最近読んだ本から その40

前回紹介した『カルチャロミクス』と少しだけ時期がずれて読んでいた。併行して読んでいた時期もあったので、両者の違いが際立って感じられた。こちらの本は、日本語で書いているのに、全然わからなくなってしまうほど難解なのだ。でも、こうした難解な本は、黙って語り口に乗っかって読み続けていくと、あっと、言わんとしている感覚が身の内に寄せてくる瞬間がある。言うなれば、ぼくとこの本(語り手)との「あいだ」に、ぼくが間違いなくいると感じられる瞬間があるのだ。本を読む感動・本と出会う至福、そういうものが、ある。ぼくが読んだのは、下記のものではなく、初版のもの。

ご恵送いただいた。ICTと向き合う、活用するという構えを、わかりやすく伝えてもらった。面白かったのは、巻末の学級づくり奮闘記。もっともっと一つ一つの気づきの背景にあるエピソードが語られると(解像度が上がると)さらに面白いなあと思う。