期日前投票に行きました。
梅雨空の下を歩いて役場まで。役場のすぐ近くの授業で、オナガが子育ての真っ最中で、ムササビのように上空を滑空する二羽の姿をしばらく見ていました。
今日は、3人の方に丁寧にメッセージ(お手紙)を書きました。それで結構疲れたらしく、午後は原稿も書かずにぼうっとしていました。夜になってもぞもぞと動き出し、明日の授業の方針を決めて、いくつか事務的なやりとりをし、オンラインでのお話をしている、今はその合間です。
オンラインでは、キャリア支援を専門にされている方と、ASDの話、道徳の授業の話、パラグラフライティングの話など、多岐にわたる話を1時間、目一杯しました。オンライン、刺激的です。
僕が話題にした本。
消える授業 残る授業―学校神話の崩壊のなかで (オピニオン叢書)
- 作者: 小西正雄
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 1997/01
- メディア: 単行本
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小西正雄さんが授業はビートたけしのバラエティに勝てるか、と書いたのは1997年1月。おそらくその半年前には書き上げていたのでしょうから、もう25年近く前の指摘なのです。
少し腕のある学ぶことに熱心な先生は、今、ようやく授業をバラエティみたいに作るところにたどり着いています。道徳の授業とか、かつての「知ってるつもり」や「アンビリバボー」みたいなつくりの授業。僕は奇しくも2000年代前半に開発したいくつかの自分自身の道徳授業を、知ってるつもり型、と呼んでいました。
でもね、もう子どもたちはビートたけしなんて見ちゃいない。バラエティなんて見ちゃいない。四半世紀かけて、頑張る先生の授業がやっとテレビ番組みたいになった時には、もう子どもたちは全然違う場所で遊んでいる・・・そういうことなんだよなとしみじみと思いました。
ぴあのリセールで、ドームの隅っこの席を手に入れました。
明日はそうっと目撃してこようと思います。明後日は一日原稿が書けるといいのですが…。