すぽんじのこころでつぶやく 2022年10月上旬

1 学校を訪問する時最寄駅から距離があると車でお迎えに上がりますと声をかけてくださる。でも概ね丁重にお断りする。学校までのアプローチの中にたくさんの情報がある。建物、道行く人、風の匂い…そういうものを感じてそこからリフレクションに繋がる手がかりも授業の足がかりも見つかったりする。

 

2 井久保さんの授業を、この絶妙のタイミングで3人の仲間と見れたのはまさに僥倖だった。神様ありがとう。

 

3 ぼくの仕事は人と人とを繋ぐこと。たくさんの人がつながっていくことで、きっと日本の学校も気がつけば変わっていく。そういうことが生まれる一つの点でありたいなあといつも思っている。

 

4 史上最強の人でも死ぬのか、という衝撃だよね、ある年代層以上の人にとって。猪木の死。ご冥福を。

 

5 今日は自由が丘の小さな部屋で初めての講座をした。作家の時間。小さくてとてもよかった。ここを新しい拠点の一つにして毎回6人くらいに向けてだけのお話をするのもいいなあと思った。

 

6 ヤニグロのチェロ。夜をありがとう。寝ます。

 

7 夜中に光が飛び、偏頭痛スタートの週明けだ。苦戦が続くなあ・

 

8 わかりやすい排外主義がわかりやすいほどウケる状況があるってことよね。ここ前提に話し続けないとな、それは色々違ってるよ、と。ピーピーピー、と。

 

9 昨日は某官庁で数名の方とお話し、その後は某法人代表の方と1on1。小さなチーム、1対1に賭けるようになってよかったなあとしみじみ思う。顔が見える関係に振り切ることでぼくのような粗雑な人間でも個人の苦悩にもチームの力学やそこでのしんどさにも想像力が働くようになった。

 

10 「文部科学省が」「先生方が」「管理職が」「子どもが」「保護者が」「地域が」から始めないで語りたいな。「自分(私)が」から始めたい、ただし自己責任論ではない視座で。そういう難しいことをちゃんとやりたい。

 

11 今日は5年生一クラスを印刷したらこの時間になってしまった明日は5年生ふたクラス。全く持続可能ではない作家の時間劇場か。。。

 

12 そのひどい施策は、でも名も知らぬ誰かが必死の抵抗したおかげで、その程度で済んでいるのかも知れないのですよ。この国の悲惨な状況を見ても、自分の足下を見ても、十分にそういう可能性を想像させますよ。

 

13 東北地方の東に着弾って。あの距離ならそもそも北朝鮮の方がよっぽど東北地方に近い距離ではないか。怒らなきゃいけないことがあるとするなら、そもそも日本は眼中にない、取るに足らない、透明な扱いにされていることだ。彼らは日本にミサイルを向けているのではない。アメリカに向けているんだもの。

 

14 印刷が間に合わないなあ。なんとか考えなきゃいけない。忙しすぎるんだよな。

 

15 印刷は持ち越しだ。でも終わらせたいとすると。。。

 

16 国立講座終了。4名の方と。石川五右衛門のセリフ、またつまらぬものを斬ってしまったを思い出すほどしょうもない講座であった。事前に告知してあったので、それでいいわけだが。

 

17 電車の中は一気に北海道の冬みたいになってしまったぞ。

 

18 今お世話になっている学校の子どもたちの顔や所作に、若い時に多分力になれなかった子どもたち、自分の驕りゆえに見限られた子どもたちの姿をしばしば重ねていることに気がついた。あの頃より少しはまともに関われるようになっているとしたら、数え切れぬ申し訳ない関係の末なのだと思う。

 

19 現場が一つ終わるとぐったりだ。ちゃんと一所懸命やれているんだと思う。

 

20 今日はダブルヘッダー。移動もタイトだ。

 

21 右派左派、連休はもう双方魑魅魍魎のTL。

 

22 時効なのでカミングアウト。最初の歴史教科書採択騒ぎの時にたまたま交差点的場所にいたぼくは両派からの教委など関係団体へのFAX依頼がメールで届き続ける様子を呆然と見てた。無論アクションはしなかったが、ただただおぞましかった。でも今の状況を見るとあんなのかわいいもんだったってことだ。

 

23 一二度霜が降りたのだろう。夜なく虫はほとんどいなくなった。もう冬がそこの角まで来ている。

 

24 夜にコーヒーを飲んではいけない体質なのだが、今夜は飲みたい。冷える夜。北海道北部。

 

25 5時の1on1、強烈だった。十分同情してお聞きしつつ、でも功利的にやらないと多分全員損する流れだしなあ、と。苦しいなあ。6時の1on1の方は辿り着けず・・・。

 

26 学校教員の仕事は経験則的なものの積み重ねに負うところがとても大きい。それは子どもの育てに関してだけでなく、若い教員を育てることに関してもそうである。だが今方々で起きていることは、「以前の子どもたちは出来た(のに)」「前の若手はこう説明すれば理解した(のに)」の連続である。つまり経験則が通用しない範囲が急拡大している。うすると学校教員の仕事のもう一つの特技である目の前の事象を丁寧に見て、「これは一体なんだろうと考える」の方を思い切り発動させなければならないはずだ。子どもたちに対しても若い先生方に対しても。

 

27 みんなマスクをはずすはずさないで色々言い立てているけど、そのうちはずすと思うよ。世界よりは遅いかも知れないけど。世界に遅れ始めてるんだから、まあちょうどそういう感じなんじゃないかな。まあはずすよ、そのうち、遅れるけど。自分で呟いて思うが、世界ってどこだろう 笑 欧米か 苦笑

 

28 キクイモ。

 

29 ラフマニノフはどう終わったらいいのかわからなかった人なんだと思う。

 

30 今日はまさに価値のインストラクションの日なんだ。出来るだけ短く、でも丁寧に、生き方の話をしなくちゃいけない日なんだ。

 

31 今夜は四名の先生方と。研究講師の内容相談やどろんこ遊びの話など多岐にわたっていたが、とてつもなく重い話も多かった。。。

 

32 それにしても今日も目一杯だった。妥協はなかったと思う。頑張った。

 

33 体力的には限界の二日間だった。今回の作品集ホッチキス留めの限界を超えてしまった。どうしようかな。。。

 

34 考え方や方向性は明石市長にシンパシーを感じるがでも市長を続けていいとは全く思わない。アンガーマネージメントを学んできたことについては敬服するがこれは結果としてはパワーハラスメントだ。例えば指導力発揮する教師でも体罰は許されない。まして市長は職責の重さが教諭とはまるで違うもんな。

 

35 毎日新聞一面を読みながらイプシロンの軌道投入失敗は結構重大な事案なんだなと思う。この領域はほぼ一度の失敗も許されないのか、失敗の印象は計り知れないものんなあ。開発者も運営者も本当に厳しい中でのトライなんだろうな。今回は民間商業衛星を始めて受注していたわけでこのタイミングはきつい。

 

36 ああもう一年くらい約束したままやれていないことが増えてきている。現場でできること以上のことをやることが自分の能力的にハッキリと難しい。そういうことを認めざるを得ない、そういうことなんだな。。。ごめんなさい、本当に。

 

37 今日は校内研修でフィッシュボール型の検討があった。ファシリテーターの先生が秀逸な問いでエピソードを引き出していた。ぼくが彼の年齢の時こんな方法は知らなかった。見よう見真似で取り組んだ時期、失敗ばかりだった。若い先生方が軽々と超えていく。希望です。

 

38 今日も一所懸命仕事をした。見応えのある授業4本とそれを巡るとても重要な検討のプロセス。とにかく現場で共有することで全部だ。振り返りを書く時間も余裕もなく次の現場へ向かう。現場に置いてきたものだけで全部。後で質問に応えたりすることも、もう自分の体力では十分にはできないんだなと思う。

 

39 アーロン・ロザンドのメンデルスゾーンで眠る。

 

40 ぼちぼち出発。今日は博多にほど近い町の小学校。ミドルを大きく過ぎた年代で小学校に飛び込んだ先生のばん走。これが本当に素敵な雰囲気の教室なのだ。今年度2回目!

 

41 たくさんの先生の教室を見せていただいてきた。素晴らしい実践者に共通してのは、子どもの横に座る姿。そして上手に目線を合わせ(時に目線を合わせないように工夫して)子どもと関わること。机間指導のイロハのイは周り方でもことば掛けの方法でもなく、座ること、そして、目線の工夫、です。

 

42 初めてフィッシュボウル(金魚鉢)型の学びの場を体験したのは松田剛史さんが教室にきてひたすら子どもたちとドイツゲームをした時だと思う。彼は教室を金魚鉢にして真ん中に小さな机、周囲に椅子を置いた。自分も椅子のひとつに座り、机上にスティッキーを置いて「さあ来い」と言ったのである。何人かの生徒が出てきて座り、ゲームが始まる。外円の生徒が前のめりになっていく。ゲームが終わると自然に子どもが入れ替わる。フィッシュボウルでハードルが高いのは外円の人が真ん中の椅子に座って発言し始めることである。これは難しい。あの日の松田さんのようにうまくやれたことはない。多分2010年のこと。12年経つ。

 

43 すごく久しぶりのソニック。小倉へ。

 

44 ギャグが洗練されるためにはそこはかとない自虐が含まれていなくてはいけないのですよね。

 

45 今日は都内の私学へ。年に一度のお手伝いである。ご縁をいただいて何年になるのかな。

 

46 友人に、埼玉には酒井式描画法の学級会版(ぼくの要約)があることを教えていただいた。こうしたものは善意と熱意の猛烈な発動によって生まれるので、清々しいほどのギャグである。ちなみにギャグは本気でシナリオ通り再現しようとすると即興性が増すのである。シナリオディベートダウンタウンの漫才ネタシナリオを教室で子どもと一緒に楽しんでいた時期に心掛けていたのは「マジで演じよう」だった。そうするとほんとに抱腹絶倒になるのである。

 

47 ノット&東響。話には聴いていたが、名演。第二ヴァイオリンが一人倒れる衝撃的な出来事もあったが、ものすごかったよ。拍手鳴り止まず。木管金管の充実に驚く。ファゴットすばらし。