すぽんじのこころでつぶやく 2022年3月下旬

1 なぜだろう。不意にホームで、若くして亡くなった友人二人を思い出して、とても悲しくなった。新卒期から夢や願いを語り合った友人だった。見須くん。五十嵐くん。あの頃よりも学校教育の真ん中で夢や希望は格段に語りにくくなったけれど、ぼくはまだちゃんとここで踏ん張ってるよ。

 

2 深津絵里さんは、デビュー時からの大ファンである。毎朝、彼女の素晴らしい演技に魅せられている。途切れ途切れに見てきた朝ドラだが、このドラマは、女性三代のお話を歌ったが、深津演じるるいが主人公なんだな。るいの物語なのだな。そもそも演技の質が飛び抜けているのだ、深津さん。

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3 ツバメだ。

 

4 プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲1番。美しい曲だなぁ。実演に接して初めて聴こえてくる「声」がたくさんある。

 

5 空也上人に逢って、今日はもういいかなと思う。六波羅蜜寺。35年ぶりの邂逅だった。帰ろう。

 

6 1on1オンライン対話を当初からやり続けてきた方が、今日終了になりました。もちろんまた戻ってくることもあるかも知れないが(事実出たり入ったりする方はたくさんいます)、自分の仕事は自分が必要なくなることを目指す仕事なんだなと実感する。たくさんの幸せな時間をいただいているなと思う。

 

7 難しい本は最後まで難しいままであることは少ない。難しいというのは大抵自分の中にある問題なのだ。そのうちわかるだろうと思いながら読み進めると良い本は視界を開いてくれる。わかってもらうために難しく暗いトンネルを辛抱強くくぐることを良い本は要求するのだと思う。トンネルの向こうは美しい。

 

8 朋子の墓参りが終わった。なかなか来られないが、それでも今年も何度か来れるだろう。召されて13回目の6月27日がもうすぐやってくる。今日は、寒い寒い日。

 

9 「国を自分に憑依させて語り始める人が多すぎます。」

的確な表現だな。ただ憑依させている本人にはなかなか伝わりにくい言葉でもある。何しろ「憑依させて」いるわけだから・・・。

 

10 東京にやってきて、花粉症の症状が出るようになってしまった。残念だ。

 

11 木下順二の脚本、こんなにすごかったんだな。20年くらいぶりに夕鶴の脚本と出会い直して、自分がいかになんもわかっていなかったか、打ちのめされつつ感動している。

 

12 宣言明け前の夜だったが、もう人が猛烈に戻っていた。押さえつけると反動も酷い。

 

13 原稿は全然書けないが、雑踏の中でちゃんと孤独になれる時、自分には力があると思える。

 

14 隣のおっちゃんは防風通聖散飲みながらたらふく餃子を食ってビールも呑んでいる。

 

15 結局持続可能とはなにかをあきらめたり手放したりするってことだ、と。電力需給逼迫の中でみんなで考えるべきはそういうことだとぼくは思っている。

 

16 今年度の学校訪問が今日で終わりました。後は講座が一つ。長い長い2021年度でした。次年度集中的に入る学校に年度末にはじめて呼んでいただいたオープンエンド。ありがたいありがたいと思う。

 

17 「他者による身体使用」。

 

18 この既に古くなり始めている原稿にどうやって今の息遣いを吹き込み直すか・・・絶望的な気持ちになりながら書いている。それでも、多分この本は多くの人の助けになるはずなんだから、と。

 

19 ずうっとMr.Childrenの”深海”を聴いていた。水面に顔を出す。またもぐる。

 

 

20 ブラームス2番。スタインバーグ&ピッツバーグ響。軽快爽快で、春に似合うブラームス。少しだけ幸せな気持ちになる。

 

21 ミシェル・ベロフ。ドビュッシー。聴きながら猛烈に書いている。

 

22 今日は午前中から数本原稿を仕上げた。昼過ぎから失速したが、でもよく頑張ったと思う。夜はお二人と1on1。明朝はお一人の方と。

 

23 お世話になっている先生から、卒業式での歌声(事前に録ったものだけれど)が、そうっと送られてきた。とてもとても素敵な歌、優しい姿をした声だった。2年ぶりの歌。歌えない2年間を過ごしてきた高学年の子どもたちに、思いを馳せる。

 

24 ああ、汽車はいいなあ。何かが間違いなく生き返る感じがある。

 

25 みるに忍びないtweetだらけの朝だな・・・。「ここ」で踏ん張ろうとしている人たちがいるんだぜ・・・。まあつぶやきなんだからいいじゃんって話もあるが、ここまで「ここ」でやってきた人たちがどう思うかはもうどうでもいいってことなんかね?

 

26 夜うまく眠れない日々が続いているが、まあ、ぼくの場合は3月特有のことである。学校を離れて5年なので5年ぶりということか。今朝は、連日の疲労もあって割としっかり入眠できたのだが、痔がひどくて深夜に起きてしまった。歳を取るということは、いろんな痛みと付き合っていくということだね。

 

27 今日もたくさんの方とお話しした。話せば話すほど、タスクが増えていくな。寝ます。

 

28 白鳥の声がする。

 

29 30年ほど前、オホーツクの港町に赴任した日も離任した日も、素晴らしい天気だった。始めも終わりも祝福されていた。今日は流氷はないけれど、あの日のような快晴。残雪。いろんなことを思い出す。

 

30 西宮の市長選と市議補選は潮目と捉えていいのだろうか。どんな分析になるのかな。

 

31 考えてみれば、創る(作る)と育てるとはずいぶん違う言葉ではないか。学校教育活動において、ぼくらが行っていることは、創るなのか、それとも育てるなのか。あえて無茶な二項対立の構造で、深く考えてみたくなる。そういう読後感。

 

32 スタグフレーションって久しぶりに聴く言葉だなあ。

 

33 誌面を通じて交流や対話ができるといい。というか誌面が交流対話そのものなんだと思っている。

 

34 文脈依存性や背景を想像しなきゃならないことは言語そのものが内在している問題なわけです。発達の凹凸の大きな方中の一定の方々がこのあたりに難儀して苦しまれていることはぼくなりにわかっているつもりだけど論理的と目される文章に至るまで文脈依存性や想像力の問題は切り離せないわけですよね…。

 

35 昨夜は膝が痛くて眠れなかった。冷えるとあちこちが痛む。膝が痛くて眠れない日が人生の中であるとか、考えたことがなかった。