アートを旅する 2021年5月末-6月前半(大原櫻子、東京シティフィル&村治佳織、日本センチュリー響、JNO,関頑亭など)

国立の文人、関頑亭の展覧会。くにたち郷土文化館。街に生きる。人生、飄々と。なんだろう、なんだか元気になる。

大原櫻子。川崎カルッツ。Pの方。新作の方が好きだけれど、昨年のアルバムベースのステージも良かった。25歳。キャリアの途上で、コロナは深刻な直撃だろう。真っ直ぐな歌に心が動く。

東京シティフィル・名曲コンサート。よこすか芸術劇場村治佳織さんのギターはこれが三回目。アランフェス、素敵だった。高関のアシストも素晴らしい。ホルベアの時代よりも素晴らしい合奏で、シティフィルの合奏力は高いなあ。しかし、楽しみにしていたジュピターがなあ・・・快速すぎるのである。

JNO。奈良郡山城ホール。思ったほど響かないホールの中で、反田の指揮の責任でもあるのだが、オケの強奏と音程の不安定さが気になってしまった。反田も随所に大器の片鱗。でも、気負いかな、やや一本調子のショパン。後半を聞かずに出る。

日本センチュリー響。ザ・シンフォニーホール。素晴らしいホールだなあとしみじみ。日高剛さんのR .シュトラウスのホルン協奏曲2はひだまりのような暖かな音。カーチュンウォンのブラ4は大きな音楽。本当に大きな音楽。注目の指揮者だな。

記念艦三笠。いやあ、たまたま入ったのが、圧倒的な展示だった。その揺るぎない高揚感を伴う軍事・凱旋魂。東郷平八郎の存在感。複雑な気持ちになる。

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