正月が終わって・・・雑感

学校で目標を立てさせられるのが苦手だった。

教員になって、目標を子どもたちに立てさせるのも、やっぱり苦手だった。

目標がなくても一歩ずつ前に進める、そのことそのものをエンジンにできる人がいる。

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リトルマーメイドを見た。北海道四季劇場も3月で終わる。ぼくはここでミュージカルを3本見たことになる。キャッツ、ライオンキング、そして、今回。なぜ歌いながらストーリーを説明するのか全くわからない。今回に至っては、歌うことに必然をぼくが見出せる場面は一つもなかった。もっとも、ストーリー自体がチープなので、歌うしかない、とも言える。これを人間物語として普通に芝居にされたら、もう最後まで見続けられないだろう、自分。3本の中では、ライオンキングが圧倒的だった。当たり前のことだが、物語がしっかりしているということは必要条件なんだと思う。

 

秋から酒量が甚大だ。まあ、概ね部屋で一人呑むので、誰にも迷惑をかけないのが救いだが、多分、このままで行けば、今年ぼくは体調を崩すだろう。オンライン対話はありがたい。その日は全ての対話が終わるまでは一滴も飲まないで済むからだ。もしオンライン対話がなければ、ぼくはもっと早く体調を崩しているだろう。オンライン対話は、ぼくのための支援でもある。

 

アンジェリカ・マイ、オーストラリアSQ、アブデル・ラーマン・エル=バシャ、石川静・・・。少しマイナーな、しかし圧倒的な技量を持つ演奏家の演奏を掘り起こして聴いている。少しずつ何かが足りないけれど、足し算したら、どこかでフローするかもしれないと、そんな風に思いながら。

 

暮れから年明けにかけて、幾本かの原稿を書き上げる。つらかった。書きながら、こんなもんが役に立つんだろうか、と、最近はいつも思う。今日は昼過ぎから原稿を書くための時間として取っていたが、全くそんな気持ちになれなかった。最近は原稿を書こうと思うと歯が痛み出す。呑みだすと歯痛は感じなくなるが、夜中に何度も起きる。

 

今日は今年の仕事始めだった。精一杯の仕事はできたと思う。明日は午後から。多分明日も精一杯の仕事はできるだろうと思う。

 

音楽と孤独。それで良い。誰も助けてはくれない。自分のことは自分が助けるしかないのだ。それが良い。注意深くならなければならない。どうにもしようがないことは、ぼく自身が手放さなければならない。どんな人も、ことも、時も・・・身のうちにはちゃんと残り、ぼくを形作っているのだ。「わたしはけっして一人ではない/わたしより前に生きていた多くの人/わたしから離れようとつとめた多くの人も/織ったのだ織りつづけたのだ/わたしの存在を」