2020年度1月最終週以降の予定(1/30更新)

来年のことをは、こちらにまとめました。詳細は結構ですので。すでに多数、次年度継続の意向をいただき、日程を確定した学校があります。ご希望の学校・個人は、意向だけで結構ですので、早めにメールやメッセージでご連絡だけ入れてください。今年はちょっとスタートダッシュが速いようです。

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【1月】

1月27日水曜日 大阪府岸和田市立朝陽小学校(オンライン)

1月28日木曜日 大阪府岸和田市立大宮小学校(オンライン)

1月29日金曜日 大阪府岸和田市立大宮小学校(オンライン)

 

【2月】

2月1日月曜日  札幌公務員受験学院

2月3日水曜日  和歌山県白浜町立白浜中学校(オンライン)

2月5日金曜日  札幌公務員受験学院

         札幌連続講座特別回「大野睦仁さんとお話する」

2月8日月曜日  広尾町立広尾小学校

         広尾連続講座2/2「国語の読みの授業のイロハを教えます」

2月9日火曜日 北海道・江別市大麻東小学校(オンライン)

2月12日金曜日 小金井市立小金井第三小学校

         市川(本八幡)特別回「学校とゆるやかに伴走することの意味」

2月18日木曜日 私立四條畷学園小学校

2月20日土曜日 水戸連続講座2/2「全国の教室を周りながら考えていること」

2月22日月曜日 多摩市立小学校

2月24日水曜日 小金井市立前原小学校

2月25日木曜日 荒川区立小学校

2月26日金曜日 大阪府岸和田市立大宮小学校(オンライン)

【3月】

3月3日水曜日  練馬区立開進第一小学校

         横浜連続講座5/5「学校とゆるやかに伴走するということ」

3月4日木曜日  桐朋学園小学校

3月5日金曜日  小金井市立小金井第三小学校

国立連続講座最終回「全国の学校・教室をみながら考えていること」

3月6日土曜日  新大阪連続講座9/11「ゲストと対話する3 吉永かおりさんと」

3月8日月曜日  清瀬市清瀬第四中学校

3月9日火曜日  清瀬市清瀬第四中学校

3月10日水曜日 多摩市立小学校

3月11日木曜日 国分寺市立第四小学校

3月12日金曜日 大宮連続講座8/8「1on1オンライン対話で考えていること」

3月13日土曜日 仙台連続講座2/2「学校とゆるやかに伴走するということ」

3月19日金曜日 国立連続講座12/12「ひたすら質問に応えます」

3月27日土曜日 名寄連続講座2/2「学校とゆるやかに伴走するということ」

 

 

最近読んだ本から その2

関西も宣言が出るようですね。しんどいですね、ほんと。積み増し積み増しで政策を回していくんじゃだめよね・・・。バブルが弾けて以降の日本の、少なくともぼくに見えている範囲での政策は、ほぼこういう感じだよなあ。というか、そういうものがぼく程度の人間にも見えるくらい杜撰になってきてしまったということか・・・。

くだもの (幼児絵本シリーズ)

くだもの (幼児絵本シリーズ)

  • 作者:平山 和子
  • 発売日: 1981/10/20
  • メディア: 単行本
 
 

 

 

 

 

授業感想文について考えた

昨日の夜は、長く一緒に研修する中堅の先生から、ぼく自身の発信の仕方のまずさを指摘されて(ぼくのことだけでなく、長い経験を持つ先生方のしばしば見られる傾向についての指摘も含んでいたものと思う)、痛撃と共に、リフレクションの起こる感じであった。

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今朝は早速1on1のオンライン対話があったので、自分にとっては仕切り直しでもあるという思いで、一つずつ自分の発言を反芻しながら話すように50分の話をした。書いたものと話したこととの違いについても色々と思いつつ。

今朝のオンラインでの話題の中心は、理科専科の小学校の先生の授業アンケートの分析だった。わかりやすさと楽しさの二項目がシンプルな選択肢で記述できるようになっており、さらに自分の(先生の)教え方についての100点満点での採点とその理由を文章記述する。A4判面のみの授業アンケートである。

このアンケートを見ながら、ぼくは、上條晴夫さん−池内清さんラインの「授業感想文」のことを思い出していた。ぼく自身が中学校でほぼ同じように活用していたものである。彼らのものは、アンケートではなく、授業者の授業の進め方への採点+理由の記述というシンプルなものだった。上條さんご自身に直接聴いた記憶を辿れば、あるいは授業づくりネットワーク誌上に掲載になった授業記録などを見れば、採点部分(100点満点で86点とか、5段階評定で4とか)ではなく、それに基づいて書いてくる理由の記述の確保と分析及び改善にこそ、この実践の肝があるということになる。事実、ぼくのクラスでは100点を付けている子が記述欄に「漢字の書き取りも入れて欲しい」と記述してきたりするわけで、上條さん−池内さんのいう通りだなあと思っていた。

loft.main.jp

しかし、今日も最初は、記述そのものの質と量に目がいっていたのだが、途中から、アンケート部分の集計に意識が向くようになった。詳述は避けるが、4年生5年生6年生の3クラス(単学級)のアンケートの数値に違いがある。当たり前だが、その数値比較で、おおよそそれぞれの学年の授業への前のめりの度合いが見えてくるわけである・・・。

それで、実践者としての自分はどうだったのかなと改めて内省が起こった。ぼくの場合は、個々の子どもについての学習参加の状況は「授業感想文」を通じてよく見えてきていたと思う。しかし、クラス全体の学習参加の状況の理解などには、あまり関心が払われていなかったということになる(いや、払うべきだったのだが)。というか、授業感想文ではそこは見えなかったのだなと思う。

上條さん−池内さんラインの授業感想文が、典型的な小学校学級担任クラスの授業を想定した感想文だったからだな、と、今日のやりとりの中で気付かされていった。中学校の複数の教室をまたいで授業する立場(増え続ける小学校の専科授業者の立場)では、どんなものが望ましいのだろう・・・。

ちょっとまだうまく言語化できないが、これはとても大きな発見だった。

最近読んだ本から その1

もちろん、三が日に本を読むような馬鹿なことはしませんでした。

論評抜きで、最近読んだ本から紹介。

これは水です

これは水です

 
ヘイト・悪趣味・サブカルチャー 根本敬論

ヘイト・悪趣味・サブカルチャー 根本敬論

  • 作者:香山 リカ
  • 発売日: 2019/03/16
  • メディア: 単行本
 

 

2020年度連続講座(2月〜3月まで)大幅変更

2020年度4月からの連続講座も、順調とは言えませんが、積み上げてきました。

残りも後わずかになってきました。コロナが深刻です。開催できる会は、わずかになりました。

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1月15日金曜日 大阪柏原連続講座3/4「全国各地の教室を見ながら考えていること」(中止)

1月19日火曜日  大宮連続講座6/8「校内研修をどうつくるか」(中止)

1月20日水曜日  国立連続講座10/12「リフレクションという病」(中止)

1月31日日曜日  阪急園田連続講座5/5全国の学校を見ながら考えていること」(中止)

2月1日月曜日   札幌連続講座5/6「全国の学校を見ながら考えていること」(中止)

2月3日水曜日    横浜連続講座4/5「教室読み聞かせの基本」(中止)

2月4日木曜日    大阪柏原連続講座4/4「教室読み聞かせの基本」(中止)

2月5日金曜日 札幌連続講座特別回「大野睦仁さんと現状を持ち寄り語り合う」

2月7日日曜日  帯広連続講座「全国の学校・教室を見ながら考えていること」(中止)

2月8日月曜日  広尾連続講座2/2「国語の読みの授業のイロハを教えます」

2月10日水曜日 国立連続講座11/12「全国の教室を見ながら考えていること」(中止)

2月12日金曜日 市川(本八幡)特別回「学校とゆるやかに伴走することの意味」

2月15日月曜日 大宮特別回「全国の学校・教室を見ながら考えていること」(中止)

2月17日水曜日 徳島連続講座1/1「全国の教室を見ながら考えていること」(中止)

2月18日木曜日 近鉄奈良講座1/2「全国の学校・教室を見ながら考えていること」(中止)

2月19日金曜日 新大阪連続講座10 /11「全国の学校・教室を見ながら考えていること」(中止)

2月20日土曜日 水戸連続講座2/2「全国の教室を周りながら考えていること」

2月22日月曜日 大宮連続講座特別回「セルフライフヒストリートーク(エピソードで語る教師歴)」(中止)

2月24日水曜日 甲府講座「全国の学校・学級を見ながら考えていること」(延期)

2月26日金曜日 名古屋連続講座4/4「全国の学校・教室を見ながら考えていること」(中止)

3月3日水曜日   横浜連続講座5/5「学校とゆるやかに伴走するということ」

3月5日金曜日 国立連続講座12/12「全国の学校を見ながら考えていること」

3月6日土曜日  新大阪連続講座9/11「ゲストと対話する3 吉永かおりさんと」

3月12日金曜日 大宮連続講座8/8「1on1オンライン対話で考えていること」

3月13日土曜日 仙台連続講座2/2「学校とゆるやかに伴走することの意味」

3月21日日曜日 近鉄奈良連続講座2/2「全国の学校を見ながら考えていること」(中止)

新大阪連続講座11/11「対談 武田緑さん、松永悟郎さんと」(新年度へ延期)

3月27日土曜日 名寄連続講座2/2「学校とゆるやかに伴走することの意味」

3月28日日曜日 札幌連続講座6/6「学校とゆるやかに伴走することの意味」

  

 

 

2020年度1月以降の予定(1/12更新)

来年のことをは、こちらにまとめました。一応、詳細は結構ですので、意向は早めにお伝えください。すでに4、5件、次年度継続の意向をいただき、日程を確定した学校もあります。ご希望の学校・個人は、意向だけで結構ですので、早めにメールやメッセージでご連絡だけ入れてください。今年はちょっとスタートダッシュが速くて、数校もう入ってきています。

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【1月】

1月13日水曜日 練馬区立開進第一小学校

1月14日木曜日 名古屋市大須小学校(オンライン)

1月15日金曜日 松原市立松原東小学校(オンライン)

      大阪柏原連続講座3/4「全国の学校・教室を見ながら考えていること」(中止)

1月18日月曜日 弘前大学

1月19日火曜日 大宮連続講座6/8「校内研修をどうつくるか」(中止)

1月20日水曜日 八王子市立元木小学校

         国立連続講座10/12「リフレクションという病」(中止)

1月21日木曜日 多摩市立小学校

1月27日水曜日 大阪府岸和田市立朝陽小学校(オンライン)

1月29日金曜日 大阪府岸和田市立大宮小学校(オンライン)

1月31日日曜日  阪急園田連続講座5/5全国の学校を見ながら考えていること」(中止)

 

【2月】

2月1日月曜日  札幌公務員受験学院

         札幌連続講座5/5「学校とゆるやかに伴走するということ

2月3日水曜日  横浜連続講座4/5「教室読み聞かせの基本」(中止)

2月4日木曜日  大阪柏原連続講座4/4「教室読み聞かせの基本」(中止)

2月5日金曜日  札幌公務員受験学院

         札幌連続講座特別回「大野睦仁さんとお話する」

2月7日日曜日  帯広連続講座「全国の学校・教室を見ながら考えていること」(ちゅ

2月8日月曜日  広尾町立広尾小学校

         広尾連続講座2/2「国語の読みの授業のイロハを教えます」

 

2月9日火曜日 北海道・江別市大麻東小学校

2月10日水曜日 川崎市立下小田中小学校

         国立連続講座11/12「全国の教室を見ながら考えていること」

2月12日金曜日 小金井市立小金井第三小学校

         市川(本八幡)特別回「学校とゆるやかに伴走することの意味」

2月15日月曜日 大宮特別回「全国の学校・教室を見ながら考えていること」

2月16日火曜日 かえつ有明中高等学校

2月17日水曜日 徳島県徳島市立新町小学校

         徳島連続講座1/1「全国の学校を周りながら考えていること」

2月18日木曜日 私立四條畷学園小学校

         近鉄奈良連続講座1/2「全国の学校を見ながら考えていること」

2月19日金曜日 羽曳野市立駒ヶ谷小学校

        新大阪連続講座10 /11「全国の教室を見ながら考えていること

2月20日土曜日 水戸連続講座2/2「全国の教室を周りながら考えていること」

2月22日月曜日 多摩市立小学校

         大宮連続講座特別回「セルフライフヒストリートーク(エピソードで語る教師歴)」

2月24日水曜日 小金井市立前原小学校

         甲府講座「全国の学校・学級を見ながら考えていること」

2月25日木曜日 荒川区立小学校

2月26日金曜日 岐阜県岐阜市立中学校

       名古屋連続講座4/4「全国の学校・教室を見ながら考えていること」

【3月】

3月3日水曜日  練馬区立開進第一小学校

         横浜連続講座5/5「学校とゆるやかに伴走するということ」

3月4日木曜日  桐朋学園小学校

3月5日金曜日  小金井市立小金井第三小学校

3月6日土曜日  新大阪連続講座9/11「ゲストと対話する3 吉永かおりさんと」

3月8日月曜日  清瀬市清瀬第四中学校

3月9日火曜日  清瀬市清瀬第四中学校

3月10日水曜日 多摩市立小学校

3月11日木曜日 国分寺市立第四小学校

3月12日金曜日 大宮連続講座8/8「1on1オンライン対話で考えていること」

3月13日土曜日 仙台連続講座2/2「学校とゆるやかに伴走するということ」

3月19日金曜日 国立連続講座12/12「ひたすら質問に応えます」

3月20日土曜日 教室音読指導を究める会in神戸元町

3月21日日曜日 近鉄奈良連続講座2/2「学校でしなやかに生きるということ」

         新大阪連続講座11/11「対談 武田緑さん、松永悟郎さんと」

3月27日土曜日 名寄連続講座2/2「学校とゆるやかに伴走するということ」

3月28日日曜日 札幌連続講座6/6「学校とゆるやかに伴走するということ」

 

「ゆづり葉」は何を譲って来たのか

晦日も元旦も、大した何かを発信する気になれなかった。

こうしたタイミングでみんなが一斉に誰も読みゃあしない空間に、自己満足の振り返りと未来への希望を投げ入れる風潮に、弩級の違和感さえ抱えるようになっていた。でもなあ、三春さんのnoteの記事を読みながら、ちょっと涙が出そうになった。

節目節目、折り目折り目で、発信すること。そのことで誰かに届く可能性を信じること。発信に意欲を失いつつある自分を叱咤激励してくれるものだ。

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「ゆづり葉」を、どういう文脈で読むか。

この圧倒的な名詩の前で、その美しさに思考停止していた自分、国語教師を名乗る自分を、恥ずかしいと思えたのも、とてもありがたかった。

ぼくもまとまったものをいくつか形にする努力を積んでみようと思う。

後を歩いてくる人たちに、ぼくが、質が高いと思えるものを、価値があると信じられるものを、譲っていこう。

 

 

 

 

観たもの、感じたこと

秋から、少しずつアートを自分の中に出し入れし直していった。

順番ぐちゃぐちゃ。

大阪交響楽団 奈良100年会館。

ベートーヴェン 。最小限の編成。三ツ橋敬子さんの指揮は軽快。レオノーレ序曲第3番も良かった。交響曲第5番「運命」、交響曲第6番「田園」。気持ちの良い演奏。でも隣が化粧くさい。その隣は全部寝ている。そして、会場が、昔の旭川の市民文化会館大ホールを思い出すほどのデッドな響きでした。

 

バンクシー展。大阪南港。
ぼくはバンクシーって空間展示なんだと思っている。出来るだけ展示のシチュエーションが伝わるように腐心してくださっているのだが、野ざらしになり、何者かが破壊したり棄損したり持ち逃げしたりすること自体がアートの一部であることは、室内・箱物の展示会場では、伝わりにくいよね。

 

あべ弘士原画展どうぶつえん物語。こども富貴堂

あべさんが丁寧に創った絵本の原画は、とってもいい。動物たちがみーんな元気そうだ。

 

大学生2020作品展。中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館ステーションギャラリー。
教育大旭川校の学生の卒業制作なのかな。舌を巻くぐらいうまい。技術の向上は圧倒的で、美術を志すものならば、誰もがそれなりのレベルで描けてしまう時代なんだとも思う・・・で、そこからだ、そこからはなんだろう・・・。


新日本フィル「第九」すみだトリフォニーホール
広上さんの指揮。
感動した。二期会合唱団、エスプレッシーヴォの16人。こういう合唱もあるんだな。心が揺さぶられたよ。オケも大熱演だった。良かったよ。

 

ただやるだけ。good morning N°5。シアタ−711
演劇人の圧倒的なクオリティによるバカ騒ぎに、心底感動した。中村中の歌がまた、無用にすごい。アートは無駄だ、芸術は後回しだ・・・そういう風潮への、徹底した意趣返しにもなっていたと思いましたよ。こういうの好き。

 

琉球孤の写真展&石元泰博写真展.ー生命体としての都市。東京都写真美術館
ある意味では両極端な二つの作品群を同じ館内の各階に配置して、そこをぼくら参観者は行き来する。それは同時代に撮られた写真であったりもする。

 

東京ユニバーサルフィル。定期。大田区民ホール・アプリコ大ホール
松岡 究さん指揮。印田千裕さん(ヴァイオリン)、印田陽介さん(チェロ)。
弟のハイドンチェロ協奏曲1番も溌剌として良かったが、姉千裕さんのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲が情感豊かな熱演だった。ユニフィル。若々しくていい。以前瀬戸フィルでみた松岡さんが常任だが、指揮はとても明快だ。

 

牛田智大Kitara
バッハのイタリア協奏曲とショパン。なかなか良かった。特にイタリア協奏曲とショパンの2番ソナタ。まだ21歳なのか。時々、中年から老境に差し掛かった男のピアノのようにも聞こえる。

 

名古屋フィル第483回定期。広上さん。荒井英治さん(ヴァイオリン)。
シチェドリンベートーヴェンのハイリゲンシュタットの遺書-管弦楽のための交響的断章


ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ハ短調 作品129
ショスタコーヴィチ交響曲第9番変ホ長調 作品70
シチェドリンはさっぱりわからなかったが、ショスタコは素晴らしかった。さすがモルゴーアの荒井さん。切れ味抜群でした。9番もいい曲だね。これでショスタコは1、5、6、7、9、10 、11 、12 、15 と実演に接したことになります。死ぬまでに残りも聴けるかなあ。

 

最果タヒ展。渋谷パルコ。
決して広くはない空間を上手に活用する吊り下げメインのインスタレーション。これはぼくが文化祭でやっていた教室展示と手法は同じだよな。最果タヒの言葉は、ぼくには、後一歩のところでいつも届いてこない感じがする。それは無論タヒさんの問題ではないな。会場には、青白い顔をしてゆらゆらした若い女性がたくさん。コロナ下で、最果タヒさんの言葉に命を繋いでもらっている人が確かにいるのだと思う。

 

箱庭円舞曲「今はやることじゃない」。駅前劇場
少し期待外れ。でも復活はうれしい。ラーメン屋という「箱庭」が舞台だが、どうにも「円舞曲にはならない」感じ。白勢さんは素晴らし。コロナは陰惨が剥き出しになる機会だと思う。そもそもある意味微温的な会話劇アプローチを得意とする古川さんのお芝居は、少し状況とミスマッチなのかな。それにいつになく急いだ後半の設定のバタバタ。時空を行き来する仕掛けもやや入り組みすぎて追い難く、ラストにもあまり感心できなかった…。とは言え、古川さんの、箱庭円舞曲の、お芝居だった。脚本ゆっくり読もう。

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年内の1on1オンライン対話が終了する

今朝も安定のキャンセル一名がありました。

この3ヶ月ほどは、1日に数名を予定していても、全員とお話ができる日はわずか、必ずどなたかが仕事のクラッシュでまたは体調不良でキャンセルされます。

今日は先日日程の変更を希望された方と、夜にあと一名。これで年内のオンライン対話は終了します。

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最後に少し毒を吐けば・・・学校のすぐそばで学校をウォッチングする中で感じていたことは、コロナに直面した教員の多くは、生産ラインが急に止まっても持ち場を変えずに、ラインの所定の場所の前に立ち続けて、動き出すのを次第にイライラしながら待ち続ける人のようでした。再開したラインにはこれまで以上の生産物が上乗せされてきているのに、それを見ながら、「ぼくは子どもが帰ってきてくれて本当に幸せだとわかりました」などと呟いているやばい感じでした。

学校の教員の仕事は、生産ラインの前で部品を組み立てる感じではなく、自分の手作りの作品を丁寧に持ち寄る感じに近いものだと、心のどこかでまだ思い続けていた自分にも気づかされました。学校はもう、全然違う場所になっていました。

今朝は、リヒター&ミュンヘン・バッハ管弦楽団ブランデンブルグ協奏曲

バッハ:ブランデンブルク協奏曲

バッハ:ブランデンブルク協奏曲

 

ぼくにとっても長い一年でした。もっとも、生涯忘れられない一年とか、そういう陳腐な表現は使いたくない。どの一年も忘れられない一年です。

 

授業づくりネットワークNo.37―多様性を受けとめる教室 (授業づくりネットワーク No. 37)できました

今回の号、巻頭の鼎談は野口 晃菜さん、武田緑さん、田中 博司さんにお願いしました。インクルーシブとUDスタンダードについて、必読の熱い鼎談になりました。また、一本一本の論文も読み応え満点です。ご執筆の皆さん、本当にありがとうございます。
読み応え満点なのですが、編集に深く関わる立場だけれど、忖度なく書くと、平山裕人さんに、アイヌ学習の現在を書いていただけたのが本当に嬉しかった。皆さん、現状、全然知らないでしょ? 本当に本当に読んでもらいたい。

 また、書き手の半数以上が女性になりました。それ自体がトピックになってしまうことに複雑な感情もあるけれど、まずとにかく、事実を作るところから始めたいと思いながら、理事と人選しました。こうして形になって、本当に嬉しい。小さな小さな一歩の意味を噛み締めてくれる仲間がたくさん、この一冊から掘り起こされてくると嬉しいです。

 

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