すぽんじのこころでつぶやく 2021年11月下旬

1 ほんと 原稿書くのがつらい。一体どうしたもんだろうか。

2 「リベラル」は相対主義の罠に陥りやすいなあと思う。自分とは違う考えを尊重するという習性がSNSでの発信習慣にも表れがちだ。SNSは貼り紙だ。顔と見出ししか見ない人が大半なのだ。自分と違う意見は拡散しないってルールで多分十分なんだよな。

3 先日うららが「父ちゃん知ってる?」と鼻唄した。よくわからない 笑。音楽鑑賞したという。「ああ、アラ・ホーンパイプ」。ぼくも大好きだった曲だ。ぼくが長くクラシック音楽を聴くきっかけの曲の一つだ!おもしろいもんだ。娘のよくわからん鼻唄を聴くまで小学校の記憶は蘇って来なかったのだから。

4 SNSでつらい現実を見ることが多くなったな。コロナ前の若い先生方の転職ラッシュは結構しんどい流れにもなってきたな。

5 死者の歌。ショスタコーヴィチ。ミヒャエル・ザンデルリンク&ドレスデンフィル。

6 それにしても仁藤さんへの理不尽な攻撃が酷すぎる。

7 時系列に語ることが大きなとらわれなんだな。プロジェクト学習記録で「再現可能性」が後退しその授業の魅力が伝わること(伝達可能性)がより重要になるのは当然として。白眉のエピソードを切り出す時起こること(意識して起こさねばならないこと?)は時系列のとらわれから自由になるってことなんだよな。授業を時系列で語ろうとする習性は「教師の進め方」や「プログラム通り」のとらわれとくっついている。授業を見る、記録する、検討するが発問指示説明のブラッシュアップに回収されがちになってしまうのはこの辺りのマインドにも起因している。

8 岩崎宏美野口五郎。songs。

9 今日は夜は三人の方とお話しする予定だったが、辿り着いた方はお一方だった。

10 教室における学び合いは、トリクルダウンなのか。

11 「いつでもどこからでもアクセスできるようにしてある。あとはアクセスするかどうかはあなた次第です」はトリクルダウンの場に一貫して付随してる。行政執行側には都合の良い方法で、現に日本の社会福祉制度も税金の還付制度などもほぼこれになっている。これを当たり前にしたくないってことなんだよ。

12 熊本の中学校。ひたすら授業を見せていただき、授業者と話す。自分の授業は60点。

13 トラムのある町。ぼくの生まれた町にもトラムはあった。乗った記憶もある。残しておけばずいぶんいろんなことが違ったろう。先を見るということは、とてもとても難しいことだ。

14 自由進度学習は相対的なものだけど、個別最適な学びは絶対的なものだよなと思う。

15 電車の広告でICTセキュリティ・管理系の会社が「在宅で見にくくなっている努力している社員の頑張りも可視化します」というのを見て、身震いがする。これが、学校のICT化の行く末だったらどうしよう。ぼくは、多分行く末だと、確信的に感じ始めている。

16 思考ツールがここまで流行った理由の一つは「見栄え」なんだなと感じることが多い。そう感じる理由は主には二つ。一つは、研究授業で(だけ)使われている場合が多いこと。もう一つは、そのツールの用途と違う使われ方をしている場合が多いこと。いずれも、ほとんどが授業者自身がそれを使って「思考」したことがないこと、もしくは、授業者自身の使用体験の感覚がいわば「休眠」して(させられて)いること、が伺える。つまり、こうした問題は、教室での「ざんねんなタブレット利用をする生き物」問題と、おおよそ同根と、ぼくには見える。ここでの「生き物」とは言うまでもなく「せんせい」のことである。

17 君津へ。行ったことのない町。

18 朝から旧知の先生のごんぎつねの授業検討をする。次々案件が重なる学校現場で、必ずしも専門家が揃っているとは言えないスタッフの中で、格闘しなくてはいけない状況を、どのような比喩で表現すればいいのか。たとえが思いつかない。しんどい。

19 うららの学校は吹雪で臨時休校らしい。

20 明日は入る可能性のあったところからも特に連絡はなく、久しぶりに何もない空き日の一日になりそうだ、もっとも1om1オンライン対話はたくさん入っているけれど。滞っている原稿の打ち合わせをしろという神様の思し召しかな。「引き合わないな」

21 ワルターウィーンフィル、フェリアー、パツァーク。大地の歌

22 学校図書館にいると本が読みたくて仕方なくなる。

23 こんな時間まで、音楽を探している。

24 国語だけじゃない。先日見た中学英語。教科書教材は「防災マニュアル」。でもこれを普通にペアでいつもの会話文を読むように音読してしまう…。先生に「防災マニュアルを読むように読んでください」と言うと絶句されてしまった…。

25 方々の小学校で国語授業を見せていただく中で気になっていることの一つは、動きを伴う小さな活動がほとんど行われないことだ。座学か巨大な「動作化」かという…別に教室の前に出なくたっていい。ちょっとその場で栗を拾ってみる、隣の子と頬杖ついて手紙を待ってみる。そういうのが全然ない…。是非是非やって欲しいのです。手を挙げて感想を求めたりしなくたっていい。ちょっとでいい体感の時間を用意したいのです。授業ってそういうことを授業中に何度も積み重ねていく行為と言えます。でかい文脈から浮き上がった活動よりも小さな実感ある活動の積み重ねを。

26 小谷美紗子。MONSTER 朝から沁みる。久しぶりにLIVEに行きたい。いつかの中断したLIVEはまだ完結していないんだった。

27 今朝90日の縛りが解けたらしい。たくさんのたくさんの音楽が帰ってきたよ! お帰り、うた、うたたち!

28 ああ、色々日程の調整ミスしているらしい。。。大丈夫かな、自分。入る予定の学校の方、ぼくに確認入れてください。。。

29 オネゲル典礼風。デュトワバイエルン放送響。11月の1on1オンライン対話は64時間。キャンセルも多く、いつもより10時間くらい少なかった。苦しい月だっんだな。

f:id:suponjinokokoro:20211201143528j:plain