何年も何年も送られてくるんだ

父の入院が思いの外長くなり、無人の実家に時折行ってあれやこれやのことをしなくてはいけない。先日行くと、ぼく宛の郵便物が届いていて驚いた。ぼくがこの家で暮らしたのはもう20年近く前だというのに。

届いていたのは、これ。

多分、いつもは父が勝手に処分していたのだろう。

ぼくは20年以上前に一度だけ、エネルギー教育の集会に出たことがあるのです。TOSS系のサークルが力を入れて取り組んでいて、ぼくが参加した時は、ぼくの身体の放射線?をI黒先生が嬉しそうに測ってくれました。ぼくが授業づくりネットワークの理事の石川だとは、I黒先生は知らなかったのでしょうね。

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開くと、「東日本大震災から8年福島復興現地リポート」。一方で数限りない訴訟が続く中で、いけしゃあしゃあとこうした特集を組んでいけるって、すごいことだなあと感心する。

賑わいが戻り、復旧が進むというキラキラした報道いっぱいの紙面だけ見ると、この福島は、どこのフクシマなんだ、と思います。

これをたった一回フォーラムに参加しただけの人間に、20年に渡って(震災と原発事故の前から今に至るまで)送り続けるというその財源と、息の長いプロパガンダに、抗って行くことは大変だなあと、しみじみ思います。

今日も結局、残念なことだらけの1日でした。