すぽんじのこころでつぶやく 2022年10月下旬

1 ノット&東響。話には聴いていたが、名演。第二ヴァイオリンが一人倒れる衝撃的な出来事もあったが、ものすごかったよ。拍手鳴り止まず。木管金管の充実に驚く。ファゴットすばらし。

 

2 昨日の東響&ノット。舞台上で奏者が倒れた件。ぼくは舞台のすぐ上の席だったので一部始終を見た。周囲の演奏者の対応も袖から駆けつけた方の対応もあの急な状況で精一杯だったと思う。またノット氏もほんの一瞬の躊躇があった。オケも2ndVnだけでなく、瞬時の動揺があった。でも熱い音像がすぐに追いかけてくる展開の中で、音楽を進めようと思ったのは、すぐ上で聴いていて自然だったとぼくは思う。そもそも冷静に考えれば、音楽を止めても彼女の容体そのものになんらかの違いがあったとは思えない。なので、そこからの判断はその場がどういう場であったかということに依拠するものだ(としか言えないものだ)と思う。彼女のことはわからないが、彼女はあの絶演の最中に居合わせてきっと最後まで弾き切りたいと思っていただろうと思う。 ショウ・マスト・ゴー・オンとかそういう何やらおしゃれな話ではなくあの場では演奏を続けるしかない、そういうことだったろう。指揮者もオケも責めてはいけない。結果として生まれた名演は録音されていたように思う。音源化されてほしいと願う。そしてもちろん彼女の回復を祈りたい。

 

 

3 ベストセラーを狙う。

『あかねこ全国学力状況調査スキル』

『結局、授業が10割』

『ハーバード風授業づくりの奥義』

『同志教諭よ、管理職を撃て』

『本当の教師力を手に入れる 修養の大学』

『30歳が、教師の分かれ道』

『コミュニケーション力がないまま教師になってしまった人へ』

『教師力5.0』

『残念な教師図鑑』

『学力向上脳』

こうやってパパーっと作ってみると、本当に衆愚だなと思う。

 

4 法的に罪を償って出所してきたものと、明らかになんらかの優遇を受けて見過ごされたまま法的措置曖昧にされたままになっている団体とを、同じに扱ってはいけないよな。法的に裁かれて受刑し出所してきた者と裁かれずに今問題が顕在化している者とを等価交換できると考えるのは、やっぱり法治主義への冒涜だよな。こうした発言をする人が一方で考えが合わない人への法的な制裁を強硬の要求したりするのもしばしば見る。ややこしい。

 

5 セブンイレブンのカットりんごの大きさがびっくりするほど小さくなった。朝食べたスライスチーズは向こう側が透けて見えそうだった。貧しい国、日本。これから大変だなあと感じる。

 

6 今日はいつもより一本遅い。今年一番強烈な授業日程の二週目最後。明日は徳島の学校で授業4時間とリフレクション+指導案検討。明後日は江戸川区の学校で授業3時間と校内研修。神よ力を与え給え。出来ればカルトじゃない神が希望です。

 

7 セブンイレブンのカットりんごの大きさがびっくりするほど小さくなった。朝食べたスライスチーズは向こう側が透けて見えそうだった。貧しい国、日本。これから大変だなあと感じる。

 

8 来年の日程調整に入らないといけないな。もうばん走希望がポツポツ入り始めている。調整は着くのだろうか。

 

9 学校はいろんなことを、悪い意味ではなく、曖昧にしておくことで成り立つ場所だったのにな。実は評価も学習指導要領遵守も働き方改革も全部同じ流れの事態だ。例えばタイムカード入れて幸せになった人はほぼいない。厳格化が悲劇を産んでいくがそのサイクルは自分達で回している面もあり………。

 

10 すごい芝居だった。古川さん、すごいな。よくよく練られた本だった。無論演技陣も素晴らしかった。どの人も嫌な人だった。

 

11 ああもう一年くらい約束したままやれていないことが増えてきている。現場でできること以上のことをやることが自分の能力的にハッキリと難しい。そういうことを認めざるを得ない、そういうことなんだな。。。ごめんなさい、本当に。

 

12 おそらく文部科学省内も直轄の教委やセンターもワンオペに近い状況なのだろう。先日から繰り返し書いているようにその想像力を前提に発言したいとぼくは思っている。子どもたち・教職員・保護者の真ん中にケアを置いても、そのケアの代償のように監督官庁へ冷たい言葉を投げかけては結局いびつになってしまう。一部のペシミストのポリシーは尊重するとして、多数のなんとかしたいと思っている人にとってもその策は良手とは思えない。一緒にやろうと言い続けたい。

 

13 シンフォニエッタ静岡は今年の春に初めて聴いた。この国の中で生き残っていくのは大変な、志高いオーケストラである。今回のスプリンクラー被害、団の存亡がかかっているだろう。大変なことだと思って注視している。

 

14 朝から授業づくりネットワークの評価号のための座談会。これはあまりにも現実的かつ深刻で、原稿にしようがないぞ。。。

 

15 あさひかわ新聞の絵本の不定期連載の原稿を書き上げた。こんなに風が強いと、雪虫は飛ばないな。

 

16 今朝はお一人キャンセルで、3人の方と。校内研修の話。理科探究の話から学校の役割のこと。そして難しい教室での専科授業のこと。みんな大変だ。みんなよくやっている。ありがとうございました。

 

17 うわ、ベーレントのアランフェス、めちゃいいな!

 

18 人は変われる、変わる、ということを信じられることが、学校教育を支える基本的な立場の一つだと思うわけです。

 

19 スカイライナーにギリギリ乗れた。まだどうしても明日までにやりたいことがある。強靭な精神力はあると思う。それを体現する体が欲しい。

 

20 倒れそうだな。

 

21 自分がやりたいことを形にするために、意見の合わない人や出身の違う人を排除し近しいものだけを寄せ集める。他国のブザマな様子を笑う我々は、でも職域の中で、教室の中で、部活動の中で、同じようなことを散々見聞きしてきた。時には自分自身がそうした政治的振る舞いの真ん中で当事者だった。

 

22 ぼくはどうもバーメルト&札響に感心できない。ぼくだけなんだろうか。Twitterは絶賛だけど、客入りがいろんなことを物語っていると思うのはぼくだけかな(5割ってとこじゃなかったかな)。札響にはもちろん引き続き大いに期待しているけれど。

 

23 疲れたなあ。やりかけの仕事がなかなか終わらない。今日は大事な会議も入り、結局オンラインを一件日程変更していただくことになった。

 

24 ヴォーン=ウィリアムズ。ヴァイオリン協奏曲。グルムリーコヴァ&マーク&プラハ響。音源も少ない曲だが、決定的名演。以前、どうしても聴きたくて、戸田&尾高&札響に足を運んだことがあるがこの演奏ほどの感興は得られなかった。グルムリーコヴァ。大変な演奏家だと思う。

 

25 子どもたちへのファンレターは後1クラスまで来た。

 

26 今日のオンラインは朝お一人、夜三人。

新潟、大阪、東京、長野。こんなぼくに日本中のさまざまな職域の方が、大切な話をしてくれる。ありがたいことだと思う。

 

27 八校をプリントアウトして読んでいる。今回で終わりにしたい。出版する。4年半。

 

28 雨の音。寒い夜は、好き。もっともっと寒くなれ!

 

29 こんなに美しい朝なのにバス車内の誰もあの富士山を見ないんだなぁ。

 

30 映像の世紀バタフライエフェクト「ジェノサイド 虐殺と黙殺」。とても良かったが、でもルワンダの問題の描き方など、残念だが、とても不十分だと思う。歴史に中立はあるのか、史実などというものは本当にあるのか。かつて安藤豊さんがぼくにボソリと呟いた問いが、今もずうっと刺さっている。

 

31 6年目に突入したばん走。休み時間に児童に群がって白髪を抜かれたのは今日が初めてだな。

 

32 少し遠回りする。いろんなことをわすれてしまうんだな。

 

33 東横インの部屋の鏡に映る自分の顔が土気色している。疲れているのだろう。

 

34 言っている事の意味はぼくなりに理解しているつもりだが、でも、それでは僕がこの数年見ている光景を解決できないだろうと思う。人材という言葉は嫌いだが、まあ学校には人は足りていない。標準的な教員層のラインも年々下振れしているのだから、本気で一定以上の質の人を増やしたらいいと思う。これには大きな政策転換が必要、政策転換というかマインドセット。そのためには、学校から数値達成とは別の質感を伴った実践が溢れ出さねばなるまい。まあシステムを作るよりこっちの方が難しいかも知れないが、でも本来学校の先生は目の前のたった一人の子どもの話を豊かにする人であったはずだ。ちょっとわかりにくい話になったが、要するに教員はたった一人の子どもの話を豊かに話すことで総量的な達成値だけを求められる状況に爽やかに反論したい。そうすることで質の高い人材を学校に確保するマインドを醸成したい。

 

35 3時間半のこだま。結局何一つ出来ずに昏睡していた。何もできないほど疲れていたようだ。

 

36 朝3名の方と1on1オンライン対話(お一人は体調不良で再調整)。それぞれ話し方(相談の仕方)も全然違う。ぼくはいつも相手が話したいことが本当何なのかを探っている。その結果、導き出されたものは、多分概ねそうであることも、全く違っていることもある。難しい。

 

37 1on1オンライン対話後は届いていた佐々木ののかさんのメルマガを読む。ぼくは書くことで誰かを傷つけるのではないかとずうっと怯えている。実際に傷つけてしまった経験も深手なのだろう。ののかさんのように自分の納得の範囲である程度閉じたメディアを必要としているのかもしれない。かつての書き続けた個人通信は、ぼくにとってそういうものだったのだなと思い知る。

 

38 ぼくは何度か職場の真ん中で怒った。ただし若い時以外はいつも確実に勝てる読みの中で怒った。事実どの場合も勝ったと思う。嫌な奴だった、自分。でも少し長い目で見ればそれはいつも関係の挫きを産んだ。最後はいつも、悲しい奴になった、自分。怒るのは宣戦布告。そして戦争が産むのは悲惨な感情だ。

 

 

39 来月でフォロワー4300人かな。3ヶ月100人位増える感じ。特に炎上もブースト?もない。コンサルに相談してフォワーを増やすようななこともしない。ここは呟きの場。ふと呟きたくなったことの積み重ねを気にいってくれる人がつながってくれて嬉しい。そうっと届く言葉を呟くの。忘れないように、自分へ。

 

40 10月も後1日か。10月を生き残ったように11月も生き残りたい。辛いけれども。

 

41 朝から放散痛。救心を飲む。本の最後の校正確認をした後、最後に残った6年生のクラスの作文へのフィードバックを書く。どの作文もとてもとても面白かった。一つ残らず、ぼくには書けない作文だった。人間の「表現」に出会うと、痺れる。

 

42 ぼくは結局舘野泉さんとは縁を結べずに過ぎてしまうのかな。

 

43 来年も体力的にはギリギリの生活になりそうだな。書きたいのだけれど、そんな時間はなさそうだな。

 

44 KANからはBilly Joelへの愛が溢れている。沢山のアーティストがBillyに影響を受けたけれど、KAN ほど身体化出来た人はいなかったと思う。東京ライフはもちろんニューヨーク物語(TURNSTILES ではない!)へのオマージュだが、それがちゃんとご飯の匂いがするレベルになったのは彼だけだ。

 

45 この時期の6年生は色々と授業の舵取りが難しくなっていくと、由香里さんが言っていたのをふと思い出した。それでも彼女は、ずうっとそのように、していた。ぼくも一瞬怯みそうになったけれど、やっぱりそのように、しようと思う。