授業づくりネットワーク北海道集会 6月10日

北海道・江別(北翔大学)で、6月10日。
授業・教室での「表現」にテーマを絞った研修会です。

授業づくりネットワークは、今年の4月で創刊30周年を迎える教育研究団体です。1990年代から、ワークショップ型授業やディベート特別支援教育など、様々なテーマに先進的に取り組んできました。大きな授業改革のうねりの中で、私たちのこれまでの提案に注目が集まっています。
 今年度はこうした情勢を踏まえて、年間11回の研究会を企画しました。北海道はその2回目です。6名の理事が集結し、理論と実践の行き来を大切にしてきた私たちらしく、丁寧にみなさんのニーズに応える集会づくりをします。どうぞいらしてください。今回は、ずばり学級&授業と表現の関わりを考える集会です。

ぜひぜひお会いしましょう!

www.kokuchpro.com

 

未来の先生展の企画書案を書き上げました

未来の先生展が、今年も開催になります。

今年は9月15、16日、聖心女子大学が会場です。

www.mirai-sensei.org

NPO授業づくりネットワークは昨年度同様講座を実施します。今年度は二日間、途中で全体会などはありますが、おおむね通しでワークショップやシンポジウムを行います。授業づくりネットワーク集会を行うような感じです。

今日はその企画書を創りました。

まだ内容は固まっていないけれど、とりあえずエントリーまでこぎつけて、少しほっとしています。

週末は、小さな旅行をしました。厳しい日程の中、最初から何も入れないで、自分のために使おうと思っていた時間です。季節はもう夏に向かっているんですね。緑がまぶしい、そして、畑や海と接する場所で暮らす人々の生活の匂いにむせかえるような、そんな時間でした。

 

 

岸和田市立浜小学校の初回でした

今年度の初回でした。

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2時間目 4年生
国語 「走れ」の1時間目

3時間目 5年生
国語 「世界でいちばんやかましい音」の1時間目

4時間目 6年生
ディベート

5時間目 3年生
国語 「こそあど言葉」の1時間目

放課後16:00から16:50
研修

結構ハードな日程でしたが、楽しくやれました。

2時間目は、音読+ダウトを探せ+子どもたちの協同型音読。

3時間目は、単元型『学び合い』

以下の流れ。 

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次の課題(かだい)に、みんなで協力しながら、5時間で挑戦(ちょうせん)しましょう。

 

ルール

・どの課題から取り組んでもいいです。

・いっしょうけんめい取り組めば、全部の課題ができなくてもいいです。

・でも、1・2・3から一つ、4・5・6から一つ、6・7・8から一つ、全部で三つは完成するようにしましょう。

・世界でいちばんやかましい教室にならないようにしてね。

・6時間目に、自分が挑戦した課題で一番自信のあるものを、発表してもらいます。

 

課題

1 新しい漢字や読めない漢字をノートに書いて練習して書いて読めたりするようになろう。

2 教科書をすらすら読めるように練習しよう

3 お話をよーく読まないと解(と)けないクイズを三つ作って、友達に出そう。

 

4 やかましい都で聴こえる音とちんもくの都できこえる音とを、できるだけたくさん探してオリジナルの表にまとめよう

5 物語の山場はどこで、それがどんな役割を果たしているか考えてまとめよう

6 物語のどこかの場面を選んで、仲間と協力して、1分間のお芝居にしてみよう

 

7 すてきな翻訳(ほんやく)絵本を、図書館で見つけて、友達に紹介する文をつくろう

8 お話の続きを考えて、文章、紙芝居、マンガなどで書いてみよう

9 このお話の感想を原稿用紙一枚にまとめてみよう(300字以上400字以内です)

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4時間目は、「岸和田市立浜小学校の児童は、夏休み明けから自転車通学できる、是か非か」が論題で、マイクロディベート

5時間目は、「こそあど言葉」は子どもたちの状況も見て、対話型の絵本読み聞かせ。

放課後の校内研修は、講義型で実施と決めて、プレゼンテーションソフトを使って、各地の教室を見ながら考えていることをお話ししました。

 

 

クラッゲルーは、あきらめて・・・

今日は横浜市立山田小の二回目。

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校内研修の指導案検討。

ぼくは、最初は基本的にそれまでの学校の流れの通りに進めていただこうと考えているので、今日もそういう流れ。

しかし、山田小さん、職員の年齢構成もよく、議論もとても誠実ですてきでした。若い授業者のやってみたいという願いをできるだけ実現させてあげたいという思いで動いていく。ぼく、こういう研修の在り方、すばらしいと思います。

ぼくは旭川の北星中学校時代、まだ教科書にも示されていなかったディベート(話す聞く領域もなかった)を、校内研で実施したいと提案して、紛糾したことがあります。その時、研究主任の先生が(尊敬する先生でした)、「若い奴がやるって言ってるんだから、やらせてみればいいじゃないか」と最後に言ってくださったのを覚えています。

あの先生のようで在りたいと、以来ずうっと思っているのです。

国語についての研修も丁寧に積み上げられてきている学校でした。授業、とても楽しみです。

今日は夜は武蔵野で、クラッゲルーのヴァイオリンを聴く予定でしたが、明日の岸和田の授業のことも考えて、あきらめました。全部はできない、大切なものを選びながら歩いていく、そういうことだなと思います。 

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲/シンディング:ヴァイオリン協奏曲第1番

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲/シンディング:ヴァイオリン協奏曲第1番

 

 

グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集第1 - 3番

グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集第1 - 3番

 

関西は暑いようです。健康に歩き続けられるようにしようと思います。

 

 

まずはカラーボックス

夕べから、4、5人の様々な校種の先生方と、メッセージを中心にやりとりしています。この季節は、みんなが少しずつしんどい、そういう季節なんだな。

今日は横浜市立山田小学校へ。

今年に二回目。校内研修の具体的な支援のはじめ、です。

明日は岸和田浜小学校。ここは4本の飛び込み授業をする予定で、その準備をしていました、今まで。

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さあ、カラーボックス買って来よう。

Violin Concertos (Dig)

Violin Concertos (Dig)

 

才気ほとばしるって感じ。音色は繊細だけど、設計がソリッド、って感じ。

 

柳谷さん喬さんの落語を聴いてくる

水天宮前日本橋劇場。

前座は金原亭乃ゝ香さん。話題の若手女性落語家が出てきて、びっくりしました。演目は「もと犬」。まあ、まだまだ、ですが、でも、所作も堂に入ったもので、大成が楽しみ。それまでは生きてないかな、ぼくは。

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さん喬は、人情ものに定評のある噺家ということでしたが、いやあ、三夜の最終日、よかったです。「妾馬」そして、「乳房榎」。心の機微を噺すと、出色ですね。まさに、「ほろり」と言う言葉がぴったりでした。二階自由席で聴きましたが、一階はまずまず、二階は数人って感じの入りでした。若い人は一人もいない。

金原亭乃ゝ香さんが、観客含めて一番若かったかも・・・。

部屋を片付け、途方に暮れて

長いこと、片づけていない部屋を片付け始めました。

原稿が書けないと、いつも部屋の模様替えをしていました。思い出しました。

でも、これはまた途方に暮れる・・・。

買わないはずだった本も、少しずつ増えて、やっぱり棚がもう一つ必要です。

目標の50点前後をぶらぶら過ごす、残念な日です。

柳家さん喬 名演集2 天狗裁き/妾馬

柳家さん喬 名演集2 天狗裁き/妾馬

 

今日は思い立って落語を聴きます。久しぶり。

週末も、大きな仕事が一つ終わったら、充電時間にします。そういうことが、多分必要です。去年の5月末から6月初旬は、隠岐、そして、大阪、東京、いろんなことが重なって、本当にしんどかったことを思い出しました。

曇天の遠くから、飛行機の音が降ってくる・・・。

 

 

富士薬品さんがやってきました

富士薬品さんがやってきました。

何度も電話をいただいていました、ごめんなさい。

富士薬品さんは、興部時代からの付き合いです。

二度の離婚の時も、次の家に移る時に、なんだか連れて行かなくちゃいけない気持ちになり、ここまでずうっと30年ついて歩いているわけです。

富士薬品のお兄さんに、今回は多分使ってないと思いますと言うと、「それはよかったですねえ」と。

ぼくが体調を崩した方が彼らはもうかる。いつも定期的に確認にこられるたびに、不思議なぐるぐるを感じます。

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コンビニにいくと、コーヒー牛乳があたりました。

この前は、コーチャンフォーで2000円の商品券が当たりました。

まあ、少しずついいこともあります。

明日は久しぶりの完全オフ。夜は落語を。

国立第一中学校、今年度二回目でした

国立第一中今年度二回目でした。
井上太智さん、少しお疲れでした。
体育祭前の時期。子どもたちの関係も動き出し、小さなトラブルも増える時期です。それにはじめての学年主任で、やはり、これまでとは違うポジションから見える景色に、まだ十分にチューニングできていないのかも、と思いました。

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授業は理科以外の授業も終日見せていただきました。
井上さんの授業については今日も学びが大きかったです。
今年、井上さんは「コツコツコース」をやめています(井上さんの授業の詳細は、授業づくくりネットワークの最新号をお読みください)。 

授業づくりネットワークNo.29―現場発! これからの授業とクラス~ひらく・つくる・つくり続ける~

授業づくりネットワークNo.29―現場発! これからの授業とクラス~ひらく・つくる・つくり続ける~

 

昨年、時々、問いが教科書的な解答に飲み込まれて行ってしまう瞬間があったわけですが、それは、教科書通りコツコツと取り組むコースの提案にも原因があったのではないかという分析だそうです。

それで今日も来て一緒に見ていた後藤健夫さん、北野尚之さんと議論になりました。
後藤さんの話にああ、と思ったのは、「探究する生徒は突っ走りすぎて戻ることがある」という話です。
井上さんの進め方を、ぼくらは「中央線方式」と呼んでいるわけですが、鉄道路線の比喩は後戻りして学びなおす学び方をフォローできていないかも知れないと思いました。

井上さんは当初はコツコツコースを示さず、子どもたちの探究が進み始めた7,8時間くらいのところで、コツコツコースを示そうかと思う、と言います。
つまり、探究を進めた子どもたちが、途中で後戻りできるようにするということでもあるわけです。昨年の子ども達とはいろんな点で違っている今年の子ども達。コツコツなんてコースを敷いたら、子ども達、畑作りたいとか、絶対言わなかったっすよね、と井上さん。そもそも昨年の「普通の」『学び合い』からスタートして、大単元形式の『学び合い』にたどり着いた過程(コツコツのみ→中央線方式)を、今年ももう一度くぐりなおす必要はありませんもんね。井上さんは、中央線方式も手放して、さらに先へと進んでいく、実にすごいイノベーターです。

5時間目の理科では、子どもたちの一部が外に出て、自分たちの畑を作っています。今日はこのためだけに学校に来たと言い切る子も。学校長が見にいらして、彼らを励ますすてきなことばをたくさん渡していきました!

彼らは今夜から明日の朝の天気を知っています。今どこまで作業を進めなければならないか話し合っています。間違いなく、理科の授業だ、と思います。

今日の定例の読み聞かせは、最初のクラスで、『トリゴラス』。次は『いろいろはっぱ』。本当は最後のクラスは『おばけじま』にしようと思っていたけれど、単元との関連も強いので最後のクラスも、『いろいろはっぱ』にしました。

トリゴラス (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

トリゴラス (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

 
いろいろはっぱ

いろいろはっぱ

 

はっぱ収集家の探究生徒もいて、マッチングのよい絵本でした。 

今度はまた、6月に。