんというメンバーで、校内の先生はわかっている人も全然わかっていない人もいるのでしょうが、めちゃめちゃ豪華なメンバーが普通に「参加者」になっている校内研修会でした。研修リーダーは藤原由香里さん。授業もして研修のファシリテーションもするわけですから、大変です。

 

f:id:suponjinokokoro:20180418194957j:plain

で、「演劇的手法」「学びの同型性」を中核に据えた、美濃山小の研修は、藤原さんのファシリテーション(「藤原さんだけ」といういい方は正しくない・・・職員の協同性も極めて高いわけで)、渡辺先生のインストラクションとも、実にクリアというかシンプルです。

子どもの気づき、子どもの思い、それを「なってみる体験」から、ぶれずに感じ取り続ける・・・ステキな研修です。

suponjinokokoro.blog112.fc2.com

suponjinokokoro.blog112.fc2.com

suponjinokokoro.blog112.fc2.com

ぼくも岸和田の小学校での研修デザインとファシリテーションがまもなく始まるので、これは本当に参考になります。

授業は、国語光村小5「なまえつけてよ」。

最後に「なりきり手紙」を書くのですが、この活動へのぼくの違和感は相変わらずでした。この件はまたもう少し自分の中で熟してから書いてみようと思います。

それと、昨年の公開研修会の時にも思ったのですが、藤原さんの板書は、これは執拗で、衝撃的でした。ぼくの知る限り、ここまで書き残そうとする先生は、藤原友和さんくらいしか思い浮かばない、あるいは系統は違うが、菊池省三さんの「白い黒板」か・・・。

藤原さんは子どもたちの声が限りなくおもしろい人なのだと思います。で、それを拾い続けることで世界を知ろうとするような、そういうアプローチをする人なのだろうと。アートへの親和性の高い人なのに、言語で表現することへの強いこだわりもあるのだと思います。「なりきり手紙」へのこだわりと、一人、「同型性」を感じたりしていました。

今年はきっとまた何度か来れるでしょう、楽しみです。