畿央大学。回収されたアンケートを見ると、満足が10、やや満足が9、ふつうが1。これ、久しぶりに結構低い数字だと思います。
やや満足は、ネタがもっと知りたいということ。
ふつうは、タイトルに即した内容にしてほしかったということ。
無記名のアンケートは、率直な意見が示されてありがたい。
若い先生集団が参加者の中心層であることを考えると、そうか、もっとネタが欲しい人が多かったんだなあという内省が起こりました。
またタイトルは「対話的・主体的で深い学び…」だから、ふつうと書いた参加者は、その内容ではなかった、残念だったということであり、要するに期待外れだったということなのだと思います。途中に約30分ライフヒストリーと、若い教師の教員としてのキャリア形成の話をしたのですが、そんな話別に聴かなくてもいいんだよ、という意識表示なんだと思います。
講座は難しいなあ。ネタをたくさん見せたところで、底が尽いたら、またネタ集めするしかない日々になります。教員としての道筋を一緒に振り返ってもらうことでぼくの実践群の意味がわかるはずですと、まあぼくは考えているわけだが、それは年寄の恩着せがましさということかぁ。
ネタ見せを興行するだけでは、教師の成長は望めないと考えているぼくは、この講座の適任者ではなかったのかも、という思いも湧いてきました。
もちろん半数以上の方が、一番よい評価をしてくださっているのだから、そこに関心を向ければいいのかもしれないけれど。
葛城市立新庄北小学校 2018.9.18
今回は、片岡さん以外の教室(6年生、2年生、5年生)それに片岡さんの教室の、全部で4つの授業。
いずれも単元の導入。6年生は「海のいのち」(絵本の読み聞かせメインで、初読感想まで)。片岡クラス(6年生)は、「今始まるあたらしいいま」の対話型ギャラリートーク+協同的詩の多読。2年生は「名前を 見せて ちょうだい」(場面ごとに区切り、紅白帽子をかぶるなどの身体表現と組み合わせたダウト読み)。5年生は「敬語を適切に使いましょう」(グループ音読+①敬語はなぜ必要か ②敬語はどんな時に使うのか ③敬語の種類を説明しよう ④最後の例題の答えを考えようの4つの課題によるジグソー学習)。
授業を見ていただきながら、子どもたちの様子を担任にアセスメントしていただく、その後ぼくと対話しつつリフレクションする、という目的でいうと、今日の授業は結構どれも効果的だったと思います。
片岡さんとは、不発だった対話型ギャラリートーク(笑)、ライティングワークショップの様子を振り返りながら、子どもたちが学び落としてしまっているものについてや、リーディングとの関連付け(インプットとアウトプットは同時に進んでいくものだよなというような話)のことなどを話しました。教師の専門的知識・理解(あえて、教科の、とは書かないが)は、授業の質を上げるためにどうしても必要なのだと思います。
大阪市立東中川小学校 2018.9.19
2時間目から6時間目まで。
子どもたちの様子は大変なごやかで、みくりや先生の所作・声の質も4月からとても伸びていると思いました。
先生自身がされたいと思っていることを、子どもたちにもしてあげたいということ。教室の歴史を子どもたちと共有しながら様々な問題解決を図りたいということ。教室の課題が子どもたち自身に課題として認識されるためにどうしようか。というようなことをあれこれと話し合いしました。
となりのクラスで初めて読み聞かせができたことは、大いなる一歩。
6時間目、担当の先生と国際クラブを見ながら、10月の授業の打ち合わせができたことも、大収穫でした。