六本木クロッシング2019展:つないでみる 2019.5.13

3年に一回、日本の現代アートの今を見る、展覧会。

今日しかみる時間が取れない・・・間に合ってよかったです。

今回は森美術館のキュレーター3人(だけ)の目利きによる初めての選定。

今回は、前回よりもずうっと面白かった。にも関わらず、まさに「つないでみる」行為によって並べていくことで、ぼくには個々のバラバラさが際立っているという印象も受けました。今、アートシーンを指さすのは難しいのかも、毒山凡太朗の「あっち」のように。

こうした中で、例えば、竹川宣彰の「猫オリンピック:開会式」とかが強く胸を打ったりするのはそれが愛猫を亡くしたという極私的な経験と世界とを直接につなげようとする行為によって生み出された作品で、そのある種の「遠さ」に、自分の極私的な体験が滑り込める・想像力が入り込める、余地があるからなのかな、と思ったり。

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一つずつの作品をあげる気力がないけれど、とにかく一つずつは本当に面白くて、なのに、全てを見た時に、つながりの希薄さと、それ故の(?)なんだかよくわからない軽さ・浮遊感みたいなものが際立って感じられて、考え込んでしまう、そういう時間でした。

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図録買ってきました。

すぐ隣はピクサー展。全く興味も関心もわかず、こちらだけ見てきました。ピクサーには人がいっぱい。さらにムーミン展も。ここは猥雑な場所。

前回森美術館に来たのは、セーラームーン展だったと思う。

月曜日の昼、今日は割と少なくて、見やすかった。外国の人たちが結構入っていました。彼らは、ここにどんな日本を見ているのだろう。