すぽんじのこころでつぶやく 2024年1月下旬

1 日本企業の低生産性問題は深刻だが、それは小中高の授業・子どもたちを見ていると、当たり前だがそこから地続きだと思う。一方で子どもたちにやる気やこだわりやひたむきさを求めることが、巧妙に企業や経済団体の生産性向上に絡め取られていくことにもグサグサする。学校の努力は引き裂かれている。

2 セルマソング。泣きそうだな。

3 まじ久しぶりに痛いな。

4 今日は、ゴールデンカムイを観てこようと思っている。でも観る前から、もう心が整わない感じではある。

5 高校生のぼくに、深く響いた曲だった。ハリーズBAR  加藤和彦

6 奈良教附属のカリキュラム問題も、SNSには、学習指導要領の法的遵守は規定事項だという前提の上に、議論構築する人たちがいる。が、未成熟な議論の上に強行されたプロセスを脱臭したところから発言するんだな、と思う。議論してはいけない聖域など一つもない。

7 寝ると、多分食いしばるのだと思う。起きるたびに歯が痛む。いや、歯が痛くて起きるのかも知れない。

8 映画「ゴールデンカムイ」を観た後、ずうっとモヤモヤした感情もあり、昨夜からいろんな方の書き込みを読んでいる。こうした時、自分の感情を誰かが説明してくれている、という感覚にシンクロしてしまいそうになることにも注意しないといけない。色々難しいんだ。

9 名寄市は氷点下24.6度。正月からの全ての紙資源ごみを出してくる。こういう朝は、絶対、素手でドアノブを回してはならない。

10 これを超える演奏はまだ聴いたことがない。
チャイコフスキー。冬の日の幻想。
ティルソン・トーマスも不治の病と聴く。聴くチャンスはあったのにな。

11 現場の実感として、学び方を学ぶとか、「メタ認知」する力を育てるとか、これは無理筋だなあと思う。少なくとも多くの子供達を育てる指標として機能させられうるものではないと思う。そういうことも引き続き授業で取り入れはするけれど、それは届く子、強化される子に向けてだな。

12学校の人員確保問題は喫緊課題だが、「誰でもいい」わけではないことも、みんな黙っているけれど、現場に関わる人はたいてい知っている。最低でも人を確保することと質を担保することとは一体じゃないといけないわけだ…。そして多分後者がより根深く困難になってきているのだと思う。

13 今週の本務校終了。今日は5時間。今日は久しぶりになんだか楽しかった。3月までの方向が定まったからかな。霜柱の写真を子どもたちと見た。

14 新千歳空港駅混乱。手稲ー小樽が高波氷結。小樽に行きたい韓国からの観光客、大変だ。。。駅の方誠実に対応しているなあ。

15 家が本だらけで、頼まれた資料が見つけられない。自分が書いた本だから、自分の一部が行方不明になったようで、気持ちが限りなく沈む。

16 照ノ富士はすごい。本当にすごい。今この時代に本当に強靭な精神を感じる。「壁」なんだな。

17 桐島氏死亡。ぼくは揶揄も否定もできない。90年代以降の民間教育運動を支えた多くの人(もちろん自分も)、今の教育インフルエンサーの人の中にも「あの時代に生きたら、あの運動とどんな距離で過ごしたか。少し遅れてきて自己表現の形も場も変わっただけなのでは」と思うことがこれまでも何度かある。

18 2012.12.9に浸けたクサボケ酒を毎晩一口飲んで寝ている。個性的な味。これ、多分うららを抱っこしながら散歩がてら、上士幌中学校の庭で採取した実だと思う。11年以上経ったのか。あっという間だな。あの時僕はまだ46歳だったんだね。