優先されるべきは、いつも自分の感情だ。

① 8年目はつらかったんだな。毎日毎日、長く居過ぎた、と思ってた。たしかにしなくてはいけないことはたくさんあった。それは自分の仕事だと思えた。でも、そういうことが優先されるべきではなかったんだな。優先されるべきは、いつも自分の感情だ。今はよくわかる。良いことも残念なことも、全部それで説明できそうだ。自分のことも。

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② 「働き方問題」「ブラック」というような言葉は、本当に解像度が低い。というか解像度を低くしてしまう。もっとも、それぞれ現場で起きていることは固有の問題なのだと十分に理解して、それではじめて概念化や一般化にやっと進める、多くの識者はそういうプロセスを辿って概念化や一般化に辿り着いているんだ(と思いたい)。ある意味解像度の低さは当たり前でもある。個別の事象は全て同じに説明できるわけがないという認識に立つことではじめて、出来るだけ同じ「ように」説明できないかという思考が働く。そういうことをわかってほしい。実際、真に苦しんでる現場もサボってる現場もあるのだ。見ている場所が違うのに、同じ土俵で議論出来ると思われてもなあ。自分が見ているものと、ツイッターで目の前に現れた書き込みをしている人が見ている光景を即座に同定してしまう想像力のなさ。そもそも、ツイッターの批判や中傷の多くは、最初の書き込みをしっかり読めないことから起こるんだよな。しかもそれが多分学校で国語を教えているであろう教員によってなされるのを見ると、二重三重に国語教育の崩壊現場に直面してる感じになってしまってつらいな。

 

③ 選挙の当日に、吉本の内輪揉めの話にテレビを使い切る。馬鹿な国だ、どこまでも。希望は捨てたくないけど。

 

④ 20年前から見えていたことに、日本の学校教育現場は、目をつぶってきたんだなと、しみじみ思う、一学期だった。友人の手相師は「手相からいくつか見える可能性を掴む。自分の手相診断は自分に都合のいいものを掴んでしまうからできない」と言っていた。手相の自己診断みたいな20年だったと、まあそういうことか。