新日本フィル サントリーホール 2019.1.24

もちろんかなり期待していったのですが、期待を遥かに上回りました。

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モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』K. 588 序曲 
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op. 21*
チャイコフスキー:交響曲第1番 ト短調 op. 13 「冬の日の幻想」
指揮:ヤン・パスカル・トルトゥリエ、ピアノ独奏:クシシュトフ・ヤブウォンスキ

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ヤブウォンスキは素晴らしいテクニックにささえられ、世界屈指のショパン弾きらしい、この曲の解釈者としての圧倒的な力を涼しく見せつける超名演でした。もう驚いてしまいました。アンコールは、革命のエチュード。サービス精神も満点。しかもこれまたコンチェルトとは全然違うショパンの激情を表現して圧巻。オケメンバーの拍手もすごかったです。

実は冒頭のモーツァルトが実にワクワクしない演奏で、チャイコフスキー、とても心配になったのですが、トルトゥリエ、まさに名匠。完全暗譜で臨み、指揮はショーマンシップに溢れながら、スコア読みは緻密。このちょっとダラダラになってしまいがちな交響曲の素晴らしさを堪能できました。

これだけ素晴らしい演奏で、驚き。しかし、金管が残念。特にホルン。日本のオケって、これだけ吹奏楽が充実している国なのに、どうして一部の例外を除いて、金管は今ひとつなのかな・・・。残念だけど、体格の問題なのかな・・・。

客席は7割くらいかな、もったいないよね。