佐々木潤『個別最適な学び×協働的な学び×ICT入門』

潤さんからいただいた。

ちょうど12月のどん詰まりになって、勤務する横浜の小学校でようやくぼくにもタブレットが支給されたのである。というわけで、ようやく本腰を入れて、タブレット活用ができる状況になる。さて、何から始めようか。

とりあえず潤さんの言う通りに一旦やってみようかと思う。

日本中の学校を回ってきたが、ICTはほぼ子ども同士のコミュニケーションを遮断して、子どもの目を悪くする機械として機能してきた(残念だが、ぼくが見ている現実だから仕方がない)。

おそらく潤さんの教室には、そうではない豊かな事実があるだろうと思っている。残念だが、それはまだ全然普通ではないが、普通になったらいいと思う。潤さんのおっしゃる通り、彼は特別な私学でも研究指定校でもない、普通の公立校で、目の前の子どもと対話しながら実践を積んでいる人だから、彼の実践に丁寧に耳を傾けてみたいと思っている。

ぼくは一人一台時代の活用について、結論を出すのは早計だと思っている。まずぼくが良き使い手として十分使える機会を頂けたことを感謝しつつ、この本を読み下しながら取り組もうと思う。