リフレクション祭 2018.11.11

リフレクション祭。

70名を超える参加者で、盛会。
井谷信彦さん、高尾隆さん、三野宮春子さん、吉永早苗さん、ぼく・・・ちょっとぼく、場違いですね。表現系のスペシャリストに囲まれた中での提案で、ちょっと気後れしていましたが、スタッフのホスピタリティあふれる応対で楽しく過ごせました。

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上條さんとお仕事をするのは本当に久しぶり。上條さんが進める協同的リフレクションの実際を体験できて、とても刺激的でした。


もちろん今の段階では活用にはいろいろとハードルがありそうです。今回はフィッシュボウル形式で学習者の気づきを感情を大切にしながら、また焦点化を図りながら、掘り起こしていくのですが、ここのファシリテーターしての腕は、数多のインタビューをしてきた上條さんだからこその、部分でもあり、ぼくが入っているいろんな校内研修などでするには、やはり難しさもあるでしょうか。これにたとえば、グラフィックレコーディングツールなどがあることで、理解が進むかも知れませんが、フィッシュボウルは、グラフィックの設置、「場への介入」がなかなか難しいんですよね・・・。


今回は「実験 lab.」でもあり、表現系の達人が3人、インプロゲーム、音楽、英語を15分提供し、その3倍の時間を使って協同的リフレクションをしました。あとで振り替えってみると、三回目の金魚鉢が圧倒的に成員の相互交流が多く、その意味では協同的です。これは3回の繰り返しによって引き起こされているのだなと思いました。半面、3回は多い。ちょっと集中が難しいなあとも。また連続する3回の過程で進行した協同的な学びの萌芽は、では校内研修などで一回きりのものを通年でやり続けていくと、数回で起こるのだろうか、という辺りも、なんともわからないなあ。


3セット後の、ペア交換の連続による今日の振り返りも、機能しているのかどうか、ちょっと測りかねました。ペアでのリフレクションのモデルがあった方がいいかな、うーん、どうなんだろうか。もちろん三回の金魚鉢がモデルとしての機能を果たすという構造にもなっているのだろうけれど・・・。
いろいろ書きましたが、とても刺激的でした。


ちなみにぼくにとっての一番の場面は、三野宮さんが、参加者が英語の教材(物語)に前のめりになった場面に自分がフォーカスしたと語った場面です。そこにフォーカスした時の理知的な分析と、そこにちゃんとくっついている感情に、うわっと思いました。隣に座っていた吉永さんもうわっと思ったようです。すごいなあと思いました。うーん、読んでる方にはあまりクリアな書き方ができなくてごめんなさい。

 前半のひこさんの質問は素晴らしかったです。その場で、今ここにフォーカスをして、本質的な気付きを促す問いを紡ぎだすっていうのは、すごい。