この数日のことを…大阪市立豊里南小学校、劇団楽市楽座、岸和田市立浜小学校

鹿児島から京都でのネットワーク集会、理事長訪問…猛烈な日程です。
原稿待ってくれてる方、ごめんなさい、ちょっと待ってください。

忙しかったがお盆明け以降の日々は今年一番の充実を感じる日々でもありました。
8月20日は豊里南小学校での午前午後4時間の国語科研修会。大阪がんばる先生プロジェクトを利用してこの場を作ってきた吉永さんの仕事が一つ新しいフェイズに入った日になりました。全市から協同学習ベースの国語科研修に30名。吉永さんの同僚たちとのつながりもうまれていく。すばらしいな。この場を作ったことで出会う人たちの協同が生まれていく。そういう活動に関われること幸せです。感謝です! まあ吉永さんの中にもいろんな感情がわくよな。またゆっくり話さなくてはいけません。演劇的手法を随所に交えて提案できたのも個人的収穫。特に、「ベンチ」のココロ会議→葛藤のトンネル→振り返りの流れ(京都府八幡市立美濃山小学校の開発手法を参考に)は、一つの強力な提案のパッケージになりそうです。(と書いたのだが、後でいろんなやりとりをしていくと、うーん厳しいハードルがいっぱいあるのが見えてもくる…)
がんばるプロジェクトの次は9月4日。そして7日は東中川。御厨さんの学校。

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この日の夜は、ずうっと楽しみにしていた十三東公園での野外劇団楽市楽座。赤いクツ。豊里南に来ていた藤原さんに話すと大いに興味ありでわざわざ足を運んで見にいらしてました。さらに会場にはとよてつくんたちも!
野外劇団 楽市楽座

さて楽市楽座は、親子3人だけの野外劇団。大衆演劇や現代劇、楽劇、古典、アングラ、小劇場…様々な要素がごちゃまぜになった、民ぐさの芝居です。
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去年はお盆に都内の矢川上公園でみたのですが、今年はもう日程的にここしかないと思っていました。今年の演目には胸を突かれるような衝撃を感じました。ああ、ぼくもどこで履いたのかわからない赤いクツを履いて、もう後戻りできない場所で踊り続けているのかも、と。それは時代・社会・政治への強烈な批判であると同時にやり続ける(しかない)彼らの姿そのものへの自虐でもある。まあ、そんなことを考えるのは、ぼくが昨夏以来、日本じゅうの公園を旅してその土地の人々との交流を現場の条件に合わせながら続けていく彼らに一方的に強いシンパシーを感じ、ある部分では自分の今を重ねているからかも知れません。投げ銭で暮らす彼らの舞台は水に浮かべた円盤状の板。不安定を楽しむ、というアイロニー
十三東公園はまさに大阪のカオスを身にまとった場所、時折クラクションを鳴らしたりして自己顕示しながら結局最後まですぐそばの路上を立ち去らず見続ける青年たちを限りなく愛おしく感じました。
しかしあまりにも蒸し暑い公園で投げ銭しながら見続けるのは、ぼくの体力を奪い取るには十分。常宿に戻り、翌日の準備をしながら昏倒しました。

8月21日。今度は岸和田市立浜小学校の校内研修。ここにもお世話になっている市内の朝陽小学校の大橋さん、さらに別の学校からも来てくださいました。実はここも今回大きなチャレンジでした。橋本さん、富士さんと挑戦をしてきた単元型国語の『学び合い』をはじめて中核に据えて3時間の講座を組んだからです。反省はいろいろあるけれど、ものすごく手応えがありました! 長く学校研修に関わらせていただけるって幸せだなあと実感しました。ぼくにとっても新しいフェイズに入ったと思える数日でした。一番学びが深く大きいのは、いつも自分です。

なんで英語やるの? (文春文庫 な 3-1)

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校長先生に教えていただいた中津燎子さんの本からインスパイアされたことも伝えて講座を終えました。