アートを旅する 2022年10月下旬

・ラトヴィア放送合唱団(武蔵野市民文化会館) 衝撃的だった。硬質で安定的な響きとピッチによる歌声は、特に現代楽曲との親和性が圧倒的だ。呆気に取られるほどの「凄演」だ。一方で、ブルックナーのモテットとか、なんだろうこれは・・・ぼくが聴きたい滋…

2023.4−2024.3ばん走希望について、みなさんの申し込みを受け付けます(11/24更新)

次年度(2023年4月ー2024年3月)のばん走希望を受付開始します。ただし、土曜授業以外はほぼ難しい状況です。3月終わりに若干のキャンセルが入る可能性はあります。 昨今の社会情勢、自分自身のそこにかけるさまざまな資本を考えると、今年度まで5年間と…

すぽんじのこころでつぶやく 2022年10月下旬

1 ノット&東響。話には聴いていたが、名演。第二ヴァイオリンが一人倒れる衝撃的な出来事もあったが、ものすごかったよ。拍手鳴り止まず。木管と金管の充実に驚く。ファゴットすばらし。 2 昨日の東響&ノット。舞台上で奏者が倒れた件。ぼくは舞台のすぐ上…

次年度(2023年4月ー2024年3月)のばん走希望を受付開始します

次年度(2023年4月ー2024年3月)のばん走希望を受付開始します。 昨今の社会情勢、自分自身のそこにかけるさまざまな資本を考えると、今年度まで5年間と同じ条件ということでは難しい現状です。次年度の条件についてお話していきます。エントリーに際して…

アートを旅する 2022年10月上旬

○パシフィックフィルハーモニア東京(サントリーホール) 話題のかてぃんさんによる日本初演のアデスのピアノ協奏曲。現代の楽曲としては少なくとも聴いている側にとってはずいぶん穏当な曲。最も楽譜は大変らしい。かてぃんさんは完全暗譜、これはすごい! …

すぽんじのこころでつぶやく 2022年10月上旬

1 学校を訪問する時最寄駅から距離があると車でお迎えに上がりますと声をかけてくださる。でも概ね丁重にお断りする。学校までのアプローチの中にたくさんの情報がある。建物、道行く人、風の匂い…そういうものを感じてそこからリフレクションに繋がる手がか…

アートを旅する 2022年9月下旬

アートが足りない。 楽しみにしていたクロノスSQは来日できず、中止。結局ルイージ&N 響のみ。でもその演奏は素晴らしかった。 ・ルイージ&NHK交響楽団(所沢ミューズ) ルイージは数年前のPMFとのマーラー(悲劇的)以来。当時はあまり思わなかったのだが…

すぽんじのこころ 2022年9月下旬

1 昨年今年は学校長が病んでしまっているという話をよく聴く。病んでいる学校長はお気の毒だがそれがパワハラ指導の形で職場を直撃するケースも多く極めて深刻だ。職場(職員)の個別化(分断)が進んでいる所も多いので職員集団として指摘や申し入れ、報告(告発…

学校ばん走の現況(2022−2023)9月末現在

月曜日から水曜日まで当初の予定通り横浜の公立小学校に入り、高学年の国語専科、そして特別支援も一部担当しています。ぼくが暮らしているところからは少し遠いですが頑張って通います。 そういうわけでばん走は、木曜日と金曜日のみ。それに横浜から交通機…

9月ー11月の講座予定です(作家の時間、極私的ブックトーク、自著ブックトーク、座談会などなどの企画です)

9月ー11月は、作家の時間のこと、極私的読書体験ブックトーク、自著のブックトーク、そして、新しい本に所収するための公開座談会など、盛りだくさんです。まだ申し込みが開始になっていないものもありますが、名寄、稚内、阪急園田、国立、横浜・あざみ…

授業を見るということ

先日、数年ぶりに山崎正明さんといろんな話をすることができた。ぼくが1日授業・学級公開を続けていたことは、そしてぼく自身が山崎さんの美術教室を一日見せていただくために千歳まで赴いたことが(二度お伺いした、授業づくりネットワーク誌にその記録も…

アートを旅する 2022年9月上旬

○真夏の音楽会 vol.5 大谷康子と楽しむ音楽の旅~イギリス~(練馬文化センター大ホール) 練馬区民になりすまして(笑)聴いた。いやあ、N響が弾くグリーンスリーヴス、威風堂々・・・しかも指揮は原田さん、最高だ。でも何と言ってもこのために行った、大…

すぽんじのこころでつぶやく 2022年9月上旬

1 藤川真弓。素晴らしいモーツァルトの協奏曲集。 2 大原、か。胸がギューっとなる響。ぼうっとしていたらいすみ鉄道に乗り損なってしまった。 3 いすみ市。そして茂原市での仕事が終わった。若い友人の奮闘を間近に見ることができて本当によかった。 4 ノラ…

最近読んだ本から その46

この夏はまるで本が読めなかった。いくつか持ち歩いていた本も、途中から全然読めなくなった。8月は児童書を入れても10冊を下回る有様だった。書くのもつらかった。今もそれら全ては改善されていない。 ・青山新吾『エピソード語りで見えてくるインクルー…

アートを旅する 2022年8月下旬

第69回写真道展 名寄市民文化会館エンレイホールで。巡回展がきているとは知らずたまたま見た。丁寧には見ることができなかったが、なんというか、写真もまた良いものとそうでないものとは、実は比較的容易に区別がつくなあと思う。無論被写体へのぼく自身の…

すぽんじのこころでつぶやく 2022年8月下旬

1 少し前から、平河エリさんのLGBTQに関する一連のtweetとそれに対する反応を丁寧に読んでいる。困ったなあと思うのは、様々な立場乱れ飛ぶ中で、初めて聴く用語、耳にしてはいるが微妙な違いやニュアンスが理解できない漢語、外来語が、頻出することだ。ぼ…

アートを旅する 2022年8月上旬

帰ってきた木田金次郎(木田金次郎美術館) 没後60年。岩内の町にやってきて金次郎の作品に触れた人たちの幾人かは、様々ないきさつによって自分の手元にやってきた作品をここに寄贈する決心をしていく。金次郎は東京も知っている。そしてそこから地元へと戻…

すぽんじのこころでつぶやく 2022年8月上旬

1 そうだな、ぼくにも長いこと風が吹いていない。 2 奥尻から採水したボトル。ありがたくいただいて眠る、どこの水でもいいぼくの体は大雑把で、凡庸だ。ぼくらが汲んで行った水をちゃんと断って、田中信昭先生はこれが合うのですと言って、鞄の中からヴォル…

8月ー9月の講座の申し込みを開始しました(札幌、阪急園田、名寄、国立2回、千葉・茂原、横浜・あざみ野、大宮、市川・本八幡、徳島、甲府)

8月と9月は、授業づくりネットワークの最新号を読む会、活動中心の国語授業を体験する会、今年度取り組む作家の時間の様子をお話する会、そして古い友人4名を招いてのミニ講座+座談会形式の会など盛りだくさんです。札幌、阪急園田、名寄、稚内、国立2…

メールマガジン”放課後〜小泉周二の詩と散文〜ご存じですか?

詩”水平線”が教科書に掲載され、広く知られている詩人小泉さん。長くメールマガジンを発行されています。視力がほぼ無くなった後も、支援する方が発行を続けていて、これは、本当に気持ちが明るくなることの多いメールマガジンです。メールマガジンはもう限…

アートを旅する 2022年7月下旬

○大阪交響楽団定期演奏会 コンマス森下幸路さん、指揮ガブリエル・フェルツ。 前半は、ブラームスの悲劇的序曲と二重協奏曲(白井圭と門脇大樹)。なんというかものすごい田舎臭い! こういうの好き。感激! 実に温かい。ソロの二人の水準、ことに白井さんはや…

すぽんじのこころでつぶやく 2022年7月下旬

1 名寄線。永山まではビロードモウズイカ。あんなにたくさんあったオオハンゴンソウはずいぶん減ってしまったように思う。 2 リベラルのリベラル同士の攻撃し合いは既視感満点だと思っている。それはかつての新左翼の内ゲバのようだ。市民的支持の減退と内部…

最近読んだ本から その45

とにかく本が読めなかった。余裕のない時に本が読める人はすごい。読書力の地力が違うのだと思う。堀裕嗣さんに誘われて『THE 読書術』という本を以前に書いた。これはなかなか良い本だったが全然売れなかったものと思うが、ぼく以外の名うての読書家の読書…

8月の講座(札幌、阪急園田、名寄、稚内、国立)の申し込みを開始しました。

8月は、授業づくりネットワークの最新号を読む会、活動中心の国語授業を体験する会、今年度取り組む作家の時間の様子をお話する会、そして古い友人4名を招いてのミニ講座+座談会形式の会など盛りだくさんです。なお、作家の時間の様子をお話しする会につ…

アートを旅する 2022年7月上旬

●エコミュージアムおさしまセンター アトリエ3モア 砂澤ビッキに会いに行ってきた。やがて朽ちていくものを、朽ちていくプロセスごと見るということ。若いアーティスト川村未紗さんの個展も開催されていて、非常に目を引く人物がであった。何というのだろう…

すぽんじのこころでつぶやく 2022年7月上旬

1 一緒に見る人がいるとなまら学びが深いな。まして郡司さんだもの。こりゃ最高だ。 2 オオジシギの声が聴こえる。湿った夜。 3 子どもたちに良い笑顔を見せられるように。ユーモアがちゃんと教室にありますように。 4 それにしても飛行機が高いよ。高度じゃ…

授業づくりネットワークNO.42(通巻350号)「学校にプレイフルを取り戻す」

授業づくりネットワーク最新刊が出来ました。 アマゾンからも間も無く発送できます。 今号は理事と熟慮の上、特別活動に絞り込んでいたテーマ案を一度ゼロベースに戻して議論し、「プレイフル」をキーワードに学校の豊かさを取り戻すための提案を集めようと…

アートを旅する(2022年6月)

・フェルメールと17世紀オランダ絵画展&羽生輝展(北海道立近代美術館) ぼくも絵が描けたらなあ。たった一枚展示されていたフェルメールの絵はたしかに素晴らしかった。でも同時開催の静かな会場で見た羽生輝に心を鷲掴みされる。焦点の合わせようがない…

すぽんじのこころでつぶやく 2022年6月下旬

1 博多。今日は30度なのか。 今日は終日初めての学校。1日教室を見せていただけるのだが、放課後は会議・・・。リフレクションの時間は最大取れて20分しかないのだという・・・。 2 愛用のリュックを博多にも連れてきた。ぼくと一緒に数え切れない現場…

2022年度講座予定最新(6/27)

この通りにまわれるかどうかわかりませんが、コロナ下でも予定の半分以上は実施できたので、次年度は完遂したいと思っています。全て自前で会場も押さえ、少人数で開催します。直接話ができ、何かが手渡せそうなサイズの研修会しか行いません。引き続きオン…