2022-01-01から1年間の記事一覧

アートを旅する 2022年4月下旬

○名寄市民少年少女オーケストラ第5回記念演奏会(名寄 En-Rayホール) 初回の演奏会から、タイミングが合えば必ず足を運ぶようにしてきた演奏会。コンミスの女の子をはじめ団員の成長が見えることは喜ばしい。彼らはみんな人生のこのほんの一時のかけがえの…

すぽんじのこころでつぶやく 2022年4月下旬

1 ここ数日は外に出るたびに鼻水が出る。膝が痛む。 2 ルトスワフスキのチェロ協奏曲。ペレーニ。ジョルジ・レヘル&ハンガリー放送響。ペレーニはこの曲をベルリンフィルの定期でも弾いているはず。 3 突哨山。今年は今日だけかなと思いながら裏手から入る。…

最近読んだ本から その42(追記)

作文教育に関しての本をいくつかまとめて読みなおした。久しぶりに必要に迫られた読書である。 見たこと作文でふしぎ発見―たのしい作文の授業づくり (ネットワーク双書) 作者:上條 晴夫 学事出版 Amazon クラスを育てる「作文教育」 書くことで伸びる学級力 …

アートを旅する 2022年4月上旬

○石上真由子と仲間たち(東京芸術大学旧奏楽堂) ブロッホ、そしてやはり今聞くメシアンが良かった。石上さん、しばらく時々追いかけて聞こうかなと思う。 ○ミロ展(Bunkamura ザ・ミュージアム) ミロは、アートに触れる喜びをぼくに教えてくれたいくつかの…

すぽんじのこころでつぶやく 2022年4月中旬

1 始まりました。具体的に帰属する集団があるというのは、とても久しぶりです。 2 白くまを喰っている。何に困るのかその瞬間までわからない、一つ一つアクションすることに勇気がいる、そういう新卒者の苦しさを疑似体験できる立場に身を置くことができて、…

すぽんじのこころでつぶやく 2022年4月上旬

1 学校はほんとにやばい場所になっちまったな。地方の学校の人事崩壊ぶりをちゃんと面で捉えている政治家や行政官はどのくらいいるんだべかね…。 2 ぼくが心密かに将来を嘱望してた支援畑の教員も退職してしまった。とてもショックだ。 3 ぼくの新年度は今日…

2022年講座予定(4/24更新)

この通りにまわれるかどうかわかりませんが、コロナ下でも予定の半分以上は実施できたので、次年度は完遂したいと思っています。全て自前で会場も押さえ、少人数で開催します。直接話ができ、何かが手渡せそうなサイズの研修会しか行いません。引き続きオン…

最近読んだ本から その41

これまでも何度も読み直してきたこの本を読む。七生養護学校の性教育指導への政治介入と君が代不起立問題の本と捉える人も多く、事実そうでもあるのだが、実は、この本は豊かな実践の記録の書なのである。これまで何度も読み返してきた本、今日この年度がわ…

アートを旅する 2022年3月下旬

○東京芸術大学奏楽堂モーニングコンサート2021年度第13回(東京芸術大学奏楽堂)山下一史、藝大フィルハーモニア管弦楽団、守屋紗弥、城野聖良来年はぼくの働き方の関係で聴きにくることが出来なさそうな、モーニングコンサート。今回はフンメルのトラ…

すぽんじのこころでつぶやく 2022年3月下旬

1 なぜだろう。不意にホームで、若くして亡くなった友人二人を思い出して、とても悲しくなった。新卒期から夢や願いを語り合った友人だった。見須くん。五十嵐くん。あの頃よりも学校教育の真ん中で夢や希望は格段に語りにくくなったけれど、ぼくはまだちゃ…

2021年度が終わります

苦しい一年間でした。 今年度の実績は、 講座47回 小学校97校(回) 中高等学校16校(回) 大学9校(回) センター等1回 でした。 ぼくは元々、公の施設等に呼ばれることは少ないのですが、今年度は特にコロナでそうした機関の仕事はほとんどなくな…

最近読んだ本から その40

前回紹介した『カルチャロミクス』と少しだけ時期がずれて読んでいた。併行して読んでいた時期もあったので、両者の違いが際立って感じられた。こちらの本は、日本語で書いているのに、全然わからなくなってしまうほど難解なのだ。でも、こうした難解な本は…

ウクライナ大統領演説とか、ダークツーリズムとか・・・

ウクライナ大統領の国会演説については、ぼくの中でどうにも整理がつかない。よくわからない。そもそも戦地の大統領が戦争中に他国の議会で演説するという状況は、オンライン化された世界で初めて実現可能になったことだ。これまでは考えられなかった、つま…

アートを旅する 2022年3月上旬

イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜―モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン(あべのハルカス美術館) レッサー・ユリィというぼくにとっては未知の画家に魅せられた。イスラエル博物館の所蔵品の質は大変高いことを知ったが、中でも今回はもう絶対ユリィだ…

すぽんじのこころでつぶやく 2022年3月上旬

1 ぼちぼち出発。今日の現場も昨日同様素敵な教室ですが、「素敵の形」は全く違います。同じような集団を作ろうとするベクトルは、幸せな結果を生まないと、実感します。子どもたちと良く話し合い、大人として丁寧な(過剰ではない)まなざしを向ける。そこ…

カタリストfor edu「初任者へおすすめの一冊」のお蔵入り原稿も紹介します

毎年お世話になっているカタリストさんの初任者へのおすすめの本紹介。今年も先ほど、書いたものが公開になりました。 実は、今年は、先に一冊別に原稿を書いたのですが、残念ながら在庫切れなのです。初任者の方がすぐに手に入れやすい本がいいなあというこ…

2022年度講座日程案(3/16変更)

この通りにまわれるかどうかわかりませんが、コロナ下でも予定の半分以上は実施できたので、次年度は完遂したいと思っています。全て自前で会場も押さえ、少人数で開催します。直接話ができ、何かが手渡せそうなサイズの研修会しか行いません。引き続きオン…

最近読んだ本から その39

ビッグデータの分析によって初めて歴史の上で起こっていたことがクリアになる(発見される)ということはすごいエキサイティングだな。 ただ、書かれていることのつながりはよくわかるのに、とにかく読み進めるのが苦痛なくらいにつまらなかったのも事実だ。…

撤退戦を生き延びる・・・11年目に

11年前の震災を契機に、ぼくは、初めての単著を書き、以降数冊をまとめて出版していきました。それまでは断り続けて仲間との共著しか出さないと言ってきたぼくにとって決意の転機でした。特に原発事故は衝撃であり、持続可能な社会に本気でシフトしていく…

授業づくりネットワークNO.41(通巻349号)「コロナ世代の教師と学級開き 」完成しました。

今回も巻頭座談会から渾身の中身です。大前暁政さん。佐々木陽子さん、樋口綾香さん、佐々木潤さんに登場願いました。もちろん他にも授業づくりネットワークらしい多様な執筆陣で編んだ一冊です。 コロナ世代の教師と学級開き (授業づくりネットワークNo.41)…

2022年度月曜日から水曜日の午後の時間のこと(ご要望があれば)

次年度の日程がほぼ確定しました。 さて、それで・・・。既にいくつか打診があるので書いておきます ぼくは横浜の小学校に月曜日から水曜日の3日間、基本的には午後の早い時間まで勤務予定です。 その場合、横浜市内、多摩地区、JR,東急沿線の都内、につい…

1on1オンライン対話。若干名ご希望を取ります。(3/14、多数ありがとうございました、締め切りました。)

多数ありがとうございました、締め切りました。 ぼくは数年前から全国の学校教育周辺の人たち(教員とは限りません)とオンライン対話を続けています。現在は約60名の方と月70回強程度実施しています。新年度を迎えますので4月からこの対話を希望する方を若干…

2022年度4月からの学校ばん走日程です(4/10)

2021年11月に次年度の方向・内容について下記にまとめました。 さて、それで、具体的なことが決まってきましたので、お知らせします。 まず月曜日から水曜日に入る小学校は横浜の公立小学校。ぼくが暮らしているところからは少し遠いですが頑張って通…

アートを旅する 2022年2月

2月はアートの欠乏が深刻だった。毎年苦しい時期なのだが、これが苦しさに拍車をかけていたのかなと思う。 ・シンフォニエッタ静岡第69回定期公演(第14回東京定期公演) 2022年2月18日(金)三鷹市芸術文化センター 風のホール 知られざるフレンチ系音楽を…

すぽんじのこころでつぶやく 2022年2月下旬

1 学校における「仕事術」が「生き残りのための仕事術」になったのは野中信行さんの最初の本出版がくっきりとした境目であると思う。野中さんの本は2004年刊行。あれから18年になる。ただただ生き残るための仕事術本がこれほど流布することになると、…

悲歌のシンフォニー

悲歌のシンフォニー。 この演奏がぼくには最も沁みる。かつて東と西を分ける境界はポーランドだった。 今はウクライナ。ウクライナ人によって、次の悲歌のシンフォニーが生み出されることのないように。まとめて聴けるといいのだが、この演奏は、三つに分か…

最近読んだ本から その38

林さんが、先日講座にわざわざきてくださって本をくださった。こうした教育書を読むことが極端に減っているのだが、面白く読んだ。基本的にはリフレーミングの本、なのだが、林さんが教室で「見つけた」言葉だけが丁寧に文脈と共に語られていることが好まし…

すぽんじのこころでつぶやく 2022年2月上旬

1 安藤裕子。”shabon songs”。2007年。そうかあそこからもう15年経ったのか。 2 オカルト・ナショナリスト、か。 3 みなさん、どうぞ正気で。正気とは、自分で納得して優先順位を決めて決定できる精神状態のことだと思います。 4 不平等を許さない方法を学ん…

最近読んだ本から その37

平成12、3年頃、実家に出戻っていた時期のこと。 仕事が終わって実家に戻ると、客がいた。どこかで見たことがあるような品の良い女性と、そのお付き風情の人の二人。伊藤忠財団が東京子ども図書館と共同で行っていた全国の文庫活動の大規模調査の一環の聞…

最近読んだ本から その36

ぼくは広尾町在住の頃、隣町のべてるの家に何度か足を運んだ。べてる関連の書物をたくさん読み、べてるの家の在り方や向谷地生良さんの発言、当時はここ以外ではほとんど話題に上ることのなかった当事者研究に魅せられた。2000年くらいの頃だ。民間教育…