アートを旅する 2022年11月下旬

関西フィル(大阪いずみホール

デュメイ。最初のモーツァルトは遅れて入ったので聴けず。でもヴァイオリン名曲の数々・・・彼の美音に聞き惚れる。もったいないほどの客入りだな・・・。前半はデュメイの伴奏といった風情だった関西フィルも、後半の真夏の夜の夢ははなかなか楽しく充実だ。結婚行進曲。いい今日だな。

スティーブ・ライヒプロジェクト レクチャー・ショーイング・ワークショップ(くにたち市民芸術小ホール)

加藤訓子マリンバを聴くのは、この街に暮らすようになった6年前の4月以来だった。今回は若手の打楽器奏者との共演で、目黒バーシモンホールで開催するライヒプロジェクトへの取り組みのいわば中間発表。もう最高だった。観客はほとんどいないホールで、丁寧なレクチャーはまるで私に向かって話してくれているような、そんな贅沢な時間でもあり。何しろライヒを演じることは、もう、ダンスなのであり。

沖仁(第一生命ホール)

20周年記念公演。会場はハートの目をした女性でいっぱいじゃないか。いろんなゲストを交えたオムニバスな展開で楽しかったが、最後のアンコールでたった一人、ギター一本で弾く姿に痺れた。最後は独り。独りなんだな。