それでも「リアル」にこだわる

もちろんぼくもこの間、たくさんのオンライン会議に参加している。自分で主宰しなければならない会議や読書会もある。オンライン会議の価値も可能性も十分に感じている。

でも、ぼくにとって、オンライン会議は、未だ、「代替」に過ぎない。それはテクノロジーの進展がカバーしていくというような話ではなく、リアルでしかできない、伝わらない、匂いや温度やそういうものが、「関係」においては、必要だと信じているということだ、信念である。

例えばこの数日をかけて、関東圏や関西圏で企画している会の日程を変更している。オンラインでその会を行うことはたやすい。ぼくが会場を取り、そこまで交通費(場合によっては宿泊費)を掛けて出かけ、参加者には2500円の会費をいただく。それがぼくの行っている連続講座だ。

確かに、オンラインで会費1000円くらいで手広くやる、遠くの人も簡単に参加できる、それは圧倒的に魅力的だ。だが、ぼくが伝えたいと思っているものは、その方法では届かない・伝わらないと思っている。オンラインもそのほとんどを1on1に賭けるのは、そういうことだ。遠くの人とも関われるように、地方まで出向いてリアルの研修会をやる、そういうことだ。

そういうの苦手な人は、きっとぼくではない誰か、ここではないどこかを、選ぶ。それで良い。

少し強めに書くと、脱臭され、検温調整されて、技だけが受け渡されて行っても、結局、一番大事なところが(たいていそういう部分が一番めんどくさいので、見ないことにされがちだ)抜け落ちていく、そのことを我慢できない性分なのだ、自分は。

ということで、なんとか日程を調整し、全ての予定の研究会を今のところは、日程に嵌め込んだ。さらに変更が進むかもしれないが、やれる限りまで、会って話をする、に拘り続けようと思う。

いろんな研究会日程が変わっています。ご確認を。

 

suponjinokokoro.hatenadiary.jp

 

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面倒臭い自分を抱えて生きるのは、悪くない。