あちこち連絡待ちをしているのですが、ぼくが願うようなスピードでは進みません。仕方がないよね、みんな忙しいんだもの。夏に聴く、レクイエム。
歴史上数人とも言われたボーイ・ソプラノだったアレッド・ジョーンズの歌うピエ・イエス。
人生の本当の最初の時点の輝きだけがこうして切り取られて、ずうっと聴かれていくってどんな感じなんだろうな。
父は、今日もあまり変わらず、少しご飯が食べられるようになるといいのだけれど。
あちこち連絡待ちをしているのですが、ぼくが願うようなスピードでは進みません。仕方がないよね、みんな忙しいんだもの。夏に聴く、レクイエム。
歴史上数人とも言われたボーイ・ソプラノだったアレッド・ジョーンズの歌うピエ・イエス。
人生の本当の最初の時点の輝きだけがこうして切り取られて、ずうっと聴かれていくってどんな感じなんだろうな。
父は、今日もあまり変わらず、少しご飯が食べられるようになるといいのだけれど。
前号NO.29「現場発! これからの授業とクラス」も大好評です。次号NO.30が出ます。12本の授業記録。いまや教室の息吹を感じることのできる本物の授業記録をほぼリアルタイムで読む機会は皆無です。夏休み、一斉授業、『学び合い』、協同学習、オルタナティブ、インクルーシブ、プログラミング、演劇的手法、クラス会議、ルーブリック・・・様々な形態・手法の授業を記録したこの一冊は、日本の学校の今を切り取って見ることができる類書のないものです。みなさん、ぜひお読みください。
授業づくりネットワークNo.30―授業記録を読もう! 書こう!
授業記録で教師が育つ!
若手からベテランまで、授業形態は一斉、協同、個別と多様な全12本の授業記録を読むことで、実践の新しい展開が見えてくる。授業記録を読む、書く、対話することで、思考が促され、教師の成長へとつながる一冊。【教師全般対象】
★目次より★
特集:授業記録を読もう! 書こう!
■奥井貴仁学級のストップモーション授業記録/佐内信之
【鼎談】若手教師の教室を見て、授業・クラスづくりを考える
原田信之×阿部隆幸×奥井貴仁
■特別寄稿1 授業を記録するということ/佐内信之
■パート1 11の多様な授業記録を読もう! ~一斉・協同・オルタナティブ~
小島貴之氏の社会科授業の記録/石川 晋
「教師が大切にしているものは?」を読み解く/田中聖吾
一人ひとりの子どもの「学び」を丁寧に扱うということ/青山新吾
二俣潤也先生の授業 国語総合(現代文)「水の東西」(山崎正和)/喜岡淳治・二俣潤也
堤真人学級のストップモーション授業記録/佐内信之
生徒に任せて鍛える授業/池田 修
自分事として考える道徳授業/武田富美子
アダプティブな学びを生むプログラミング学習/石川 晋
「特別の教科 道徳」神吉満氏の授業/蔵満逸司
自分が自分であることを学ぶ学校/濵 大輔
「支援を要する子」は、決していつまでも「支援されるだけの子」ではない! /川上康則
■パート2 教育書を読もう! ~授業とクラスをさらに深く考えるために~
石黒広昭『子どもたちは教室で何を学ぶのか』/平山雅一×田中博司
苫野一徳『教育の力』/小島章子×藤原友和
坂内智之・高橋尚幸・古田直之『学びのカリキュラム・マネジメント』/長瀬拓也×東 武志
ジョン・ハッティ著、原田信之訳者代表『学習に何が最も効果的か』/小野領一×真田伸夫
柳 治男『〈学級〉の歴史学』/戸来友美×佐藤年明
前田康裕『まんがで知る教師の学び2』/佐藤正寿×吉川裕子
苅谷剛彦『教育と平等』/齋藤暁生×武田 緑
内藤朝雄『いじめの構造』/北野尚之×古田直之
コンスタンス・マクグラス著、川合紀宗訳『インクルーシブ教育の実践』/桔梗友行×乙部啓二
■特別寄稿2 授業記録を読むということ/石川 晋
今年度の予定の最新版。7月27日以降のものです。以前のものとあちこち変更があります。
現在まで決まっているものです。実際には交渉中のもの、公にはしないものもありますが、空いているところは、学校に入ったり、研修会を開催したりできる可能性のある日程です。お近くの方、動きをみながらご相談ください。
<7月>
7月28日土 ファシリテーション×国語 大阪
7月29日日 南東北・民間教育研修2018 - 学び方改革 & 安心して学び育てる環境づくり- 福島・会津大学
<8月>
8月4日土 ファシリテーション×国語 東京
8月5日日 道徳のチカラ中学セミナー 東京
8月11日土 Teach For Japanフェロー支援(国語研修)
8月16日木、17日金 鹿児島・霧島プロジェクト
8月18日土 授業づくりネットワーク③京都 同志社大今出川キャンパス
8月19日日 授業づくりネットワーク理事長訪問⑪京都
8月20日月 大阪市立豊里南小学校公開研修講師
8月25日土 授業づくりネットワーク④広島
8月29日水 大阪市立新北島小学校校内研修講師
<9月>
9月2日日 文学教育を考える会in神戸(多賀一郎先生と)
9月4日火 大阪市立豊里南小学校公開授業
9月5日水 徳島県・上板町立東光小学校
9月7日金 大阪市立東中川小学校
9月8日土 授業づくりネットワーク⑤新潟
9月14日金 公開対談:『学校でしなやかに生きるということ』のその先へ ~石川晋&武田緑が語り合います~ 横浜:スペースナナ
9月15日土、16日日 「未来の先生」展 東京・聖心女子大学
9月17日月 畿央大学教育講演会
9月18日火 奈良県・葛城市立新庄北小学校
9月19日水 大阪市立東中川小学校
9月20日木 Teach For Japanフェロー支援(福岡、予定)
9月22日土 授業づくりネットワーク理事長訪問⑫沖縄
9月23日日 授業づくりネットワーク理事長訪問⑬宮崎
9月24日月・祝 授業づくりネットワーク理事長訪問⑭鹿児島
9月25日火 Teach for Japanフェロー支援(福岡、予定)
9月26日水 東京都・国立市立国立第一中学校
9月27日木 北海道・宗谷地区国語教育研究会講師(予定)
9月29日土 北海道・宗谷管内教育研究会講師(礼文・船泊中学校)
<10月>
10月4日木 奈良県・葛城市立新庄北小学校
10月6日土~8日 北海道・マイプロスタートアップキャンプ(札幌・滝野)
10月11日木 学級通信の腕を上げる会②寒河江
10月13日土 授業づくりネットワーク理事長訪問⑮山形・寒河江
10月14日日 授業づくりネットワーク理事長訪問⑯仙台
10月22日月 東京都・国立市立国立第一中学校(合唱指導)
10月24日水 大阪市立東中川小学校公開研
10月25日木 名古屋市立伊勢山中学校
10月26日金 名古屋市立伊勢山中学校
10月27日土 授業づくりネットワーク⑥名古屋
10月28日日 授業づくりネットワーク理事長訪問⑰静岡
<11月>
11月3日土 授業づくりネットワーク理事長訪問⑱釧路
11月4日日 授業づくりネットワーク理事長訪問⑲帯広
11月10日土 武蔵大学教育実習生支援
11月11日日 リフレクションを考える会in東京
11月12日月 東京都・国立市立国立第一中学校
11月15日木 奈良県・葛城市立新庄北小学校
11月18日日 授業づくりネットワーク理事長⑳神戸
11月19日月 徳島県・上板町立東光小学校
11月21日水 大阪市立豊里南小学校
11月23日金・祝 授業づくりネットワーク理事長訪問㉑徳島
<12月>
12月1日土 授業づくりネットワーク⑦北九州
12月7日金 京都女子大学教職入門講義
12月8日土 授業づくりネットワーク⑧三重 三重大学教育学部
12月9日日 授業づくりネットワーク理事長訪問㉒四日市
12月11日火 大阪市立豊里南小学校
12月14日金 北海道・紋別市立潮見小学校
12月15日土 授業づくりネットワーク理事長訪問㉓紋別
12月18日火 北海道・北広島市立大曲小学校校内研修
<1月>
1月5日土 ファシリテーション×国語 大阪
1月6日日 ファシリテーション×国語 東京
1月12日土 授業づくりネットワーク理事長訪問㉔青森
1月13日日 授業づくりネットワーク理事長訪問㉕函館
1月14日月・祝 授業づくりネットワーク理事長訪問㉖水戸
1月25日金 横浜市立永田台小学校校内研修講師
1月26日土 横浜・サークル「横浜Shares」読み聞かせ講師
1月27日日 授業づくりネットワーク⑨大阪
1月29日火 大阪市立東中川小学校
1月30日水 大阪市立豊里南小学校
<2月>
2月2日土 授業づくりネットワーク理事長訪問㉗甲府
2月12日火 徳島市立新町小学校
2月13日水 徳島県・上板町立東光小学校
2月16日土、17日日 マイプロ北海道予選
2月19日火 大阪市立東中川小学校
2月20日水 大阪市立豊里南小学校公開研
2月23日土 授業づくりネットワーク⑩岡山
2月24日日 授業づくりネットワーク理事長訪問㉘米子
<3月>
3月5日火 奈良県・葛城市立新庄北小学校
3月6日水 大阪市立豊里南小学校
3月23日土 蝦夷の教育文化フェスティバル
80・90・00・10年代を駆け抜けた大谷和明「耳順」記念セミナーin札幌
3月24日日 授業づくりネットワーク理事長訪問㉙北海道・岩見沢
3月30日土 授業づくりネットワーク⑪仙台
北海道の北部で暮らしたことのある年配の人しか、もう知らないと思いますが、1980年代の半ばまで、道北の小中学生たちは、冬の寒い朝は必ず、NHKの朝6:55のローカルニュースの天気予報を見ていました。朝6時の時点の気温が氷点下19.6度以下なら、登校が一時間遅れになるのです。ちなみに24.6度以下なら2時間遅れです。
当時の小学校の暖房設備はおおむね「だるまストーブ」と石炭でした。教室の一日の石炭の量は炭箱ひと箱に一杯という感じで、日直の子が朝学校の裏の石炭小屋から運んできました。小学校1年生でも、です。
そういう脆弱な暖房体制でしたから、教室が温まるまでの時間を要する上記の気温の日は、そういう措置だったのです。
今思えば、あの一時間、二時間の遅れはどうなっていたのでしょうね。ある年などは1月後半から二月半ばまで連日の時間遅れでしたから、週6日制で4日分くらいは普通に時数が削られていたはずですが、だれもなにも言わなかった。まあ、当たりまえですよね、命にかかわるわけだから。
北海道の冬はかつてほどの激しい冷え込みに見舞われることはなくなりました。暖房設備も十分になりました。気象条件も変わったのです。
そういう視点で言えば、本州の夏の気象条件も間違いなく変わりましたね。命にかかわる事態なわけですよね。
父の見舞いに。
かつて士別混声合唱団のために何度も何度も通った道をゆく。
ゆくがゆくがという言葉の「語感」を車でも実感できる、そんな道です。
道ばたには、ジャーマンカモミール。
眠りのお茶。
ここは全てのものから等しく遠い。
塩野菜。
暑い日に食べるのにいいラーメンです。
透明なスープ。
ここにはいろんな先生方をご案内した記憶があります。
実践者が様々な実践をパクパク食べながら子どもたちの学びを豊かにしていくのは大切なことです。
ですが一たび研究的実践者として自分の実践を発信していく立場状況になったなら、その実践の歴史的文脈をできうる限り丁寧に掘り起こしていくことが本当に大切なのです。発信が簡単になった今だからこそ、本当に丁寧に考えたいことです。
医者は抗生物質を処方するときに、症状がなくなった後も全部飲み終えてくださいと言います。抗生物質に対する耐性を持ったウイルスや菌が、最後まで飲み終わらないと生まれてしまうことを知っているからです。でも少なからぬ人が途中でやめてしまい、結果、次々と新しい抗生物質を開発していかなければならない泥沼にはまっています。
翻って教育実践もまた、まさにその様相を呈しています。「伝言ゲーム」ならば伝言が到達した後に、もとのメッセージが示されて、最後に伝言されたものが正確であるかどうかが確かめられます。その意味でなら、教育実践はいまや伝言ゲームにさえなっていません。実践者が自分の実践の元ネタを大切にせず、実践の系譜・文脈を明らかにせず(引用文献や参考文献を示せばそれでいいという問題ではありません)、講座などでの発表どころか、公に手に取れる書籍の形で「斬新」「新機軸」などと称して発信してしまうことが横行しはじめている・・・。それは、最終的に実践をやせ細らせていくことになることに、思いを馳せることもできない・・・。
授業づくりネットワークNo.30―授業記録を読もう! 書こう!
今、実践のバトンは伝言ゲームにさえなっていない・・・と思えます。少し悲観的な気持ちになります。
豊里南小学校へ。ほぼ毎月通うフィールド。吉永かおりさんが大阪市のプロジェクトに応募し訪問しやすい条件を確保してくださっています。
今回のミッションは、吉永さんの「対話型鑑賞」の授業を参観して一緒に考えること。
「ロレンゾの友達」という道徳教材で授業をすること。
3年生の読み聞かせをすること。
教頭先生と対話すること。
校内研修で1時間半「説明文」の講座をすること。
盛りだくさんで充実です。外は37度。室内もエアコンがあっても暑い。
吉永さんや同僚の方との関係も深まってきて、少しずつ具体的で深い話ができるようになってきました。校内研修も楽しかったです。
次回は8月20日。「読解力を育むために」「授業の振り返り方」の午前午後にわたる研修講座! その次は9月4日。この日は吉永先生の図工、ぼくの詩の、それぞれ「対話型鑑賞」の授業提案と研究協議。ちょんせいこさんもいらっしゃって、二人でいくつかそのほかにも授業をする予定です。(いずれも、無料でどなたでも参加できます。案内は改めてしますが、興味のある方は、FBメッセンジャーかツイッターのメッセージ、もしくは私のメールへ連絡いただいても結構です)。
実に楽しみです。
今回は、授業記録を書こう、読もうがテーマです。
過去の授業記録はたくさん残されていて読めます。でも、「今」を感じることのできる授業記録を雑誌や書籍で読むことはほぼなくなりました。刊行されている教育書も、教室の息吹の伝わらない、指南書やハウツー、啓蒙書ばかりです。授業記録を掲載する雑誌や書籍もほぼなくなりましたから書く機会もどんどんなくなっています。
今回、丁寧に交渉を重ね、12本の授業記録を集めることができました。
授業記録を読むのは本当におもしろい。そして書くのは本当に深い学びになる。
授業づくりネットワークNo.30―授業記録を読もう! 書こう!
ぜひみなさん、噛み応えのあるこの一冊、手に取ってみてください。
ぼくは小島貴之さんの社会科の記録、蓑手章吾さんのプログラミング授業の記録、さらに授業記録を読むことの価値について記した文章の三つを書きました。
授業記録で教師が育つ!
若手からベテランまで、授業形態は一斉、協同、個別と多様な全12本の授業記録を読むことで、実践の新しい展開が見えてくる。授業記録を読む、書く、対話することで、思考が促され、教師の成長へとつながる一冊。【教師全般対象】
★目次より★
特集:授業記録を読もう! 書こう!
■奥井貴仁学級のストップモーション授業記録/佐内信之
【鼎談】若手教師の教室を見て、授業・クラスづくりを考える
原田信之×阿部隆幸×奥井貴仁
■特別寄稿1 授業を記録するということ/佐内信之
■パート1 11の多様な授業記録を読もう! ~一斉・協同・オルタナティブ~
小島貴之氏の社会科授業の記録/石川 晋
「教師が大切にしているものは?」を読み解く/田中聖吾
一人ひとりの子どもの「学び」を丁寧に扱うということ/青山新吾
二俣潤也先生の授業 国語総合(現代文)「水の東西」(山崎正和)/喜岡淳治・二俣潤也
堤真人学級のストップモーション授業記録/佐内信之
生徒に任せて鍛える授業/池田 修
自分事として考える道徳授業/武田富美子
アダプティブな学びを生むプログラミング学習/石川 晋
「特別の教科 道徳」神吉満氏の授業/蔵満逸司
自分が自分であることを学ぶ学校/濵 大輔
「支援を要する子」は、決していつまでも「支援されるだけの子」ではない! /川上康則
■パート2 教育書を読もう! ~授業とクラスをさらに深く考えるために~
石黒広昭『子どもたちは教室で何を学ぶのか』/平山雅一×田中博司
苫野一徳『教育の力』/小島章子×藤原友和
坂内智之・高橋尚幸・古田直之『学びのカリキュラム・マネジメント』/長瀬拓也×東 武志
ジョン・ハッティ著、原田信之訳者代表『学習に何が最も効果的か』/小野領一×真田伸夫
柳 治男『〈学級〉の歴史学』/戸来友美×佐藤年明
前田康裕『まんがで知る教師の学び2』/佐藤正寿×吉川裕子
苅谷剛彦『教育と平等』/齋藤暁生×武田 緑
内藤朝雄『いじめの構造』/北野尚之×古田直之
コンスタンス・マクグラス著、川合紀宗訳『インクルーシブ教育の実践』/桔梗友行×乙部啓二
■特別寄稿2 授業記録を読むということ/石川 晋