小金井市立小金井第三小学校へ行く 2019.7.25-26

二日間続けて行きました。

今回のミッションは、なんと、校内研修のプロジェクトチームとの対話、です。

初日は「異学年の学び」「教材開発」「フリーで話す時間」「作家の時間」。

二日目は「関係性づくり(高)」「話し合い」「関係性づくり(低)」「聴く」。

それぞれのプロジェクトチームと一時間ずつひたすら話す。結局まあ全員の先生と話すわけです。

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この「伴走」は、村上さんがぼくの仕事の本質を知っているからこその企画ですよね。

すごく贅沢な時間をいただいて、こちらの方が感謝でした。

自分の仕事の可能性を広げる仕事を渡していただけていることに、本当に感謝です。

 

スペースナナ連続講座第二回「新刊本読書会」

21名参加で大盛況。

そして、フェミックス中村さんたちの奮闘で、この日に出来上がりました。

みんなで読んで、質問をする、シンプルな会でした。

新刊、こちらからご購入ください。

amazonでの販売はまだかなり先、本屋店頭ではまず手に入りません。

送料無料ですので。

femixwe.cart.fc2.com

たくさんお集まりいただいて感謝でした。

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ぼくにとって3年ぶりの単著。一冊ずつ丁寧に作っている実感があります。

大阪市立豊里南小学校へ 2019.7.23

今年度2回目。

昨年度は吉永さんの計らいで10回通った学校です。

研修、本当に変わりました。というか学校が大きく変わりました。

学校がどんどん変わっていくと、僕はだんだん必要がなくなります。岸和田朝陽にしてもここにしても僕の訪問回数は減っていくわけですが、それでいいのです。

吉永さんとたくさんお話しできて楽しかった。

この学校には、たくさんの人が入り始めています。

藤原由香里さん、渡辺貴裕さん、荒木寿友さん、ちょんせいこさん、糸井登さん・・・。もちろんそもそもは僕を基軸にして広がってつながっていったもので、それは僕という人間を入れることでの最大の強みなのです。が、それがこの後の人たちにバトンタッチされていくかは、まさに学びの当事者たちが、そう願うかどうかにかかっていて、実はそれこそが難しいということも、僕は経験として知っています。

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今日の内容、備忘録。

・選挙の話

・つないでつないで一つのお話

紙風船

・もうすぐ雨に 演劇的題名読み、構造読み

・サーカスのライオン 演劇的題名読み、グループ音読、個人タイムぴったりトライアル読み、シナリオ読み、大発問で構造読み

注文の多い料理店、構造読み、自由進度型学習課題

・なぜ物語(文学)を学ぶのか。

・言葉で考える〜コマで楽しむ 構造読み、パントマイムゲーム

 

一日の終わりに

わたしたちは、自分の人生についての物語を作らなくてはなりません。そうでなければその人生を生き抜くことはできないのですから。    メイ・サートン落合恵子

 

わたしは思う ライナァ・マリア・リルケ(石丸静雄)

わたしは思う どんな身振りも祈りも
なにひとつ消え去ってはいないと
(消え去るには物は重すぎる)――――
わたしの幼年時代はそっくりそのまま
つねにわたしの身のまわりにある
わたしはけっして一人ではない
わたしより前に生きていた多くの人
わたしから離れようとつとめた多くの人も
織ったのだ
織りつづけたのだ
わたしの存在を

 

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箕面市立中小学校・萱野小学校合同研修会へ 2019.7.22

箕面へ。

中小学校で隣の萱野小学校と合同研修会。椅子のみ、机なし、60名くらい?青野さんのお誘いで。

国語の説明文と物語文の授業講座。

13:30から16:30まで。

・選挙の話

・つないで、つないで一つのお話

紙風船

・サーカスのライオンの題名読み、シナリオ読み、構造読み、大発問読み

・和の文化を受けつぐー和菓子をさぐるの協同型ホットシーティング

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夜は滅多にないことですが、先生方数名と懇親会。ビールをひさしぶりに一杯だけいただきました。

 

札幌連続講座3回目、そして選挙

21日は札幌での連続講座。今回は7名の参加でした。

今回のテーマはリフレクションだったのですが、前日の下川集会同様、しゃべりすぎました。結局、ぼくの場合は、現職時代からそうでしたが、自分がしゃべるのが楽なのです。それで、疲れが出てきたり、怒りが溜まってきたりすると、しゃべりすぎる傾向が顕著です。

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夏休みの研修がすぐにスタートしていきますから、ちょっとチューニングし直しだなと思いました。

札幌カフェでの講座前に、kitaraPMF。何年振りかな、PMF。1000人交響曲エッシェンバッハ

夜は選挙結果にひたすら腹を立てる。いや、投票率に落胆しているんだと思います。大事な案件がたくさんある中で、半数に満たない人の投票で、施策が決まっていっていいんだろうか・・・。この投票率の低さは結局学校教育の敗北の現状を端的に示しているよね、と、岩瀬さんとチャットで話す。

残念すぎる夜でした。

 

優先されるべきは、いつも自分の感情だ。

① 8年目はつらかったんだな。毎日毎日、長く居過ぎた、と思ってた。たしかにしなくてはいけないことはたくさんあった。それは自分の仕事だと思えた。でも、そういうことが優先されるべきではなかったんだな。優先されるべきは、いつも自分の感情だ。今はよくわかる。良いことも残念なことも、全部それで説明できそうだ。自分のことも。

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② 「働き方問題」「ブラック」というような言葉は、本当に解像度が低い。というか解像度を低くしてしまう。もっとも、それぞれ現場で起きていることは固有の問題なのだと十分に理解して、それではじめて概念化や一般化にやっと進める、多くの識者はそういうプロセスを辿って概念化や一般化に辿り着いているんだ(と思いたい)。ある意味解像度の低さは当たり前でもある。個別の事象は全て同じに説明できるわけがないという認識に立つことではじめて、出来るだけ同じ「ように」説明できないかという思考が働く。そういうことをわかってほしい。実際、真に苦しんでる現場もサボってる現場もあるのだ。見ている場所が違うのに、同じ土俵で議論出来ると思われてもなあ。自分が見ているものと、ツイッターで目の前に現れた書き込みをしている人が見ている光景を即座に同定してしまう想像力のなさ。そもそも、ツイッターの批判や中傷の多くは、最初の書き込みをしっかり読めないことから起こるんだよな。しかもそれが多分学校で国語を教えているであろう教員によってなされるのを見ると、二重三重に国語教育の崩壊現場に直面してる感じになってしまってつらいな。

 

③ 選挙の当日に、吉本の内輪揉めの話にテレビを使い切る。馬鹿な国だ、どこまでも。希望は捨てたくないけど。

 

④ 20年前から見えていたことに、日本の学校教育現場は、目をつぶってきたんだなと、しみじみ思う、一学期だった。友人の手相師は「手相からいくつか見える可能性を掴む。自分の手相診断は自分に都合のいいものを掴んでしまうからできない」と言っていた。手相の自己診断みたいな20年だったと、まあそういうことか。

 

授業づくりネットワーク北海道・下川集会終わりました 2019.7.20

一般参加6名。ありがたいことです。

会場はコモレビという素晴らしい施設でした。

下川のような地方の本当に小さい場所で開催できることが嬉しい。理事の藤倉さんの奮闘での開催です。

集会は、若い先生ばかりの集まりになりました。

参加者の感想を読ませていただくと、面白く参加してくださったことは、伝わってきて、ホッとしました。

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でも、集会の企画運営側としては色々反省が残りました。

すっかり非構成な流れになってしまったのですが、こういうのはかなり久しぶりで、しかも原因はぼくにあります。

どうも、藤倉さんとぼくとの関係は、結構長く、なんというか、ぼくにとっての藤倉さんは、若手の教師が育っていく過程を考える「定点観測」点でもあるようなのです(笑)。会は、これまで二人でやりとりしてきたことを、公の場でやるような感じになってしまい・・・。ぼくが喋りすぎる展開になり・・・。

来年の会は、がっちり構成的にやろうと二人で話し合いました。

今回も藤倉さんの授業での困惑、逡巡、内省・・・そういうのがぼくには刺激的でした。

参加の皆さん、ありがとうございました。

横浜市立永田台小学校へ 2019.7.19

今年度初めて、永田台小学校へ。

永田台小学校はいろんなところが少し先に進みつつある。変化をずうっと見せていただけるぼくは、幸せです。

今日は1年生と2年生で読み聞かせ。

・「がたんごとんがたんごとん」「がたんごとんがたんごとんざぶんざぶん」「さる・るるる」「いっしょだよ」「コッコさんとあめふり」

・「むねがちくちく」「ユックリとジョジョニ」「サーカス」

3年生で詩の授業「私と小鳥とすずと」。「かたあしダチョウのエルフ」を読み、詩は様々なバリエーションで音読、連なども意識しながら。その後、主発問は「題名と、最後で、私と小鳥と鈴の順番が違うのはなぜでしょうか」

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放課後は100分ほどの研修。今回はリフレクションがテーマ。

国語のミニワークは、「つないでつないで一つのお話」「紙風船」「もうすぐ雨に」のインプロ題名読み。

その後は映像を見ながら「トリミング」と「解像度」。

これで今学期の学校授業の訪問はおしまいです。一呼吸置いて夏の校内研修が始まります。

葛飾区立鎌倉小学校へ 2019.7.18

一学期もあとわずか。陣川さんのお誘いで鎌倉小学校へ。

1、2時間目は先日の町探検(探究学習)の発表会。市川力さんと初めてご一緒できて、感激、陣川さんありがとう。子どもたちの探検地図、めちゃめちゃ面白い。

4時間目は3年道徳「きまりじゃないか」

定番のシナリオ読み+人間ものさし。授業はアセスメント。子どもたち、とても伸びやかで素直なので、現状の社会認識も世界観もよく現れます。

5時間目は3年国語 絵本「さるとかに」「言葉で遊ぼう」「コマで楽しむ」(音読ベース+構造掴み)

その後は、50分ほどの校内研修。

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「つないでつないで、一つのお話」→「紙風船」→「もうすぐ雨に」(インプロ題名読み+ダウト読み)

 

夜は、学事出版で、NPO授業づくりネットワークの総会です。