片山晴夫先生が亡くなられた。
ぼくの大学学部の恩師です。
論文の作法、文学研究の作法を教えていただいた。たくさん叱られた。温かい言葉もいただいた。大学院でもお世話になった。
72歳。ぼくよりもちょうど20歳上だったのですね。
いつまでもぼくの中では青年教師の片山先生のままだったので、こんなに早く去られるとは思っていませんでした。
12日に亡くなったのだそうですね。そう言えば15日に父のところへ行き、ぼくはなんだか久しぶりに片山先生の近況を父に聴いたばかりでした、長く病院にいた父が知るわけもないのに。
もう文章の読み書きに概ね意欲が湧かない父の代わりに、奥様からいただいた本はぼくが読みました。
歩みを止めずにもう少し先まで進もうと思います。ぼくも後20年くらい、なのですね。今日は、夜は仙台で連続講座の1回目。ここでしか会えない人たちと会えて嬉しかったですよ。それに、新しい本のゲラの校正が終わって編集部に送りましたよ。『学校とゆるやかに伴走するということ』というタイトルに決めました。新刊、お送りできず残念です。合掌。