アートを旅する 2021年5月末-6月前半(大原櫻子、東京シティフィル&村治佳織、日本センチュリー響、JNO,関頑亭など)

国立の文人、関頑亭の展覧会。くにたち郷土文化館。街に生きる。人生、飄々と。なんだろう、なんだか元気になる。

大原櫻子。川崎カルッツ。Pの方。新作の方が好きだけれど、昨年のアルバムベースのステージも良かった。25歳。キャリアの途上で、コロナは深刻な直撃だろう。真っ直ぐな歌に心が動く。

東京シティフィル・名曲コンサート。よこすか芸術劇場村治佳織さんのギターはこれが三回目。アランフェス、素敵だった。高関のアシストも素晴らしい。ホルベアの時代よりも素晴らしい合奏で、シティフィルの合奏力は高いなあ。しかし、楽しみにしていたジュピターがなあ・・・快速すぎるのである。

JNO。奈良郡山城ホール。思ったほど響かないホールの中で、反田の指揮の責任でもあるのだが、オケの強奏と音程の不安定さが気になってしまった。反田も随所に大器の片鱗。でも、気負いかな、やや一本調子のショパン。後半を聞かずに出る。

日本センチュリー響。ザ・シンフォニーホール。素晴らしいホールだなあとしみじみ。日高剛さんのR .シュトラウスのホルン協奏曲2はひだまりのような暖かな音。カーチュンウォンのブラ4は大きな音楽。本当に大きな音楽。注目の指揮者だな。

記念艦三笠。いやあ、たまたま入ったのが、圧倒的な展示だった。その揺るぎない高揚感を伴う軍事・凱旋魂。東郷平八郎の存在感。複雑な気持ちになる。

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最近読んだ本から その21

並行読書するべきではなかったが、ぼくとしては、するしかなかった。

苦しい一週間だった。武田信子『やりすぎ教育』、中村健一『策略ブラック学級崩壊サバイバル術』。

二冊の素晴らしい本をお二人の尊敬する先生が送ってくださった。その思いに少しでも報いるには、ぼく自身もぼくのことを誠実に書くしかあるまい。

この二冊は、内容も、また書き方もほぼ真逆と言ってもよい。そしてそのことをある程度予測しながら、ぼくはわざわざ並行読書したのである。なぜならぼくは教職について以来、この二つの本が示す世界観の間を激しく揺れながら、今に至るまでフラフラ歩いていると自覚しているからである。

ぼくは武田さんの言葉を借りれば、間違いなくエデュケーショナルマルトリートメントに十分に加担してきた一人の教師である。自分自身の教師としての歩みを自分自身が十分に肯定できない。そして今、学校的なサイズの学びや狭量的な学力観に押し潰されそうな、娘うららを見ながら心底心を痛めている。

他方ぼくは、中村さんと比肩するような荒廃した学校現場の体験が原風景としてある。初任校でぼくの前にぼくのポジションを請け負っていた先生は、やっとの思いで這いだしたであろう次の学校から、ぼくら教職員一人一人にエロチラシを送りつけてきた後、狂死した。ぼくは初任校の学級崩壊の中で自分が生き残るために精一杯積極的に撤退したが、それはあの子達に対するネグレクトだったではないかという思いに今も苛まれている。

二冊の本を並行読書しながら、ぼく自身がどれほど引き裂かれているかを思い知らされる思いがした。つらい読書だった。分量的にはなんの苦もなく簡単に読める二冊だったにも関わらず。

 

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すぽんじのこころでつぶやく 2021年5月下旬ー6月上旬

1 例えば「きつねの窓」。二度と会えない女の子。妹は死んでしまった。家は焼けた……ぼくらの世代は、ああこれは戦争で…と思う。また安房直子はそれを読み手に暗示してもいるのだろう。そういう感覚を既に共有していない世代が教員のほぼほぼを占め、子どもたちに至っては当然…。それをどう考えるか。

 

2 一人一台デバイスは素晴らしかったが、それを支えるものとして普通にあったはずの知性主義の崩壊があまりにも深刻で、ただただ崩壊と分断を生むツールになってしまいそうだ。かなしい。判断選択の背景にはちゃんと「知性」があることが、かつては自明の前提だった。ここが崩れてしまった社会はもろい。

 

3 後は判断を任せますとして、良さげなものを放り込むことは、とても罪深い結果を招くこともある。編集者やキュレーターの仕事の本質は迷いながらも選んだものを構成して差し出すことだ。そこを事実上放棄した仕事のなんと多いことだろう。選べるものがあふれるという状態は、選べるものが何もないという状態と、現象的にはほぼ同じだ。個別最適な学びの一番の難しさは、子どもの前に選択の大風呂敷を広げる「だけ」になることだと思っている。

 

4 年齢受容の難しさの一つは、自分の発言が一つの権威として受け止められてしまうことだ。僭越ながら…マイノリティとして若くして発信されてきたあなたもあなたも…発言が既に一つの権威として反駁しにくく受け止められている可能性がある。マイノリティの代弁はステータスの上昇とともに難しくなる。

 

5 シンプルに、水が美味しくないところには住めないんだよな。

 

6 うちの娘はいつも「学校的なものこと」に苦しんでいる。娘には都心で暮らす子どもたちのような選択肢はない。経済的な問題がクローズアップされることは多くなったが、地理的な条件もとても大きい。いずれにしても最新の話題・実践に触れることの多いぼくは、冷水と熱湯を浴び続けているようでもある。

 

7 こういうことを書かないとなかなかわかってもらえない状況自体がまだまだ残念なのですが。。。授業づくりネットワークは、ここしばらく理事で相談しながらできる限りライターの女性比率を上げることを目指しています。号によっては、女性が半数を超えたものもあります。ぼく自身は今年各地で開催している小さな研修会で久しぶりに対談を企画しています。その相手も女性が半数になるように考えています。こうした取り組みは、女性の方には割とすぐ気が付いてもらえます。しかし男性には、なかなか気づいてもらえないようです。

 

8 国語の授業では、「詳細な読み」への偏りが指摘され改善が求められ、結局、「詳細な構造説明」がそれに取って変わっただけであった。変異ウイルスみたいなもんだな・・・国語の先生はなぜこんなに説明したがりなのだろう。あの「詳細な黒板」の手放しが重要なんだと思う。説明文や物語の構造を詳細に説明する病は、たいてい詳細な黒板またはワークシートとくっついている。あの、読みの愉悦とは無縁な学習過程を手放せない限り、たいていの子どもを読むことから遠ざからせていくだけです。

 

9 昨日は奈良の学校。長い付き合いの若い友人の声掛けでお伺いした。ぼくにも少し気負いがあったのだろう。帰路の電車で振り返り、若者のような自分を少し反省する。だからだろうか。やまと郡山城ホールの反田&JNOは前半だけで出てきてしまった。若者達の気負いに少し気恥ずかしくなってしまったか…。ただ、まあ冷静に少し記録を残しておくと…。ショパンのピアノ協奏曲1番の弦楽伴奏バージョンは、若いショパンと若い奏者達の気負いが重なったような演奏だった。反田さんは素晴らしいピアニストだと思ったが、この日の演奏は繊細さも大胆さも感じる部分はあるが、全般にはやや一本調子に聴こえた。それ以上にぼくにとって問題だったのはオケだった。やまと郡山城ホールは見た目と違って、響きは結構デッドなホールで、結果若い弦楽奏者達の気負いは時々わななくような響きになり、強奏によって歪んでしまい終始課題を感じてしまった。無論指揮の問題でもある。若いオケだ。数年したら必ず又聴こう。

 

10 カリキュラムマネジメントは、正直に感想を吐露すると、働き方の現状においても、個々の教師の技量的にも、やっぱり無理筋だよねぇ。

 

11 センチュリー響。カーチュンウォン。ブラ4。大きな音楽だった。大器。オケも本気で応える素晴らしい演奏。R.シュトラウスのホルン協奏曲2。ソロの日高さん。陽だまりのような暖かな音。大阪の皆さん、センチュリー響、素晴らしいプログラムだよ。支えなくちゃ。

 

12 苦しいなあ。みんな苦しいね。ちゃんと居場所を作り続けたいね。大半の方には全然わからないだろうと思うけれど・・・ぼくは学校教育現場・教員の最終DFをなんとか守っているという実感がある(ものすごい責任感とか、そういう意味ではなく、状態がそうであるという意味であるが)。ぼくは彼らの健康的で理知的な最終ラインでいてあげたいと強く思っている。一方で、破格に抑えた料金設定が、クライアントの受け身の姿勢を助長してしまうことも知っている。これはとてもとても難しい問題なのですよ。そしてそのことで少なからずぼく自身が疲れているということもあるわけです。ぼく自身のマインドセットの更新みたいなもんが必要なのだろうな。

 

13 城にたどりつかないように作られた道。小路。路地。本当に隠喩的な町。4年目なのにまた振り出しに戻るかのよう。いろんなことが見えにくくなっているだけです。目を凝らして見ないとわからない。

 

14 やせ猫二匹。ビャービャー鳴きながら、少しずつ近づいてくる、新世界、通天閣。悲しい。

 

15 話型の最大の問題点は、その形式で話したら、それで終わってしまうことだなあと思う。つまり、円滑に対話を促進しようとして、結果概ね対話を阻害してしまうということなんだよなあ。

 

16 LGBT法案を巡る自民党の迷走に目を覆いたくなる。当事者不在。与党内部は政争・政局の状況になってきているんだな、と見えてくる。一方で野党の不甲斐なさ…同じ顔ぶれ、昔の名前で出ている人たちばかり。こういう時、歴史上は、ポピュリストの台頭を許していくことになるんだな。左右関係なく。

 

17 日本の学校教員に蔓延する病に「把握病」がある。2000年頃から起きたパンデミック。今のところ特効薬はない。感染を広げる条件についての解明は一部進み始めている。変異種として「指導と評価一体化病」「ルーブリック病」「めあてーまとめ病」「PDCA病」「過剰子ども理解病」などが知られている。

 

18 5月25日。もう30年以上の時間が流れたが、ぼくにとっては特別な日。「未だ」と「既に」が交錯する場所。あの日も今日と同じ、霧のような雨だったな。

 

19 何年か前、なぜ先生は教室で政治や宗教の話をしないのか、と何人かの先生に尋ねた。よくわからなくて教えられないということだった。ではそれらはどこで身に付けるのだろうという悪循環なのだなと思った。国会議員を出す政党の主張くらい、目の前の小学校高学年や中学生に説明しないでどうする。

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それでもリアルにこだわって・・・6月の講座予定(国立、横浜・あざみ野、阪急園田、新大阪、名寄)

2021年度、研修会日程。それでも実際に会って、一緒に考えることにこだわったやります。

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21/6/15 火曜日 横浜・あざみ野10 19:00-21:00「we誌を読む その2」

21/6/17  木曜日 国立9 19:00-21:00「今、石川学級を改めて解説する」

21/6/22 火曜日 園田2 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」

21/6/23 水曜日 新大阪3 19:00-21:00「教室ディベートの基本」

21/6/27 日曜日 名寄4 13:00-15:00「若手教員とどう歩むか」

 

最近読んだ本から その20

読みやすいかなと思ったが、そうでもなかった。

自己啓発本をたくさん出す出版社から自己啓発批判の本を出すというセンスに惹かれたが、読んで思ったのは、このように自己啓発を批判して書いていくことで、この本もまた新手の自己啓発本みたいになっちゃうんだよな、ということでもあった。

 

それでもリアルにこだわって・・・2021年度連続講座日程(7/24変更)

2021年度、研修会日程。

コロナの第4波がやってきて、ぼくの企画の研修会も開催は急速に難しくなりつつあります。予定と内容を大幅に変更します。

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【北海道地区】

21/4/10 土曜日  名寄1

21/4/25 日曜日 札幌2

21/5/9 日曜日 札幌3 13:00-15:00「教室読み聞かせの手法

21/6/27 日曜日 名寄4 13:00-15:00「若手教員とどう歩むか」

21/7/24 土曜日 札幌 17:00-19:00「探究を考える」

21/8/15 日曜日 名寄 13:00-15:00「教室読み聞かせの手法」
21/9/23  木曜日 札幌6 17:00-19:00「対談:大野睦仁さんと」
21/11/28 日曜日 札幌7 13:00-15:00「鼎談:鈴木哲実さん、戸来友美さんと」
21/12/10 金曜日 札幌8 19:00-21:00「対談:平山雅一さんと」
21/12/11  土曜日 名寄9 13:00-15:00「ゲストティーチャーと創る授業」
21/12/18 土曜日 帯広10 10:00-15:00「全国の教室を回りながら考えていること」
22/1/14 金曜日 札幌11 19:00-21:00「全国の教室を回りながら考えていること」
22/2/23 水曜日 稚内12  14:00-17:00「全国の教室を回りながら考えていること」
22/2/27 日曜日 名寄13 13:00-15:00「全国の教室を回りながら考えていること」

【東北地区】

22/4/17 土曜日 仙台1

22/7/4 日曜日 仙台2 13:00-15:00「対談:鈴木優太さんと」

22/1/15  土曜日 仙台3 13:00-16:00「対談:坂内智之さんと」

 

【関東地区】

22/4/17 土曜日 大宮1

22/4/18  横浜・あざみ野2

22/4/19 月曜日 国立3

21/4/20 火曜日 本八幡

21/5/11  火曜日 国立5 19:00-21:00「対談:吉岡明子さんと」

21/5/13  木曜日 本八幡6 19:00-21:00「スタート一ヶ月を交流する」

21/5/31  月曜日 横浜・あざみ野7 19:00-21:00「対談:深谷新さんと」

21/6/2  水曜日 大島8 18:00-20:00「石川実践を解説する その1 学級づくり」(中止)

21/6/15 火曜日 横浜・あざみ野10 19:00-21:00「we誌を読む その2」(中止)

21/6/17  木曜日 国立9 19:00-21:00「今、石川学級を改めて解説する 1」

21/7/7 水曜日 本八幡11 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」

21/7/8  木曜日 大島12 18:00-20:00「協同学習で授業を改善する」

21/7/14  水曜日 横浜・あざみ野14 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」

21/7/15  木曜日 国立15 19:00-21:00「今、石川実践とはどのようなものだったのか2」

21/8/20 金曜日 横浜・あざみ野16 19:00-20:00「we誌を読む その3」

21/8/22 日曜日 本八幡 15:00-17:00「2学期の授業・教室を準備する」

21/9/14 火曜日 本八幡17 19:00-21:00「対談:飯村友和さんと」
21/9/16 木曜日 大島18 18:00-20:00「校内研修をどう改善するか」
21/9/28  火曜日 国立19 19:00-21:00「授業づくりネットワーク<探究>号を読む」

21/10/5  火曜日 大宮20 19:00-21:00「授業づくりネットワーク<探究>号を読む」
21/10/19  火曜日 国立21 19:00-21:00「対談:伊東大介さんと」
21/10/29  金曜日 横浜・あざみ野22 19:00-21:00「we誌を読む その4」
21/10/30 土曜日 水戸23 13:00-15:00「対談:矢代貴司さんと」
21/11/4 木曜日 大島24 18:00-20:00「ゲストティーチャーと創る授業」
21/11/22 月曜日 国立25 19:00-21:00「対談:村上聡恵さんと」
21/11/29 月曜日 本八幡26 19:00-21:00「2学期の授業・教室を振り返る」
21/12/8 水曜日 横浜・あざみ野27 19:00-21:00「we誌を読む その5」
22/1/16  日曜日 水戸28 13:00-16:00「全国の教室を回りながら考えていること」
22/2/8 火曜日 横浜・あざみ野29 19:00-21:00「we誌を読む その6」
22/2/9 水曜日 国立30 19:00-21:00「授業づくりネットワーク<個別最適化>号を読む」

22/2/22 火曜日 大宮31 19:00-21:00「授業づくりネットワーク<個別最適化>号を読む」

22/3/6 土曜日 国立32 13:00-17:00「平成年間の民間教育史を極私的に語る」

22/3/8 火曜日 本八幡33 19:00-21:00「全国の教室を回りながら考えていること」
 
【中部・甲信越地区】
21/9/12 日曜日 新潟2 14:00-17:00「教室読み聞かせの手法」
21/10/27 水曜日 甲府3 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」
21/1/29 土曜日 静岡4 10:00-12:00「教室読み聞かせの手法」
21/1/30  日曜日 名古屋5 10:00-13:00「全国の学校を回りながら考えていること」

 

【関西地区】

21/4/18 日曜日 新大阪1

21/6/22 火曜日 園田2 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」

21/6/23 水曜日 新大阪3 19:00-21:00「教室ディベートの基本」

21/7/25 日曜日 新大阪4 16:00-18:00「対談:武田緑さんと」

21/8/29 日曜日 園田5 19:00-21:00「石川学級を映像で見る」

21/9/6 月曜日 近鉄奈良6 19:00-21:00「小野領一学級をリフレクションする 1」
21/9/11 土曜日 太地7 10:00-15:00「協同学習で授業を改善する」
21/9/20 月曜日 新大阪8 16:00-18:00「対談:福島哲也さんと」
21/10/22 金曜日 園田9 19:00-21:00「詩の授業を創る」
21/10/23 土曜日 神戸・文学教育講座(多賀一郎さんと)
21/10/24 日曜日 舞鶴10 13:00-16:00「教室読み聞かせの手法」(多賀一郎さんと)
21/10/25 月曜日 近鉄奈良11 18:00-20:00「小野領一学級をリフレクションする 2」
21/11/10 水曜日 新大阪12 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」
21/12/4 土曜日 舞鶴13 11:00-16:00「学級づくりの基礎基本」
21/12/6 月曜日 近鉄奈良14 18:00-20:00「小野領一学級をリフレクションする 3」
22/2/1 火曜日 園田15 19:00-21:00「ゲストティーチャーと創る授業」

22/2/6 日曜日 神戸・音読の会(佐藤隆史さんと)

22/2/14 月曜日 近鉄奈良16 18:00-20:00「小野領一学級をリフレクションする 4」
22/2/16 水曜日 新大阪17 19:00-21:00「全国の学級を回りながら考えていること」

 

【中国・四国地区】
21/8/28 土曜日 防府13:00-16:00「協同学習で授業を改善する」
21/8/28 土曜日 広島18:00-20:00「授業づくりネットワーク「若手教員」号を読む」
21/8/29 日曜日 岡山13:00-16:00「鼎談:藤原なつ美さん、南惠介さんと」
22/2/5 土曜日 徳島13:00-17:00「全国の学級を回りながら考えていること」
22/2/20 日曜日 広島10:00-14:00「全国の学級を回りながら考えていること」
 
【九州地区】
21/10/16 土曜日 鹿児島12:00-16:00「IBと組織開発」
21/10/17 日曜日 博多10:00-12:00「教室読み聞かせの手法」
21/11/20 土曜日 熊本10:00-16:00「若手教員とどう歩むか」
22/2/19 土曜日 博多10:00-16:00「全国の学校を回りながら考えていること」

最近読んだ本から その19

多賀さん、南さんの本。シリーズ二冊目。前作よりも具体的でお二人の理解の深化も感じる良い本でした。読めば概ね納得するのですが、でもタイトルが誤解を生むなあとも感じます。

 

それでもリアルにこだわって・・・2021年度研修会一覧(21/6/23現在)

2021年度、研修会日程。

コロナの第4波がやってきて、ぼくの企画の研修会も開催は急速に難しくなりつつあります。予定と内容を大幅に変更します。

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【北海道地区】

21/4/10 土曜日  名寄1

21/4/25 日曜日 札幌2

21/5/9 日曜日 札幌3 13:00-15:00「教室読み聞かせの手法

21/6/27 日曜日 名寄4 13:00-15:00「若手教員とどう歩むか」

21/7/24 土曜日 札幌 17:00-19:00「1学期をリフレクションする」

21/8/15 日曜日 名寄 13:00-15:00「教室読み聞かせの手法」
21/9/23  木曜日 札幌6 17:00-19:00「対談:大野睦仁さんと」
21/11/28 日曜日 札幌7 13:00-15:00「鼎談:鈴木哲実さん、戸来友美さんと」
21/12/10 金曜日 札幌8 19:00-21:00「対談:平山雅一さんと」
21/12/11  土曜日 名寄9 13:00-15:00「ゲストティーチャーと創る授業」
21/12/18 土曜日 帯広10 10:00-15:00「全国の教室を回りながら考えていること」
22/1/14 金曜日 札幌11 19:00-21:00「全国の教室を回りながら考えていること」
22/2/23 水曜日 稚内12  14:00-17:00「全国の教室を回りながら考えていること」
22/2/27 日曜日 名寄13 13:00-15:00「全国の教室を回りながら考えていること」

【東北地区】

22/4/17 土曜日 仙台1

22/7/4 日曜日 仙台2 13:00-15:00「対談:鈴木優太さんと」

22/1/15  土曜日 仙台3 13:00-16:00「対談:坂内智之さんと」

 

【関東地区】

22/4/17 土曜日 大宮1

22/4/18  横浜・あざみ野2

22/4/19 月曜日 国立3

21/4/20 火曜日 本八幡

21/5/11  火曜日 国立5 19:00-21:00「対談:吉岡明子さんと」

21/5/13  木曜日 本八幡6 19:00-21:00「スタート一ヶ月を交流する」

21/5/31  月曜日 横浜・あざみ野7 19:00-21:00「対談:深谷新さんと」

21/6/2  水曜日 大島8 18:00-20:00「石川実践を解説する その1 学級づくり」(中止)

21/6/15 火曜日 横浜・あざみ野10 19:00-21:00「we誌を読む その2」

21/6/17  木曜日 国立9 19:00-21:00「今、石川学級を改めて解説する」

21/7/7 水曜日 本八幡11 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」

21/7/8  木曜日 大島12 18:00-20:00「協同学習で授業を改善する」

21/7/14  水曜日 横浜・あざみ野14 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」

21/7/15  木曜日 国立15 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」

21/8/20 金曜日 横浜・あざみ野16 19:00-20:00「we誌を読む その3」

21/8/22 日曜日 本八幡 15:00-17:00「2学期の授業・教室を準備する」

21/9/14 火曜日 本八幡17 19:00-21:00「対談:飯村友和さんと」
21/9/16 木曜日 大島18 18:00-20:00「校内研修をどう改善するか」
21/9/28  火曜日 国立19 19:00-21:00「授業づくりネットワーク<探究>号を読む」

21/10/5  火曜日 大宮20 19:00-21:00「授業づくりネットワーク<探究>号を読む」
21/10/19  火曜日 国立21 19:00-21:00「対談:伊東大介さんと」
21/10/29  金曜日 横浜・あざみ野22 19:00-21:00「we誌を読む その4」
21/10/30 土曜日 水戸23 13:00-15:00「対談:矢代貴司さんと」
21/11/4 木曜日 大島24 18:00-20:00「ゲストティーチャーと創る授業」
21/11/22 月曜日 国立25 19:00-21:00「対談:村上聡恵さんと」
21/11/29 月曜日 本八幡26 19:00-21:00「2学期の授業・教室を振り返る」
21/12/8 水曜日 横浜・あざみ野27 19:00-21:00「we誌を読む その5」
22/1/16  日曜日 水戸28 13:00-16:00「全国の教室を回りながら考えていること」
22/2/8 火曜日 横浜・あざみ野29 19:00-21:00「we誌を読む その6」
22/2/9 水曜日 国立30 19:00-21:00「授業づくりネットワーク<個別最適化>号を読む」

22/2/22 火曜日 大宮31 19:00-21:00「授業づくりネットワーク<個別最適化>号を読む」

22/3/6 土曜日 国立32 13:00-17:00「平成年間の民間教育史を極私的に語る」

22/3/8 火曜日 本八幡33 19:00-21:00「全国の教室を回りながら考えていること」
 
【中部・甲信越地区】
21/9/12 日曜日 新潟2 14:00-17:00「教室読み聞かせの手法」
21/10/27 水曜日 甲府3 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」
21/1/29 土曜日 静岡4 10:00-12:00「教室読み聞かせの手法」
21/1/30  日曜日 名古屋5 10:00-13:00「全国の学校を回りながら考えていること」

 

【関西地区】

21/4/18 日曜日 新大阪1

21/6/22 火曜日 園田2 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」

21/6/23 水曜日 新大阪3 19:00-21:00「教室ディベートの基本」

21/7/25 日曜日 新大阪4 16:00-18:00「対談:武田緑さんと」

21/7/26 月曜日 園田5 19:00-21:00「石川実践を映像で紹介する」

21/9/6 月曜日 近鉄奈良6 19:00-21:00「小野領一学級をリフレクションする 1」
21/9/11 土曜日 太地7 10:00-15:00「協同学習で授業を改善する」
21/9/20 月曜日 大阪・京橋8 16:00-18:00「対談:福島哲也さんと」
21/10/22 金曜日 園田9 19:00-21:00「詩の授業を創る」
21/10/23 土曜日 神戸・文学教育講座(多賀一郎さんと)
21/10/24 日曜日 舞鶴10 13:00-16:00「教室読み聞かせの手法」
21/10/25 月曜日 近鉄奈良11 18:00-20:00「小野領一学級をリフレクションする 2」

21/11/6 土曜日 神戸・音読の会(佐藤隆史さんと)
21/11/10 水曜日 大阪・京橋12 19:00-21:00「教室読み聞かせの手法」
21/12/4 土曜日 舞鶴13 11:00-16:00「学級づくりの基礎基本」
21/12/6 月曜日 近鉄奈良14 18:00-20:00「小野領一学級をリフレクションする 3」
22/2/1 火曜日 園田15 19:00-21:00「ゲストティーチャーと創る授業」
22/2/14 月曜日 近鉄奈良16 18:00-20:00「小野領一学級をリフレクションする 4」
22/2/16 水曜日 大阪・京橋17 19:00-21:00「全国の学級を回りながら考えていること」

 

【中国・四国地区】
21/8/28 土曜日 防府13:00-16:00「協同学習で授業を改善する」
21/8/28 土曜日 広島18:00-20:00「授業づくりネットワーク「若手教員」号を読む」
21/8/29 日曜日 岡山13:00-16:00「鼎談:藤原なつ美さん、南惠介さんと」
21/11/7 日曜日 徳島13:00-17:00「探究の授業を創る」
22/2/5 土曜日 高松13:00-17:00「全国の学級を回りながら考えていること」
22/2/20 日曜日 広島10:00-14:00「全国の学級を回りながら考えていること」
 
【九州地区】
21/10/16 土曜日 鹿児島12:00-16:00「IBと組織開発」
21/10/17 日曜日 博多10:00-12:00「教室読み聞かせの手法」
21/11/20 土曜日 熊本10:00-16:00「若手教員とどう歩むか」
22/2/19 土曜日 博多10:00-16:00「全国の学校を回りながら考えていること」

最近読んだ本から その18

松岡享子さんにはたった一度だけお会いしたことがある。それはどらねこ文庫(つまりぼくの家で開設されていた家庭文庫)に、彼女が訪問した折だった。彼女は、多分、伊藤忠財団との協同で、日本中の文庫活動の現場を取材訪問して、事実上1対1で聞き書きをしていたのだと思う。ぼくはたまたまその現場に居合わせた。

母が子どもの本の活動に関わって涙を流す場面を見たのは、ぼくにとってはたった2回しかない。そのうちの一回が、その日のその場面だった。

松岡さんの本を読むのは久しぶりだった。子どもと本の活動に向き合ってきた一人一人に沁みる、そして背中をそうっとさすってもらえる、そういう珠玉の言葉に満ちた一冊だった。

子どもと本 (岩波新書)

子どもと本 (岩波新書)

  • 作者:松岡 享子
  • 発売日: 2015/02/21
  • メディア: 新書
 
子ども文庫の100年――子どもと本をつなぐ人びと

子ども文庫の100年――子どもと本をつなぐ人びと

 

多分この本が、その時の取材などを含めた一連の動きをまとめたものなのだが、購入したまままだ読めていない。