すぽんじのこころでつぶやく 2021年11月上旬

1 ぼくは希望も絶望も地上にあると思ってます。

 

2 現実を直視せねばなるまい。対立軸をはっきりさせる「闘い」ではなく、懐深く潜り込んでいき隣の人と一緒に動きながら考える。とりあえず動きながら考える。おはようございます。

 

3 枝野さん辞任かぁ。希望の党の一件からリベラルをちゃんと軸として立てる闘いをゼロから作ったのはこの人だったんだけどなあ。

 

4 島の人は「本土」「内地」を使わないのだと言う。「東京へ行く」と言うのだ、中央線の奥、多摩に住む人たちと同じように。北海道の人はつい少し前まで皆本州のことを「内地」と言った。北海道は「外地」だったから。

 

5 2年間の伊豆大島での仕事はこれで一区切りだと思う。たくさんの先生方とじっくりいろんなことを考えることができた。幸せなことだった。

 

6 寝よう。音楽を探して、探して、今夜は、コープランドとメノッティのピアノ協奏曲に行き着く。このアール・ワイルドのピアノは本当にかっこいい。かっこいいということなら全てのピアノ協奏曲録音の中でこれが一番なんじゃないかと思う、それくらいかっこいい。

 

7 二年ぶりの徳島。「生活科総合の鬼」とぼくが密かに呼ぶ女性教師の1日にばん走。年々歳が離れていく子どもたちとのマッチングにちゃんと苦しみつつ本質から目を離さずに学びを構築しようとしている先生。限りない尊敬を寄せている。在職時代からのばん走。7年目だ。眉山

 

8 昨日の東浩紀さんのtweetが炎上中だ。炎上する様をぼうっと眺めながら「ポリコレはいまやポリコレそのものの自動維持装置として機能し始めている」と感じる。

 

9 ぼくの仕事は紙一重なんだなと改めて思う。

 

10 出発。以前は呼ぶと身体を擦り寄せて来る猫もいたが、最近は人を避けるようになった。大阪・新世界。

 

11 完全に日時を一日間違えてしまっていた。申し訳ない限りだ。ちゃんと起きてたのにな。。。リマインド設定しても大量なのでむしろ訳分からなくなりそうだし、ぼく自身の情報管理能力が限界に達しつつあるということか。。。こういうことがあると自己嫌悪に陥る。朝からよくない。。。ミスは大体月一回。60から70時間話す中で一回程度。11月は、これでもうないだろうと自分を慰める朝。ミスが起きるのは大抵朝でも夜でも予定がお一人だけの場合だ。連続してお話しする場合にミスが起きることはほぼない。これは、ぼくの図表を見る力の低さともくっついているのだと思う。色々考えていくと、対応のすべがありそうだなと思う。次回12ー1月期間の時間管理に生かさないと。エラーが起きるのはもちろん自分が疲れてきている時期ではあるのだが、そういう時こそシステムでうまく回るようにしないといけないのだと思う。何よりも一度日程を見落としてしまってオンラインを忘れてしまうと、相手の方への申し訳なさはもちろん、深い自己嫌悪に陥る、ここが後に尾を引いてしまう。

 

12 やり過ごす、しのぐ、乗り切る、目をそらす、深呼吸する、あきらめる。

 

13 今、人生で初めて席を譲られた。野球少年だった。

 

14 目がかすむ。

 

15 先日見せていただいた授業。理科の実験結果を班ごとに発表。30秒くらいの発表後、児童が「これで係からの・・・」と言いかけて「これで○班からの発表を終わります」と言い直す場面があった。ぼくにはとても興味深い場面だった。この発表の際に、子どもたちの身体は朝や帰りの係活動の発表(報告)とシンクロしていたのだと思う。発表の仕方も特に指定はされていなかったので、そうすると子どもたちの身体は染み付いたルーティンに知らず知らず回収されてしまっているのだ、と、そういうことのように見えた。そうするとそもそもこの実験そのものが児童にとってどのような活動になっていたのだろうか。朝や帰りの係活動発表(報告)とは子どもたちにとってどういうものなのか、そういういろんなことを考えて、ぐるぐるする。 

 

16 4年半、ひたすら日本中の教室を見、ひたすら先生方とお話している。今朝も3人の素晴らしい悩める先生とのお話だった。いずれにしてもそのほぼ99%は、何一つ書き残せなかった。もっともそんな余裕はなかったし、それに現場で先生方とお話できれば十分だった。昨日ちょっとだけ書いた理科の授業の記録に、たくさんのアクションがあって、少し驚く。あの授業にしても、先生の授業準備への熱意と改善のプロセスでの試行錯誤は素晴らしく、感動してしまうほどだった。授業中には、書いたエピソードだけでなく、素晴らしい、また考えさせられる場面はいっぱいあった。でも、それらは、現場の先生方とは丁寧に共有してきたけれど、もう書き残す時間も気力もない。ぼくはぼくの前までやってきてくれた人たちと丁寧に話をする。できるだけ一緒に少しでも本質的な話に近づけたなと実感する場所に辿り着き、「じゃあ、またご縁がありましたら」と言って、次へと向かう。その繰り返しなのである。昨夜のオンラインを持って一人で歩いてみる決心をされた先生がいる。朝素晴らしいメッセージが届いた。嬉しい。ぼくの仕事はぼくが必要でなくなるようにすることがゴールの仕事である。もちろんいつでもまた戻ってきていただいていい。人生は行ったり来たりが本質なのだと思う。

 

17 ぼくは20年以上にもわたって民間教育研究会の枠組みの中で研修会開催を重ねてきました。50人、100人、200人と人を集めて研修会を開催し悦に入っていました。でもぼく程度の技量で企画する研修会なんて参加の皆さんの日常をささえる刺身のツマほどにもならなかった。ほとんど役に立たなかったと思っています。ぼくはオンラインのセミナーが嫌いだと言っているのではなく、対面でさえ伝わらなかったものが、オンラインでなんて自分ごときの技量で伝わるわけないでしょと思ってるってことです。今オンラインのセミナーを柄にもなく一件だけ3月までのお約束で引き受けています。長年の友人の依頼ということで熟慮の上お引き受けしました。でもこれをもって今後二度とオンラインのセミナーは引き受けないことを宣言します。4月以降は誠心誠意丁寧に関わりますので、どうぞリアルのセミナーだけご依頼ください。あるいは1om1のオンライン対話をお申し付けください。

 

18 塩狩峠付近。みぞれ。高速道路の交互車線分離帯にびっくりするほどたくさんのカリンズ。採りたかった 笑

 

19 それにしても、楽しい授業をなめてる人が多過ぎる。子どもたちを表層的な笑いで楽しませることですら、◯◯の訓練のためを標榜する授業より遥かに難しい。子どもを楽しませる授業ができるようになってから言ってごらんって思う。

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