海老名市立海老名中学校へ 2019.4.26

連休前最後の現場は、ここでした。初めて入ります。深谷さんのお声がけです、学校長に快く受け入れいただいて感謝でした。

中2理科、3クラス。面白かったです、とても。

探究ベースで進んでいく授業への子どもたちの意欲は圧倒的です。指示や授業構成力、必要なカンファランスなども、ここまでの学びを十分に感じさせる安定感でした。

優れた実践に、校内の理解、保護者・子どもたちの理解と納得を丁寧に促しながら取り組んでいる若手が、こういう形で点在し始めているんだなあ。気持ちが明るくなりました。今年度何度かお伺いできそうです。振り返りも、旧知の参加者も交えて、楽しかったです。

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以下は今日の学校訪問とは直接関係ないのですが・・・。

現状が変わらない、理解が進まないというのは、考えてみれば当たり前です。総論ではみんなこのままではダメだと思っているけれど、でも、新しいことは恐ろしい、これまで安定してきたもの、価値観まで、押し流してしまうのではないかと思えば、抵抗だって大きくなるのは当たり前です。

自分の現場だけが深刻であるように言い募る先生に会うと、悲しくなります。というか、するするできるところは稀なのです。少しずつ変えていく力のある人は、自分とは違う考えや意見を持つ人に概ね寄り添える人、その感情をイメージできる人、です。

大方の場所では、大きな抵抗があることは当たり前です。恐怖心さえ抱いているであろう相手の思いに寄り添いながら、一緒に変えていこう、大丈夫ですと言える。結局、相手の願いや想いにイメージを馳せられる、共感できる、そういう人が、現場を変えていくんだよなあと思います。

ちなみに少しだけ強めに書くと、同僚の感情に寄り添えない、彼らの心配に共感できない、先生は、残念ながら教室で理念先行でも、子どもたちの感情や心配に寄り添えていないことが多いようです。ぼくもそういう教師でした。ですから、そのしんどさも理解しているつもりですけど。