初任者への本企画、今年は『灰色の畑と緑の畑』

カタリスト for eduさんの求めに応じて、毎年書いてきました。

今年は何にしようかなと思い、これにしました。

いつも「比喩」として手渡すことを心がけています。「比喩」はすぐに使い古しにならない。すぐに使えるものばかりだと、ひたすらモノを貰い続けるサイクルにハマってしまう。ずうっと「目の前を見ながら考える人」であってほしいのです。

世界を更新したり一新したり改善したり前進させたりする力は「比喩」にしかない、しかも「比喩」は時に陰惨でエロくて悲惨なものなんですよね、世界自身がそういうものなのだから。

直接的で薄っぺらい言葉。陰影のない希望の言葉。檄文。もっともらしい行動様式マニュアル…そういうものでは鼓舞された気になるだけなんだと思うのです。詩と物語をここに置く、置き続けなければ。