そうだったよな

北川脚本のよさに仕掛けづくりのうまさと「センチメンタル」があるなぁと思います。
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ぼくは母が逝ったあの3月、結局一度も泣きませんでした。みんなの母は、あの過程では一度もぼくの母になることはなかった、ということかも知れません。3ヵ月後、妹に対面する時、ぼくは秋葉原に立ち寄り、ジョンヒューストン監督のアニーのDVDを購入して持って行きました。5つ離れた妹を連れてみにいった唯一の映画です。棺にいれました。
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岐阜犬、この場面のために用意した仕掛けだったんだな。人が感情を吐露する場所に、間に、何かが介在するってことは、たしかにあるよな。
今朝の「半分、青い。」を見て思ったこと。いい場面でした。ほんの一瞬セリフが詰まった原田知世長回しをそのまま止めなかった演出も。