すぽんじのこころでつぶやく 2023年1月上旬

1 ジェラール・プーレだ。。。

 

2 ウサギは一羽二羽って数えるんだよ。

 

3 世界を全部説明し切ってしまいたいという欲望のメガネで世界を弁別していくってすごい。しかし、それが人間的生活中で可能かということとの間の断絶は深い。

 

4 身体性を伴うプロセスの価値をともすれば軽視しがちなんだと思う。

 

5 文部科学省はさまざまな事態について当然わかっている。内部では若手中堅を中心にいろんな動きが起こっている。だから少なからぬ学校教育関係者の問いの立て方はしばしば誤まっていると感じる。文部科学省にどうしたらわかってもらえるかではなく、いろんな組織的な問題や対外的な関係で身動きが取れず政策反映しにくい省内の動きをどうやって支援するかを考えたいな。

 

6 関空ターンテーブル返却は、いつもすごく待たされる印象がある。始まりは普通なのだが自分のが回ってこない。

 

7 ラウテンバッハーのヴァイオリンのあたたかさは唯一無二だと思う。たくさんの素晴らしい演奏を残してくれて幸せだ。

 

8 思想のない政治なんてあり得ないと思うんだけどな。政治だけしたいなんてことがあり得ると思っているとしたら、もう根本からの勘違いだと思う。あ、ここでいう政治とは、政党政治だけを指しているのではない。学内政治や家庭内政治まで、全てを指している。

 

9 問いはどうすれば立てられるのですかという問い自体もくだらないのだが、それにがんばって応えるとするならば・・・できる限り方法を問わないということです。ただしそれには多くの教員にとってかなりに訓練が必要なんだなと実感しています。

 

10 例えば約束の時間帯問題一つにしても、その時間に辿り着けなかったってことを恥じる必要もない。その時間帯での設定は自分には難しかった。その時間帯しかないのなら、これじゃない、ということ「しか」ない。「そういうんでいいですから」を前提にして行っているんだから、失敗経験でも何でもない。1on1オンライン対話申し込んでみたけど、これじゃなかったな、ってこともたくさんある。そもそも、話す中身だけではなく、1on1オンライン対話のデザイン(時間規模・時間帯・価格・諸々の手法・双方の準備の仕方・・・)が、自分には合わなかったってことも普通にある。石川さんと話してみたけど、この人じゃなかったな、こういうこと話したいんじゃなかったな、この人は合わないなという人は、ちゃんとたくさんいる。

 

11 結局5社に連絡したがペンケースは出てこなかった。さよなら。

 

12 実践者が自分の実践をまとめて実践書籍や実践論文にまとめていく過程がどうしても自分目線の自分語りになってしまう、客観性を担保できないものになっているのではないか、という指摘は古くからある。その問題を乗り越えるためには対話者・協同的な場が必要になるはずである。例えば大村はまさんの「学習記録」実践を後の研究者は「ポートフォリオ」(のよう)だという。はまさんは自分の実践を「ポートフォリオ」だと言うまい。実践者は新しい概念を用いて自分の過去の実践を説明し直すことに十分に禁欲的であるべきというのはぼくの持論である。ぼく自身も、自分はファシリテーターで、ぼくの授業はファシリテーションをベースにしているなどと、一冊本ができたくらいで舞い上がってしゃべらないように気をつけよう、調子に乗りやすい性格だから。

 

13 読書へのアニマシオン。そもそも日本に入ってくる過程で深刻な行き違いを生じてしまった読書メソッド。広く流布する「ダウトを探せ」という名称をぼくもわかりやすさのために使っているが、方法として消費される現状を見てしまうと、紹介なんてするんじゃなかったという気持ちになっていく。辛い。そもそも「ダウト読み」という名称は誰が最初に使ったのだろう、ぼくだろうか、ぼくだったとしたら、なんと罪深いことだろう。穴があっても入れないほど、ぼくの罪は大きいものだと思う。

 

14 ムカつくから続けているという身体感覚は、ぼくも共有している(できている)。でも、ぼくはずうっと怒っているわけではない。怒っている人の言うことを、一般には、誰も聞きたがらない。

 

15 長く使ってきた大宮の会議室は、この12月で会場費が1.5倍に上がってしまった。今後方々の会場費はこんな風に上がっていくことも予想できそうだな。ぼく自身の研修会の単価はできるだけあげたくない。放課後の時間にぶらっと寄れる学び方の選択肢を作りたいというのが今の活動の願いでもあるわけだから。そうすると、会場キャンセルの期限などを見ながら上手に対応していくしかない。

 

16 大きなトピックや、社会的には大きくなくても自分にとって重大(深刻)なトピックが目前にあると、急激につぶやきや書き込みが増える傾向が、SNSで個人をウォッチングしていると見えてくる。そもそも個人をウォッチングしている段階で、「あなたもフォーカスを外した方がいいよ」と諭されそうだが。

 

17 マネジメントの本質は、ティール組織とかじゃないよな。「ここ」で踏ん張るってことなのよ。

 

18 線路に水が浮いている。こんな1月の北海道。。。

 

19 仙台18名。たくさん集まっていただいて本当にありがたい。3時間一所懸命国語の話をしたが、それがヒットしているかどうかぼくにはやっぱりよくわからない。遠くから来てくださった方、懐かしい方ともっとゆっくり話す時間があればよかったがそんな余裕もあまりなかった。皆さん感謝しています。

 

20 一月半ば。例年通り、心身の不調を感じる季節になってきた。この季節を上手に静かにくぐり抜けなくてはいけない。野口里佳は潜る人を撮っていた。潜る人。

 

21 西村朗さんって、とても抒情的だなと、改めて思う。