国立第一中学校、今年度二回目でした

国立第一中今年度二回目でした。
井上太智さん、少しお疲れでした。
体育祭前の時期。子どもたちの関係も動き出し、小さなトラブルも増える時期です。それにはじめての学年主任で、やはり、これまでとは違うポジションから見える景色に、まだ十分にチューニングできていないのかも、と思いました。

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授業は理科以外の授業も終日見せていただきました。
井上さんの授業については今日も学びが大きかったです。
今年、井上さんは「コツコツコース」をやめています(井上さんの授業の詳細は、授業づくくりネットワークの最新号をお読みください)。 

授業づくりネットワークNo.29―現場発! これからの授業とクラス~ひらく・つくる・つくり続ける~

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昨年、時々、問いが教科書的な解答に飲み込まれて行ってしまう瞬間があったわけですが、それは、教科書通りコツコツと取り組むコースの提案にも原因があったのではないかという分析だそうです。

それで今日も来て一緒に見ていた後藤健夫さん、北野尚之さんと議論になりました。
後藤さんの話にああ、と思ったのは、「探究する生徒は突っ走りすぎて戻ることがある」という話です。
井上さんの進め方を、ぼくらは「中央線方式」と呼んでいるわけですが、鉄道路線の比喩は後戻りして学びなおす学び方をフォローできていないかも知れないと思いました。

井上さんは当初はコツコツコースを示さず、子どもたちの探究が進み始めた7,8時間くらいのところで、コツコツコースを示そうかと思う、と言います。
つまり、探究を進めた子どもたちが、途中で後戻りできるようにするということでもあるわけです。昨年の子ども達とはいろんな点で違っている今年の子ども達。コツコツなんてコースを敷いたら、子ども達、畑作りたいとか、絶対言わなかったっすよね、と井上さん。そもそも昨年の「普通の」『学び合い』からスタートして、大単元形式の『学び合い』にたどり着いた過程(コツコツのみ→中央線方式)を、今年ももう一度くぐりなおす必要はありませんもんね。井上さんは、中央線方式も手放して、さらに先へと進んでいく、実にすごいイノベーターです。

5時間目の理科では、子どもたちの一部が外に出て、自分たちの畑を作っています。今日はこのためだけに学校に来たと言い切る子も。学校長が見にいらして、彼らを励ますすてきなことばをたくさん渡していきました!

彼らは今夜から明日の朝の天気を知っています。今どこまで作業を進めなければならないか話し合っています。間違いなく、理科の授業だ、と思います。

今日の定例の読み聞かせは、最初のクラスで、『トリゴラス』。次は『いろいろはっぱ』。本当は最後のクラスは『おばけじま』にしようと思っていたけれど、単元との関連も強いので最後のクラスも、『いろいろはっぱ』にしました。

トリゴラス (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

トリゴラス (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

 
いろいろはっぱ

いろいろはっぱ

 

はっぱ収集家の探究生徒もいて、マッチングのよい絵本でした。 

今度はまた、6月に。