すぽんじのこころでつぶやく 2025年9月上旬

1 昨日のワルシャワフィル、スコウフスカーミゴン、牛田智大さん。牛田さんの深化に驚いた。ショパンを聴く喜び悲しみに満たされる時間だった。後半のブラームスもよかった。良い意味で田舎臭い弦に、指揮者の軽やかなリズムが重なって、胸がすくような快演だった。

 

2 暑くて目眩がする。大阪。

 

3 学校ばん走再開以降、早速毎日睡眠は4時間くらいになっている。ぼくは今の仕事をもう少し続けたいと思っているから、選択と集中を本気で考えなくちゃいけない。いろんな痛みも伴うけれど、ちゃんと仕事の質を上げ続けたいんだ。

 

4 今日は、ここ。東雲。中高。

 

5 トピックベースで発信しよう。考えてみれば雑誌もまた自分の研修会ももうずうっと前からトピックベースでの発信に特化してきた。ぼく個人もできる限り大状況ではなく、トピックベースで発信しようと思う。

 

6 5月の状況とは別のかんじになった。衝撃的に落ち着いた。3クラスとも。1年生。これは豊田学級でしか感じたことがない子どもたちの「豊かな時間」「子どもたちが作ってきた学ぶ場」と共有できるたたずまいだ。こちらは学年全体で実現している。両者のアプローチは当然違いがあるが、通底している思想はおおよそ同じだな。

 

7 学年一体的に思想(子ども観や発達についての理解)を共有してきた結果だと思う。決して方法を揃えているわけではない。

 

8 こちらの先生も隣の先生も職員室にモノを安心して取りに行ける。この時期にその状況ができているかどうかは子どもが教室で安全安心に暮らせているかのわかりやすいバロメータだ。

 

9 「とっておき」っていい言葉だな。一番気に入っているモノ大切なモノは「とっておき」たいもんね。

 

10 次期学習指導要領へ向けての論点整理プロセスを、期待と心配が入り混じりつつ、今はじーっとよく見ています。読んでいます。

 

11 今日は娘の小さな学校の学校祭。ここに見える姿とあそこにあるものとはきっと繋がっているはずだと信じて、目を凝らし、耳を澄まし。

 

12 個人対組織の問題という風に考えがちなのはわかるけれど、隣の人も一緒に幸せに過ごせるようにしたい、その向こうの人も、その向こうの人も、という話なんです。そして、隣の人が幸せじゃないのに、本当にあなたは幸せなんですか、ということも少し含んでいます。

 

13 学校の働き方改革が難しい状況を生みつつある理由の一つはすべての仕事を横並びにして「等価交換」できる素材にしてしまったことだろう。特に労働者側の立場から推し進めた人たちへの強い尊敬の念を持つ。しかし働き方改革がより働きにくい状況や仕事へのモチベーション低下を産んでしまったことは事実としてしっかり考えられなければなるまい。「時間」を基準にすることで授業も生徒理解もクラス運営も校務分掌や事務処理も保護者対応も部活動も・・・全部を等価交換できる素材になり下げた。一番大切にされるべき、子どもとの間(あわい)で起こることさえ等価交換できるモノにしてしまった、ということ。とりあえず出口のない話。

 

14 すごい霧だなぁ。

 

15 美深大橋を渡ると水田は見当たらなくなってしまう。北限あたりの米。もち米だろうか。

 

16 毎年夏の終わりにはいろんなものを放り出してしまいたくなる。なのでこの時期は目の前のことと一つずつ四つに組む。専心する。

 

17 今日は、稚内。小学校。

 

18 今日は珍しく、教材を使って本気で講義した。授業では二冊、これも滅多に読まない絵本を読んだ。

 

19 この子たちはみんな、毎朝6時前の汽車に乗って旭川の高校まで通うんだなぁ。ぼくの通った高校の制服を着た子もいる。地方から通う仲間たちの朝への想像は全く働かなかったな、当時の自分には。そうまでして旭川の高校まで行きたかった彼らの思いにも。

 

20 今日は、旭川。小学校。

 

21 美しい季節だなぁ。

 

22 今日は、ここ。小金井。小学校。ヤブガラシがすごい。

 

23 日本の凋落。ぼくらは身の程を考えるべきなのだ。それで初めて、次を考えることができる。

 

24 今日は、ここ。蕨。小学校。

 

25 今日は、佐久穂町。小学校。

 

26 ぼくは国語科単元学習がしたいかも。

 

27 すぐれた音楽や体育の授業は全身音楽、全身体育という佇まいになる。徹頭徹尾貫かれている感じ。が国語や算数でそれを感じる授業に出会うことはほとんどない。ほとんどなくなった。

 

28 残念ながら偏頭痛の予兆。光、光・・・もう画面もよく見えないので、今日は寝ます。明日の学校は、行って、一緒に考えるしかないなあと思う。知恵を絞るしかない。とりあえずカロナールをのむ。