水戸で本川良さんとひたすら話す

水戸。茨城セカンドリーグのみなさんのお声がけで、石巻雄勝本川さんと。

本川さんはファシリテーションの心得があります。ぼくにも教室で使ったり、たくさんの研修会で培ったりしてきた技はあります。

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でも今日はとにかく、二人でひたすら話すことを選択した3時間でした。

出入りも含めて30名近い参加者の皆さん、ありがとうございました。

本川さんは今まさに現場のど真ん中で、試行錯誤しながら結果を出していく人。とても刺激的でした。と同時に、今日はぼくの「今ここ」の話は、ちょっと横に置いて、本川さんベースで話をしてもいいなあという気持ちになりました。

来年の今頃、ぼくはどんな話をしているのだろう。

いや、話とか、しているんだろうか。

本川さんと向き合って3時間話し続け、相当疲れたようでした。電車に乗って初めて気がつきました。

 

 

理事長訪問21回目。仙台終わりました

仙台での理事長の会。
5名の参加でどっぷりとやりました。
空港で電車に乗り遅れました。
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タクシー8000円。 (笑)
春から、乗り遅れ続き。
今年は春から絶好調だな。
https://www.kokuchpro.com/event/d755489eb441532c66227362156274dc/
参加者のお一人の保護者との関わりに焦点を当てて、ケース会議のような流れ。ホワイトボード・ミーティング®の心得のある参加者がいて、とてもうまく進みました。
後半は、保護者と教員との関わりを考えるためのいくつかの視点を提案しました。
ひさしぶりの方とも、じっくり。さ、次は水戸。

2冊の本を書く

2冊の本を書いています。

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一つはファシリテーターのちょんせいこさんとの本。国語の本。ぼくとの付き合いが長かったり深かったりする人は、ぼくがもう何年も前からハウツー・ノウハウの情報発信に興味を失っていることも、自己啓発的な成長論や教師像啓蒙にも興味がないことも知っていると思います。

ぼくのことを、逆説的とか、予想もしないことを語るとか評する人もいますが、ぼくはそれを狙っているわけでもなくて、要するに、答えのないことを一緒に考えたいと思っているというのが一番、答えに近いのです。

せいこさんはファシリテーターであり、スキルを積み重ねていくことで、日常を世界を、少しずつ前に進めていけると信じている人でもあります。

一方のぼくはファシリテーターなどではなく、実践者です。ですからぼく自身がおこがましくファシリテーションの本を書いたりすることもできません。アクティブ・ラーニングに至る流れの遥か以前から、公立中学校の現場で活動中心型の授業を行ってきた先駆的な実践者の一人という自負はありますが(おそらくそうした本を書いているほとんどの方よりもぼくは早くから取り組んできたし考えてきたと思います)、だからと言ってアクティブ・ラーニングの本を書こうなどとも全然思わずにきました。

意固地なのです。書き方も意固地ですね 苦笑。

しかし、この二年、全国の学校現場を回りながら、ぼくが教室で先生方と伴走しながら形にしてきた授業のことは、このタイミングでなら形にして残してもいいかもと思いました。意味があるかも、と。

そうすると、何年も一緒にセミナーを続けてきて、せいこさんのファシリテーションを深く信頼し尊敬もしているので、唯一度だけ、国語のノウハウの本を書くのなら、そこを信頼して、せいこさんとならやってみようと思える、せいこさんなら、ぼくのうまく書けないことを言語化していただける・・・そういうことでしょうか。

二人の考えは重なるところも、近寄りもしないところもあるわけですが、少しずつ方向が見えてきました。後は間に合うかどうか、なのだろうと思います。

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もう一冊は、we誌に連載してきた「公立中学校でしなやかに生きる」を書籍にするということです。ちょうど現場の最後からその後の二年の仕事の部分を形にしようということです。つまり、『学校でしなやかに生きるということ』のその先でぼくが考えていることを形にしようということです。

学校でしなやかに生きるということ

学校でしなやかに生きるということ

 

前作は、育児休業直前から校内研修と民間研修の新しい在り方を模索してさまよった時間でした。民間研修の場で、一緒にグラフィックがファシリテーションのツールになるプロセスを生み出していく努力を続けてくださった濱口恵美さんに表紙を描いてもらいました。

今の新しい本の表紙は、大人トークの一番最初の原型を作るお手伝いをしていただいた画家盛本学史さんにお願いをしました。彼はぼくのクラスを何度か見ており、ぼくの信頼するアーティストなのです。

こちらは、前作よりは少し連載の分量が少ないので、結構書き足さなくてはなりません。それも書いては止まり書いては止まり、まさに逡巡しています。対談は武田緑さんとのものが終わっており、この中身もまさに今出さなければならない中身です。

この2冊は、震災直後に出した3冊の単著が3冊で1セットだったのと同様、ぼくの中では対になるものです。

「対話」がクラスにあふれる! 国語授業・言語活動アイデア42

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学級通信を出しつづけるための10のコツと50のネタ

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 ですから2冊ともこのタイミング以外に出される時はなく、どうしても漕ぎ着けなければならないものなのです。でも出せるかな、まさにギリギリになって来ました。

明日からの東北、北関東の小さな旅も、この二冊の本のことは、ぼくの頭の真ん中にあり続けることになります。

 

 

今後の予定(2019.1.19~2019.3.31)

2019年1月下旬から今年度一杯の予定です。4月以降は、木曜日と金曜日を開けて、個人支援、学校支援をしようと思っています。土、日曜日は研修会を行います。またそれとは別にネットでのメンターも数名募集をかけようと思っています。とりあえず、2017年度と2018年度にお世話になった方に優先で金銭的条件など詳しい情報を送っています。もし入り用のかたがいらっしゃいましたら、個人宛でメッセージまたはメールでおしらせください。

さて、今年度1月から3月までの最新版。一緒に入ってみたい日程などがありましたらできるものについては調整しますので早めにご連絡ください。

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<1月>

1月19日土  授業づくりネットワーク⑧名古屋

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1月23日水  大阪府岸和田市立朝陽小学校校内研修

1月24日木  東京都・国立市立国立第一中学校

1月25日金  横浜市立永田台小学校校内研修

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1月26日土  「石川晋さんと教育談義」横浜・あるといいながある横浜shares

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Demo 石川晋さんの2018年の仕事を通して考える 〜 授業が変わる、学校が変わるために、私たちができること〜

*定員になりました*石川晋さんの2018年の仕事を通して考える 〜 授業が変わる、学校が変わるために、私たちができること〜

1月27日日  授業づくりネットワーク⑨大阪

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1月28日月  奈良県・葛城市立新庄北小学校

1月29日火  大阪市立東中川小学校

1月30日水  大阪市立豊里南小学校

1月31日木  大阪府岸和田市立浜小学校

<2月>

2月2日土   授業づくりネットワーク理事長訪問㉒甲府

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2月4日月   山梨県甲斐市立双葉中学校

2月5日火   京都府八幡市立美濃山小学校

2月7日木   大阪府・太子町立山田小学校校内研修

2月8日金   和歌山県白浜町立白浜中学校校内研修

2月12日火  徳島県・上板町立東光小学校

2月13日水  徳島県徳島市立新町小学校

2月14日木  東京都・国立市立国立第一中学校

2月15日金  Teach For Japan 支援(戸田?)

2月17日日  マイプロ北海道予選in札幌

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2月19日火  大阪市立東中川小学校

2月20日水  大阪市立豊里南小学校(公開研修会)

2月21日木  大阪府・太子町立山田小学校校内研修

2月22日金  大阪府岸和田市立朝陽小学校

2月23日土  授業づくりネットワーク⑩岡山

2月25日月  Teach For Japanフェロー支援(北九州、予定)

<3月>

3月5日火   奈良県・葛城市立新庄北小学校

3月6日水   大阪市立豊里南小学校

3月7日木   大阪府・太子町立山田小学校

3月11日月  大阪府岸和田市立浜小学校

3月18日月  東京都・国立市立国立第一中学校

3月23日土  蝦夷の教育文化フェスティバル

80・90・00・10年代を駆け抜けた大谷和明「耳順」記念セミナーin札幌 

kokucheese.com

3月26日火  関東学院小学校・校内研修

3月30日土  授業づくりネットワーク⑪仙台

 

岸和田市立朝陽小学校へ 2019.1.9

2019年の学校支援の1本目は朝陽小学校でした。今年度8回め。朝陽さんとの仕事も今年度は後2回です。

今回は4年生の3クラスで道徳「わかっているはずだから」。

3クラスの「個性」は大変な違いようで、まさにアセスメントしながらの授業です。

1クラス目は、全体を範読し、設定を確認し、登場人物のやり取りが一番大きな部分について、グループ+教師でシナリオ読みするプラン。

2クラス目は、全体を三つの場面に分けながら、小さな動きを伴った活動、担任も交えた小さなシナリオ読み活動、子どもたちチームだけでの大きめのシナリオ読み活動というように演劇的な手法を積み重ねていくプラン。 

3クラス目は、全体を範読し、道徳見つけ、登場人物への採点、ディスカッションという、広山さんの「道徳読み」のパターン。

道徳読み――教科書を使う道徳の新しい授業法

道徳読み――教科書を使う道徳の新しい授業法

 

それぞれ発見あり、課題あり。

いずれのクラスも最後はこの絵本を読んで、振り返りをシンプルに書きました。

むねがちくちく (絵本・こどものひろば)

むねがちくちく (絵本・こどものひろば)

 

午後は再来週の校内研修のための事前研修。

こちらの学校は、すでに完全に模擬授業検討が定着しており、さらに前回からは、ワールドカフェ的アプローチ+グラフィックレコーディングを活用。今回はさらに一人グラフィッカーを立てて、グラフィック活用を試みました。f:id:suponjinokokoro:20190110102230j:plain

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優れた指導主事がおり、その方とは1年半仕事をしているのですが、今回もグラフィックを実際に指差しながら、指導助言。シンプルで的確、見事でした。

こちらの学校は本当に大きく研修が変わりました。2時間近い時間、先生方が話し続ける様子は驚異的。ここからは、むしろその話し合いを、削ぎ落としてシンプルにしたい。そこも研究主任の大橋さんと共有して(以前から少しずつ相談しているわけですが)きました。

 

東京学芸大学教職大学院岩瀬講義のゲストとして

昨日(7日)は、日中、次の授業づくりネットワークの巻頭対談を、マーシャルの田中光夫さんと軽井沢?の甲斐崎博史さんとにお願いし、zoomで。

その後夜は岩瀬研。ゲスト。「学校教育ファシリテーターの育成」。テーマは校内研修。

いろんな学校の現職の方や渡辺貴裕さんなどもいらして緊張する・・・。渡辺さんに本にサインしていただく、うれしい。館野峻さんとの再会もとてもうれしい。

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今回は腹を決めて、基本的にはワンウェイで。校内研修についての概説をして、後は、ぼくがしていることに、院生に同行していただくようなイメージで、いろんな教室の映像をひたすら見る。みんなどう思ったのかな。

その後は岩瀬さんや小金井第三小学校の村上さんたちと呑みました。最近はほとんど呑まないわけだが、他ならぬ岩瀬さんだもの。

第三小学校の研修に関わるストーリー、やはり直接聞くとおもしろいですね。

結構飲んだが、今日は、思ったほどひどくない。朝からある程度仕事もできています。

それにしても、今日から学校なんだな、世間は。本州は。早いんだなあ。そんなことを思いました。

 

2019年4月以降のご相談(当面blogトップに固定します)

【下記の記事は当面ブログのトップに固定します。2019年度について、ぼくの訪問や支援を検討したいという方、基本条件、さらにご要望があれば、現在までの予定表を送りますので、メール、フェイスブックツイッター・インスタのメッセージなどでご連絡ください。結構いろんなお話が入り始めています。希望はあるという方は、まずは意思表示だけでもお伝えください】 

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私の活動について、様々なご支援をありがとうございます。さて、2019年度以降の私の動向について、お話をします。

2019年度は、現在居住している国立市周辺の都市・区で、小学校の国語専科もしくは中学校の国語の時間講師をしようと思っています。曜日については学校側と相談になるわけですが、理想は月から水。場合によっては木曜日も勤務かなと考えています。

そこで次年度もご要望に応じて学校・学級訪問、あるいは個人支援、オンライン支援を継続したいと思います。下記の内容で検討していますので、どうぞご連絡ください。

①夏冬休みは民間研修会が入っている場合をのぞいて、完全に開けますので、校内研修講師(幼保から大学まで)などをお受けできます。

②土、日曜日に関しては、完全に開けて、授業づくりネットワーク関連の研修会、さらに、その他の民間・公的研修会のご希望を入れます。

③木曜日と金曜日について、今年度までと同様、個人的な要請に基づく学級訪問、校内研修講師、校内研修デザインとファシリテーションをお受けしようと思っています。

上記に関してですが、これまでのような個別の約束事ではなく、お引き受けするにあたっての謝金についての最低ライン(ガイドライン・・・あくまでも目途ですが)を決めました。いずれの場合も拘束時間の長さに関係なく一日あたりです)。もちろんあくまでも原則でして、相談させていただくことになります。これまでの流れも大切にしたいと思っています。必要な方には、条件をまとめたものを差し上げますのでご連絡ください。各地域ごとにルールを敷いています。遠隔地の学校は複数の学校で協力していただくことで、条件をクリアしやすくなるかと思います。

とりあえず木曜日と金曜日について、すでに教室・学校の要望についてご相談を受け付けており、何軒か検討に入っている先生、学校もございます。

また、土、日曜日の民間研修会の要望も同様です。既に決まっている動向がありますので、ご希望の方には日程表を添付しますので、ご確認ください。またその動向表を見た上で、近くで民間研修会や授業づくりネットワーク系の研修会が入っている場合、あるいはご自分で企画できる場合は、学校側からの謝金についても、ご相談に応じられます。

④なお、これ以外に、オンラインでの支援を一時間×4回くらいの規模でこちらも数名をお引き受けしようと思っています。こちらについても既に何人かご連絡をいただいており、後何名かで定員かなというところです。

 

なお、ぼくの今年度までの仕事の詳細を校内での提案資料などとして具体的に使いたいという方は、ぜひフェミックスから刊行になっているwe誌の2018年4/5月号以降現在までの連載記事「「公立中学校」でしなやかに生きること」をお読みください。

www.femix.co.jp

 

孤独になっていくこと

2019年は、孤独になっていく時間だと思っています。

この二年、ぼくは本当にたくさんの人と出会い恵まれた時間を過ごしました。

東京に出てくることで、数年に一度しか会って話すことのできなかっただろう人たちとも交流を深めることができました。

関西にたくさん呼んでいただいて、西日本のたくさんの人たちの日々を拝見することもできました。

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2019年も、色々な変化はあっても、今年のように色々な方達との出会いがあるでしょう。しかし、一方で、ぼくのマインドはきっと変わっていくのだということも、暮れからの短い時間の中で感じました。

ぼくはたくさんの人たちの中で、しかし、孤独になっていく、そういう2019年です。孤独になるとは、老いと向き合うということでもあります。

今朝は、すぐ近くの郵便局まで、留め置きになっている書留を取りに行きました。冬枯の道を歩くという経験は、すぐに雪が積もる道北で暮らしてきたぼくには、とても新鮮です。日差しを浴びながら、トボトボ歩くのが、とても好きです。

いろんな縁があって、今の場所に借りた小さな部屋も3年目に突入します。

ここで本格的に暮らしてみようと思っています。

「トリミング」されている風景

いろんな教室に入ってみて、実感できたことは、ぼくも含めて、誰もが、状況・現実を、いわば「トリミング」してみているんだと言うことです。教室の様々な状況を、関わる先生は「トリミング」してみている。ぼくは、これを、暫定的に「トリミング効果」と呼んでいます。

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そして、トリミングしている外側は目に入っていないわけですから、外側にあるものを、いきなり議論の真ん中に持ち込んでも、怪訝な顔をされたり、相手にされなかったり、拒否されたりするわけです。

ちなみに、解像度にも、個々の違いがあります。

学校というところは、個々の「トリミング画像」を、みんなで持ち寄って合わせて、大きな全体像を共有することが必要な場所なのですね。そのようにして持ち寄り話し合うことで、個々の「トリミング」の範囲も解像度も、少しずつ変わっていく、そういうことなんだと思います。

ちょんせいこさんとの国語×ファシリテーションセミナー、ありがとうございました

1月5日(大阪)、6日(東京)。二日間、せいこさんとご一緒して、セミナーでした。ぼくは自分の仕事の質をセルフリフレクションするのが苦手で、いつも、残念な自己評価になりがちです。が、今回は、一緒に本を書いているということがあって、かなりクリアな、腹の据わった提案ができたなあと感じました。

特に5日については、吉永さんの実践報告が白眉の内容でした。記録としての精度が高い。また事実としての子どもたちの変容が明らか。このくらいクリアに結果が見えると、圧倒的ですね。

せいこさんのホワイトボードミーティングというか、ホワイトボードを活用したファシリテーションは、ファシリテーショングラフィックなんだよなということも改めて感じました。せいこさんは、ぼくの授業提案もホワイトボードに可視化していきますが、それは、はっきりと「レコーディング」なのです。グラフィックレコーディング。

一方せいこさんが場作りをする時にはホワイトボードは、場をファシリテーションするツールになっていく。

こうしてみていくと、教育界での利用は、概ね残念なほど、ただのレコーディングだなと思います。ファシリテーションのツールとして、何よりも、子どもたちが、使っていけるようにしたい。また、教師のリフレクションのツールとして機能するものにしたい。

そのために必要なことは、美しく構造的に書く(「板書」以来の教師を縛り付ける固定観念だね)ことを教師が手放せるか。また美しく構造的に書いたものを褒め合う文化と切り離せるか、だと思います。ここに教師が子どもを信頼して委ねていくのか、教師が保安官バッジを外せず知を手放さないのかの、決定的な、価値観の違い(変換ポイント)が表れてくると思います。

そのためには、具体的にグラフィックを指差しながら書いたものに協同的に人々の営み・匂いがマーキングされていくグラフィックになるといいと思うし、隙がないグラフィックを描くのではなくどこが明らかになっていないのか隙がどこにあるのかが場にいる人に可視化されるグラフィックであるといいと思うし、みんなが書き込んで豊かにしていけるグラフィックであるといいと思う。そういうことを、せいこさんとの二日間で考えていました。

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おそらく、ここを見る参加者の方も多いと思いますので、いくつか書き残しておきます。

 

「教室の文化になるまで(先生と子どもがその学びの価値を了解するまで)やり続ける(3ヶ月が目安と思っています)」

「学びによる傷つきは学びによってしかケアできない(伊藤晃一さん)」

授業づくりをまなびほぐす ここからはじめるクリエイティブ授業論

授業づくりをまなびほぐす ここからはじめるクリエイティブ授業論

 

 「遊ぶように学ぶ経験をくぐってこれなかった子どもたちは、どこかで必ずその経験が必要になる」

「レディネスを考えることは大切だが、子ども個々の課題は、それぞれ固有である」