すぽんじのこころでつぶやく 2023年1月下旬

1 明日の「『鳥獣戯画』を読む」の授業では、みんなでパラパラ漫画を作る、もちろん、教科書で。

 

2 昨日も今日も2本遅い。ものすごい人。みんなぼく同様出勤が少しずつ遅れてこの時間に滞留しているのだろう。担任陣はもっと早い時間から学校に来ているのだから本当に頭が下がる。

 

3 片岡球子が見たかったが、体力の限界だった。来週行ける日があるかなあ。

 

4 子どもたちはそもそも教科書でパラパラ漫画遊びをしたことがないってことがわかった。遊び方がわからないのだ。パラパラもできない。おもしろい。

 

5 遊びという広大なフィールドの前で足がすくんでしまう子もいるのである。

 

6 なぜ関東の人は宿泊学習を移動教室というのですか?

 

7 花粉だ、と思う。。。

 

8 今日の続きが明日だ。明日の続きが明後日だ。この当たり前のことを、ぼく(ら)は頻繁に忘れる。

 

9 若い時から社会活動・社会活動にたくさん触れる関わる機会があってよかった。幾つかの手痛い経験も経て、ぼくは政治に巻き込まれないための政治的振る舞いがかなりの程度できるようになった。

 

10 今日は初めてタブレットを教室で使った。小さいけれど巨大な一歩だった。作文資料を電子黒板に資料提示した。ようやく昨日ぼくにもアカウントが支給されたのだ。

 

11 良いも悪いも、まずは使ってみなくてはどうしようもないんだもの。そういう経験主義を批判する立場も知っているしすごいと思うが、ぼくは根っからの実践者であり、いつだって動きながら動かしながら考えてきた。

予定より一年遅れたけれど、タブレットをどんどん子どもと一緒に使っていこうとおもう。

 

12 永山で人が降りて座ることができた。

 

13 後数日で56歳なので、50の手ならいどころから四捨五入して60の手ならいである 笑

 

14 サロベツ4号に飛び乗る。美深小学校に来るのはきっと今日が最後だと思う。ちょっと泣きそうだな。たくさんお世話になりました。ぼくはまだもう少しだけ先まで進みます。

 

15 ねぇ、お父さん。ではなくて。お父さん、あのね。だったらよかったなあ。鹿島和夫さんは偉大だな。

 

16 結局評価の話って活動の話でありカリキュラム設計の話であり、問いの話であり、何を見ているかという話なんだなあ。問いの訓練は、問いたいテーマに関わる言葉をいかに使わずに別な言葉を用意するかだと個人的には思っている。

 

17 私は署名を概ね信頼しない。簡単に書けるからだ。しかも書いた本人は対象者のことをよく知らないことがほとんどだが書いたこと自体は覚えている。一方対象者は誰が書いたのかもほぼ知らない。誤解のないように補足すると政策決定等に民意を反映する署名には一定の効力があるとも思う。だが減刑・恩赦といった署名は理解に苦しむ。

 

18 詳しくはnoteマガジンの1297号を読んで欲しいのですが、個人通信の再開を決めました。今月この号までのみ無料。その後は100円だけいただきます(その理由も1297号に書いてあります)。どうぞご購読ください。

 

19 今日のドキュメント72時間もとても良かった。今日はお好み屋さんだったけれど、でも、そこを核にした長田の人たちの話だった。

 

20 いつも左足の靴紐ばかりほどけるんだ。

 

21 ずうっと寝ている。相当疲れているのだろう。せっかくの機会なのでやりたいなと思っていたことは10%くらいしかできなかった。あさひかわ新聞原稿だけはなんとか書けたし1on1もしっかり話せたから、ホッとしている。

 

22 自分の性格はなかなか偏屈だなと自分でも思うがまあ仕方がない、それでもって一つ一つ吟味しながらやっとここまで歩いてきたのだもの。

 

23 昔からよくわからない存在であるウォーホルを日曜美術館で見ている。

 

24 Twitter上の黒板も授業WBも多くは内容レベルがすごく高い。難しい言葉がたくさん使われて、一段深い階層の気づきや読みが書かれて(描かれて)いるものがほとんどだ。ぼくが長い経歴の中で接してきた子どもたちの実態とはかけ離れていて眩暈すらする。自分の授業力の低さを突きつけられる感じがする。

 

25 この時期の宗谷線の美しさは筆舌に尽くし難い。豪雪、寒冷、野生動物、運行の障害も山のようにあるし、運転手は厳しい集中力を求められるのだと思うが、一方で圧倒的な美しさと厳しさに魅了されているのだろうとも思う。

 

26 声の制御を指導するのは「声の制御」が「感情の制御」につながっているからと説く記事。ああ、と思う。「感情の発露」が「声の発露」に繋がるんだろうに。。。教室で当てられて蚊の鳴くような声で発表する子の声の形を考えてみるといいよ。あなたは自分をものさしで測られたいかという話だよなぁ。

 

27 富士見台も月見ヶ丘も、もうほとんどの場所が、今はそれは見えないんだよな。

 

28 シジュウカラも渋柿を食べるんだな。

 

29 「個別最適な学び」・・・結局学校教育の延命のために使われていく感じがする。タブレット導入で爆裂邁進する子どもたちを見ていて、これを「個別最適な学び」って言葉で表現するとはなんと都合がいいのだろうと思う。少なくともフリースクールでは使わない方が良さそうな言葉ですね。

 

30 小6ー中1のタブレット、アカウント引き継ぎ問題がクローズアップされている。ぼくの長い友人が徳島の山奥で精力的にGIGAに取り組んできた。彼の学校は小中併置校。ぼくも経験があるが、このサイズの学校には小中の垣根を越える手がかりがいっぱいあるよね。

 

31 今夜は4名の方と1on1オンライン対話。今日の方々とのお話は知らないことが多くてとても刺激的だった。ぼくが得した夜だった。ただ終わった後は過集中だったようで、かなりぐったりしてしまった。

 

32 藤女子大学。ななかまどにツグミ。今年も5回の講義が終わりました。お世話になりました。

 

33 「血税」って言葉は、いつ頃からこんなに多用されるようになったのかな。「税金」でいいと思う。そもそも「税金」に「血」をつけちゃう感覚っていうのは「血の出るような苦労」とかの「血」なんだろうから、搾取されている、搾り取られているという実感があっての言葉なんだろうな。まずは搾り取ってる側にちゃんと文句を言ったほうがいいんじゃないかな。

 

34 「評価」を「評定」をつけるためにひたすら細分化して収集しようとする状況を、なんとかしたい。

 

35 すごい雪だった。久しぶりに除雪。手が痺れている。

 

36 わたしゃ、どのあたりをどんなふうにぼちぼちあるけばいいのだろうかね

 

37 そうだ。スノーシューでどこまでも歩きたいな。

 

38 ぼくは、三浦瑠麗氏の様々な発言にほとんど賛同できたことはないが、今回の突如湧き起こるメディアの掌を返したかのようなバッシングには、恐ろしさしか感じない。

 

39 横浜の公立小学校で働く自分は、自分でもびっくりするほどの衝撃を受けている。関東圏の公立小学校の6年教室の「2月1日」に。公立小中学校はあらゆる角度で深手を負っているんだ。北海道の田舎で生まれ育ったぼくは、本当のところは、このあらゆる角度からの傷付きを、知らなかったのだと思う。

 

40 日本の教育への公的支出の少なさはしばしば話題になるが、本当に、いろんなところに歪みを生んでいるのだと実感する。こんな状況は全然幸せではないなあと思う。子どもも保護者も先生も。

 

41 先日信頼する若い友人と最近の教育映画について対話した。要するに作品として見るに値するものになっているのかという話だ。例えばニコラ・フィリベール監督が仏の聾学校を撮った「音のない世界で」を見た方ならぼくの問いがわかっていただけるのではと期待する。メッセージを伝えたい気持ちはわかるが、映像作品としての質はちゃんと問われるべきだ。これは実は昨今の学校絵本ブームにも同じようなことを感じている。ぼくは質の高い絵本も、残念なものも、ちゃんとあると思う。そして教室ではそういうことを大切にできる教員でありたいと思っている。読み方についての議論や道徳的なメッセージの話ばかりしてはいけない。