アートを旅する 2022年9月上旬

○真夏の音楽会 vol.5 大谷康子と楽しむ音楽の旅~イギリス~(練馬文化センター大ホール)

練馬区民になりすまして(笑)聴いた。いやあ、N響が弾くグリーンスリーヴス、威風堂々・・・しかも指揮は原田さん、最高だ。でも何と言ってもこのために行った、大谷さんのナレーションによるブリテン青少年のための管弦楽入門。初めて実演に接することができて感激。この曲は各パートに見せ場があるということもあり、N響の皆さんも手抜きなし、最後のフーガまで素晴らしいアンサンブルだった。それにしても、この曲、本当にすごい。自国の偉人へのリスペクト、音楽史へのリスペクト。うっすら泣けてくるくらいであった。

 

○フレッシュ名曲コンサート(室内楽) 晩夏のクラリネット五重奏(くにたち市民芸術小ホール)

これも日本の若手のトップ奏者がずらり。こんなびっくりするくらいの安価な価格で聴かせていただいて、実に幸せだ。素晴らしいアンサンブルに聴き浸った。フィンジのぼくの知らない曲が素晴らしい。モーツァルトも、そしてブラームスも、もちろんいい。アンコールはモーツァルトクラリネット協奏曲の2楽章の室内楽版。これもいい。それにしても亀井優斗さん、逸材。風のように軽やかに歌うクラリネット