最近読んだ本から その17

実家の本の片付けを始めると、思い出の詰まった絵本に各駅停車する。何気なく中を開いたら、琴線に触れてしまう、というようなことが頻繁に起こる。これをぼくは、ちゃんと処分できるんだろうか・・・。

さて、下記の本、とてもとても勉強になった。書き手には、ちょんせいこさんを通じて知己を得た方も何人かいらして、彼らの尊い仕事の一端が初めて少しわかった。

「教師のための」と書いてあり、文字通り基本的なことが学べる本なのだが・・・この本は売れないんだろうなあ。学校の先生は今や仕事上優先順位の高い本しか購入しない。興味はあっても、それを読みほぐす時間が自分にないことを多くの先生が知ってしまっている。そういえば、ぼくの『中一ギャップ』もそうだった。もちろん書き手の三人の咀嚼の状況が未熟だったことや、その他いろんな要素はあるにせよ、結局、中一ギャップは、小6の先生は気にかかっても読まないし、中1の先生はクラスの一人二人のための本よりも、全体を動かすための本に食指が伸びる。

この本もそういう感じだろうなあと推測する。みんなぜひ読んだらいいのに。

中1ギャップ―中学校生活になじむ指導のポイント

中1ギャップ―中学校生活になじむ指導のポイント